ホーム > 観光・名産 > 観光・レジャー > 観光・名所 > 観光ポータルサイト「旅たび相模」 > 古民家岸邸
更新日:2024年5月1日
ここから本文です。
古民家岸邸は、明治24年の建造と伝わる寄棟造瓦葺木造二階建ての市指定有形文化財です。建物に使用されている木材の質が極めて高く、職人が手をかけて作った欄間彫刻や赤色ガラスの市松模様も見どころ。
古民家岸邸は、明治24年の建造と伝わる寄棟造瓦葺木造二階建ての市指定有形文化財です。建物に使用されている木材の質が極めて高く、職人が手をかけて作った欄間の彫刻や赤色ガラスの市松模様なども見どころです。
【住所】厚木市上荻野792-2
【交通】小田急小田原線「本厚木駅」から神奈中バス「久保」バス停下車徒歩5分
【問合せ】あつぎ郷土博物館:046-225-2515
その場にいると、まるで時代が遡ってしまったか、と思うほど、浪漫を感じさせる文化遺産。それが古民家・岸邸です。
指定の駐車場が用意されています。
駐車場から岸邸を望む。門へと続く、黒塗りの木塀。
古民家・岸邸の「薬医門」。なんとも言えない重厚感。
正面奥に見えているのが主屋です。
岸邸の主屋は、木造2階建ての造りとなっており、屋根は「寄棟造瓦葺」です。明治24年(1891年)に建てられたと考えられています。
使用されている木材の質は極めて高いもので、その仕上げも当時の職人が丁寧に、入念に仕上げていることがわかります。
外側から見た玄関。「式台玄関」と呼ばれる様式のもの。
室内から見た玄関。
幕末・明治期の書家、巌谷一六氏の筆となる襖。
深い床の間をもつ座敷「付書院」の欄間。
少しも手を抜かない造作。それは時を経ても色褪せません。
神奈川県県央地域の古民家をいくつか訪問したが、これだけ作りがしっかりした階段は初めて。
狭くて急な作りは古民家そのものだが、手すりをはじめとする構造・仕上げが素晴らしい。
2階座敷の天井に使用しているのは、3尺幅の神代杉等です。その質は極めて高く、しかも2階3部屋の天井に同じ素材が使用されていますが、どれも仕上げ方法が異なっている、という手法。当時の職人達がどんな思いでこの建物を造ったのか、感動すら覚えます。
和室が連なる2階に、がらりと雰囲気の違う部屋があります。大正末期から昭和初期にかけて増築された「一間洋館」と呼ばれる部屋です。通常、このような部屋は玄関横に作られるものですが、岸邸では2階に作られています。非常に珍しいやり方で、岸邸の特徴の一つとなっています。
赤色ガラスの市松模様の窓。モダン・アートでも通用する斬新なデザイン。
建具職人が作ったとされる窓枠の様子。
細かな木枠とスリガラスでアクセントを表現。
ここだけ見ても、日本の木造家屋の質の高さが伺えます。
何気ない鴨居のところに施されている彫刻。これだけでも一見の価値あり。
古民家岸邸
平成10年(1998年)に岸重郎平氏から厚木市に寄付された旧邸宅は、当時の生活様式を色濃く伝える貴重な文化遺産として平成11年(1999年)から一般公開されています。
【所在地】神奈川県厚木市上荻野792-2
【TEL】046-291-0201
【開館時間】
4月1日~9月30日:10時から17時まで(入館は16時30分まで)
10月1日~3月31日:10時から15時まで(入館時間は14時30分まで)
【休館日】
毎月の月・火曜日(月・火曜日が祝日の場合は、翌日の平日)
年末年始:12月25日~1月3日
(施設整備等のため臨時に休館することがあります)
【入園料】無料
【アクセス】
最新情報・厚木市観光協会公式ページ(別ウィンドウで開きます)
南蛮屋ガーデン珈琲焙煎工場
創業以来30年以上続けている炭火焙煎の現場を見学できます。熟練を積んだ焙煎職人の技や四季折々で異なる焙煎の様子をご覧いただけます。敷地内の南蛮屋本店ではコーヒー豆のほかオリジナル焼き菓子を楽しめます。
飯山観音(長谷寺の観音堂)
坂東三十三観音の第六番札所で、市有形文化財の観音堂。正方形の平面を持つ、銅板葺の宝形堂です。縁結び観音として広く知られ、付近は桜の名所としても有名です。
企画調整部商工観光課(厚木合同庁舎内)
電話046-224-1111(内線2521から2523)
このページの所管所属は 県央地域県政総合センターです。