初期公開日:2023年9月26日更新日:2024年12月5日

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夜間定時制課程の適正配置について

質問

1.なぜ、夜間定時制課程の適正配置を実施するのですか
質問 2.夜間定時制課程の募集停止は、どのような過程を経て決まったのですか。III(ローマ数字の3)期計画の中で突然決まったことなのですか
質問 3.適正配置はどのような考え方で検討したのですか
質問 4.募集を停止する6校は、それぞれどのような理由で募集を停止するのですか
質問 5.6校の募集を停止することで、入学できない生徒もでてくるのではないですか
質問 6.なぜ、横浜翠嵐高校の募集を停止するのですか
質問 7.外国につながりのある生徒への支援はどうなるのですか
質問 8.夜間定時制課程の募集停止の周知は行っていますか

 

質問 1.なぜ、夜間定時制課程の適正配置を実施するのですか
回答

 「県立高校改革実施計画(全体)」(県立高校改革の取組の方向を示した計画。以下「全体計画」という。)を策定した、平成27年度時点での夜間定時制課程の定員充足率は62%でしたが、令和4年度は31%まで減少しています。

 入学者の実数は、平成27年度は1,063人でしたが、令和4年度は427人となっています。

 多くの夜間定時制課程では、2学級70人規模の定員枠で募集していますが、入学者が10人に満たない学校が、令和4年度で5校となっています。

 こうした状況を踏まえて、夜間定時制課程の適正配置に向けて、募集を継続する学校、停止する学校を決定しました。

質問 2.夜間定時制課程の募集停止は、どのような過程を経て決まったのですか。III(ローマ数字の3)期計画の中で突然決まったことなのですか
回答

 夜間定時制課程の適正配置を実施することは、平成28年に策定した全体計画の中で示しています。

 令和4年に、この全体計画の見直しを実施した際に行った、県民意見募集(パブリック・コメント)では、夜間定時制課程の適正配置について、県民の皆様からご意見もいただいています。

 また、県議会で、夜間定時制課程の生徒が少ない状況が議論された際には、適正配置について、III(ローマ数字の3)期計画に向けて検討していくことなどを説明しました。

 夜間定時制課程の募集停止については、令和4年9月に示したIII(ローマ数字の3)期計画案で明らかにしましたが、これは全日制の再編・統合と同様の手順です。

 計画案の公表後、県議会では、夜間定時制課程の現状、適正配置を行う経緯、志願者の動向、入学者数の推移、募集停止校を検討した際の考え方、学科の新設・改編等を行う理由、今後の入学を希望する生徒の受け止めへの影響などについて、審議されています。

質問 3.適正配置はどのような考え方で検討したのですか
回答  夜間定時制課程への進学を希望する生徒が、概ね1時間以内で通えることや、駅から比較的近く、交通利便性が高いことなどを基本に検討しました。
質問 4.募集を停止する6校は、それぞれどのような理由で募集を停止するのですか
回答  3に記載した考え方のもと、県全体にバランスよく、夜間定時制を配置し、夜間でも、支障なく通学できるかなどを考えて、募集継続校、停止校を決定しています。入学者の数だけで判断していません。
質問 5.6校の募集を停止することで、入学できない生徒もでてくるのではないですか
回答

 市立を含む県内の夜間定時制課程に入学する生徒は、ここ数年、700人程度といった状況ですが、令和4年度の募集定員枠は1,900人あります。

 6校の募集を停止した場合、定員枠は約460人減りますが、全体の募集定員枠は1,400人程度確保されていることになり、入学者の受け止めは十分可能と考えています。

質問 6.なぜ、横浜翠嵐高校の募集を停止するのですか
回答

 横浜駅に近い生徒の受け止め先として、横浜翠嵐高校と神奈川工業高校の2校がありますが、神奈川工業高校の方が利便性などが高いと判断し、横浜翠嵐高校の募集停止、神奈川工業高校への普通科設置を計画しました。

 神奈川工業高校は、東急東横線、京浜東北線、横浜線、京浜急行線の各駅から徒歩10分圏内にあります(最も近い東白楽駅からは徒歩3分)。

 横浜翠嵐高校との比較にあたっては、横浜駅からのバス、電車の運行本数、所要時間、通学費(バスと鉄道の通学定期代の比較)、通学路の状況(坂道か平坦か、人通りがあるかなどの安全性)などを総合的に判断しました。

 また、こうした利便性に加え、神奈川工業高校に普通科を設置することはできますが、横浜翠嵐高校に工業科を設置することは難しいことなども考慮しました。

質問 7.外国につながりのある生徒への支援はどうなるのですか
回答

 県内では、全日制の県立高校を含め、外国につながりのある生徒が多く在籍しています。

 夜間定時制においても、多くの学校に外国につながりのある生徒が在籍し、各校で必要な支援が行われています。

 具体的には、教材にルビを振るなどのほか、個別に学習を支援することや、学校によっては、日本語に関係した科目を設けるなど対応しています。

 外国につながりのある生徒への支援は、県全体で実施していく必要があると考えており、これまで各校に蓄積された教育活動のノウハウは、募集を継続する学校においてしっかりと継承し、県全体として底上げを図れるよう取り組んでいきます。その際、経験のある教員配置なども行っていきます。

質問 8.夜間定時制課程の募集停止の周知は行っていますか
回答

 令和4年9月に、III(ローマ数字の3)期計画案を公表した後、10月には、県内の公立中学校長等を対象とした説明会を開催し、計画案を周知しました。

 また、夜間定時制課程の一部募集停止を含む、III(ローマ数字の3)期計画の内容、取組を記載した県立高校改革に関するリーフレットを作成し、県内の国公立中学校に通う全ての生徒に配布しています。

 III(ローマ数字の3)期計画については、県教育委員会の県立高校改革についてお伝えをするホームページに、計画冊子の内容が閲覧できるよう掲載しています。

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