川崎工科高等学校

神奈川県立川崎工科高等学校の活動内容を紹介するページです。

第一種・第二種電気工事士試験合格へむけて講習会を実施【神奈川県立川崎工科高等学校】

1　はじめに

　本校は平成22年4月に工科高校という新しいタイプの専門高校として開校しました。実習施設が充実しており、最寄り駅からも近く、通学にも便利な学校です。
　進路状況は、就職は希望者全員が内定しており、2000社以上の豊富な求人数で大企業への就職も可能です。進学は4年制大学の指定校推薦も充実しており、ほかにも一般入試や総合型選抜などにより進学する生徒も多くいます。
　資格取得状況は、国家試験の第一種電気工事士試験の合格者が12名で5年連続県内最多合格者数となっています。
　今回は第一種・第二種電気工事士試験合格へむけた講習会について生徒が取り組む様子をご紹介します。

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2　第一種・第二種電気工事士試験合格へ向けた取組について

　本校では、第一種・第二種電気工事士試験の講習会を1年間にわたり行っています。電気工事士試験合格のためには、はじめに筆記試験、つづいて技能試験を突破する必要があります。講習会では筆記から実技まで、それぞれ合格に必要なポイントをおさえて指導しています。勉強に対して苦手意識を持つ生徒もいるため、合格に向けては最初の筆記試験が山場になります。講習会では生徒の集中力も考慮し、長くても1時間で終えるようにしています。また、なるべく実際の写真や画像を見せ、電気工事に対してイメージがわきやすいように工夫しています。筆記試験ではとにかく過去の問題を繰り返し解説し、問題に慣れるまで徹底して指導します。今年度は生徒たちの頑張りもあり、26名が筆記試験を突破しました。
　技能試験では、試験に出題される候補問題について、配線図のとおり繰り返し作る練習をします。はじめは基本作業を重点的に行い、それから試験のスタイルにあわせた指導に切り替えていきます。実際の試験では、第二種は40分以内、第一種は60分以内に作品を完成させなければなりません。はじめは1つ作り上げるのに2時間かかっていた生徒たちも、講習会に参加し毎日作ることで、試験直前には規定時間よりも20分ほど早く終われるまでに成長します。

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