更新日:2024年8月28日

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綾瀬西高等学校

神奈川県立綾瀬西高等学校の活動内容を紹介するページです。

「アドバンスタイム」と「福祉」教育【神奈川県立綾瀬西高等学校】

1 はじめに

 本校では「自ら考え主体的に行動し、他者を尊重する心を持って、何事に対しても粘り強く挑戦することができる人」の育成をめざし、生徒が主体的に参加できる学習活動に取り組んでいます。その活動の一環として「アドバンスタイム」という課外授業や、「福祉」科目の授業などがあります。

2 「アドバンスタイム」と「福祉」教育

 本校の特色に「アドバンスタイム」という課外授業と「福祉」科目の授業があります。
 私たちが大切にしていることは、生徒たちが、スモールステップで「できる!」という経験を積み重ねること、今はできなくても、諦めずに頑張り続けられるようにすることです。アドバンスタイムでは、自分の目標に向かって粘り強く挑戦することができる生徒の育成をめざしています。
 アドバンスタイムでは、教科の内容に縛られずに様々な活動を行っています。例えば、これまでに、外部から講師を招いてイラスト教室やチョココロネ作り、メンタルトレーニングやサイリウムダンス教室のような様々な講座を開講しています。他にも、教員の特技や趣味を活かした「フェルトやビーズで小物をつくろう」「蚕から学ぶ」や、学習・進路に関連する「チェスと数学」「シューカツ講座」があります。また、「スポーツを通して色々な年代の方と交流する場を君たちで作ろう」という講座では、本校敷地内にある綾瀬西デイサービスセンターとの交流を図るなど、色々な年代の方と交流する機会を作っています。この他にもたくさんの講座が用意されており、一つひとつの講座が魅力のある内容となっています。生徒はこれらの講座を自ら選択し、進んで学習・体験する機会を得ています。

サイリウムダンス教室の様子

 福祉の授業は、介護や看護系の進路選択にもその経験をいかすことができ、進学や就職にも役立っています。2年次必修選択科目「コミュニケーション技術」の授業内容の一部では、「手話」があります。この手話は、1年生から継続して学習しており、学習のまとめとして「手話交流会」を2年次1学期に実施しました。この交流会では、綾瀬市聴覚障害者協会から講師を招いて、ろう者の方と交流を行っています。生徒6名に講師1名が1グループとなり、まずは手話で自己紹介します。最初は緊張していた生徒も、わからないところは周りの生徒や教員と相談しながら会話を楽しむことができました。
 本校には福祉の授業のための設備があり、選択科目として設置している教科「福祉」の授業で活用しています。福祉の授業では、10床のベッドを使用して、ベッドメイキングや基本的な介護技術を学ぶことができます。また、同じ敷地内には綾瀬西デイサービスセンターが併設されています。令和5年度は、デイサービスセンターの行事に生徒が参加し、9月の青綾祭ではデイサービスセンターを利用されている方々に遊びに来ていただく予定です。昨年度まで、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、交流の機会は限られていましたが、現在は少しずつこのような交流を再開しています。

手話交流会の様子

3 おわりに

 「アドバンスタイム」や「福祉」の授業を通して生徒たちの様子を見ていると、「自ら考え主体的に行動し、他者を尊重する心を持って、何事に対しても粘り強く挑戦することができる」力を着実に身に付けていることがわかります。今後もこれらの活動を通して、生徒一人ひとりに「自分で物事を考えて行動する」、「思いやりを持つ」力を育てていきます。

 

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電話:0467-77-5121
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