更新日:2024年5月24日

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水道GLP

水道GLPと水道水質センターの取組み

 水道水質センターは平成18年2月28日に公益社団法人日本水道協会の審査により「水道GLP認定検査機関」に認定され、令和4年4月から6月にかけた審査により、8月28日に4回目の認定更新がされました。GLPは「Good Laboratory Practice(優良試験所規範)」のことで、試験所が実施する分析や試験が適正に実施されたことを証明できる基準を定めたものです。審査の結果、試験所がその基準を満たしていることが認められると、GLP認定検査機関となります。水道分野以外でも、食品分野・医薬品分野・化学物質分野の試験所等で、それぞれ試験所に要求されるGLPが定められています。

 水道GLPはISOにおける品質システム9001に、試験所システム17025の要素を加え、水道水質の試験所に合わせたGLPと言えます。組織的にはPDCA(Plan・Do・Check・Action)の品質管理システムを構築し、さらに試験所の技術面も常に管理することで、分析能力の維持と向上を実現化するものです。

 水道水質センターでは、水道GLPのために、次のことを行っています。

  1. 分析技術者としての教育と技能審査
  2. 作業環境の適正な管理
  3. 装置の適正な管理
  4. 薬品の適正な管理
  5. 標準作業手順書の作成と順守
  6. 定期的な精度管理
  7. 定期的な監査とシステムの見直し

 これらのことを実施し、実施経過を文書で記録しています。これらの作業で生じる記録文書は130種類以上になります。

 このように水道GLPに則して実施した水質検査結果は、水質検査結果書に「JWWA GLP Accreditation」(日本水道協会GLP認定)のロゴが入ります。

水道GLPマーク

 

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