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更新日:2024年6月10日
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神奈川県立小田原城北工業高等学校の活動内容を紹介するページです。
本校は、創立62年目を迎えた県西地区唯一の工業高校です。「機械科」、「建設科」、「電気科」、「デザイン科」の4科があり、地域や社会の持続的な発展を担う職業人をめざし、確かな専門性を身に付けるとともに、卒業後は、幅広い分野の就職先や進学先で活躍できる人材の育成を行っています。今回は、建設科の取組についてご紹介します。
建設科の3年生で行う課題研究の授業では、「建築甲子園」への参加及び「新しい学校づくりに関する共同研究」を行っています。「建築甲子園」は、将来の建築を担う高校生を対象に毎年テーマが決められ、テーマに沿った用途の建築物を設計するコンペティション(競技会)で、令和4年度のテーマは、「地域のくらし これからの地区センター」でした。これまで学習した知識等を活用して3人1チームで協働して作品づくりを行い、3チーム出場したうち1チームの作品が令和3年度の準優勝からステップアップし、神奈川県大会で初優勝、全国大会に進み、奨励賞を受賞できたとともに、他2チームの作品も神奈川県大会で敢闘賞を受賞しました。はじめて「設計」について学習し、大会出場まで約半年という短い期間でしたが、3チームともに夏休みも含めて切磋琢磨し、優勝をめざして作品づくりを行った結果、このような成績を収めることができました。
また、「新しい学校づくりに関する共同研究」は、令和3年度から、小田原市及び本校のデザイン科とともに行っている研究です。これまでに学校における「トイレ」や「居場所」をテーマとする空間デザインについて、施設見学等も取り入れながら、より実効性の高い研究となるように実施してきました。研究成果については、毎年、小田原市長等に向けてプレゼンテーションを行い、市の施策に活用していただいています。
生徒は、これらの学びを通じて、専門的な知識、技術の習得のみならず、自ら課題を発見し、独創的に解決策を探求し、創造的に解決するための資質・能力とともに、ものづくりにおける「計画→実行→評価→改善」の評価サイクルについても活用できる力を身に付けることができました。
本校は、建設科の取組も含めて、生徒が豊かな人間性、創造性及び健やかな身体を養い、社会の一員として必要な資質を身に付けるとともに、専門的な知識・技術・技能を習得することをめざしています。
これからも、生徒の学びと成長にとって何が必要かという視点を最優先にする(スチューデント・ファースト)に取り組み、魅力ある学校づくりを行っていきます。
神奈川県立小田原城北工業高等学校
電話:0465-36-0111
(掲載内容は掲載日現在のものです。最新の情報は各県立学校のホームページでご確認ください。)
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