更新日:2023年11月27日

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商工高等学校

神奈川県立商工高等学校の活動内容を紹介するページです。

パイプロボットへの挑戦!技術研究部ものづくりの取組【神奈川県立商工高等学校】

1 はじめに

 本校は、総合技術科(機械系・電気系・化学系)・総合ビジネス科(会計系・流通系・情報系)の2つの科を併設する全日制専門学科の学校です。1年次のクラスでは、総合技術科・総合ビジネス科をミックスして一緒に学びますが、2年次から各科3つの系に分かれます。また、3年次の選択科目では各科の専門的な授業を受けることができるのが特徴です。さらに、本校は今年で創立103年を迎える伝統ある学校ですが、7年前に新校舎となりました。白を基調とした明るい校舎で、とてもきれいであることが自慢です。今回は、総合技術科の生徒が多く入部している技術研究部のものづくりについてご紹介します。

2 技術研究部ものづくりの取組『パイプロボットへの挑戦!』

 技術研究部の生徒たちはものづくりがしたくて専門学科の高校に入学しましたが、入学以来コロナウイルスの蔓延により部活動制限が多く、ものづくりに十分に打ち込むことができませんでした。その気持ちを開放するかのように、生徒たちは今年度、一生懸命ものづくりに没頭しました。
 「とにかくロボットをつくりたい!」その気持ちから、生徒たちはメカモグラ製作に取り組みました。メカモグラは、産業ロボットから派生した、内径75mmの配管の中を自在に動き回ることができるホビープロダクトです。製作中、はんだ付けや組み立てに悪戦苦闘しましたが、自分たちのオリジナリティーを出せるように機体を解体せずにメンテナンスができるようにし、また、機体の軽量化や可動部の電線が切れないよう保護する等の工夫をしました。

製作中のロボット画像完成したロボット

 そして、「自分たちがつくったものを試したい。」その気持ちから『メカモグラ・ビッグコーストーナメント』に参加し、その結果、神奈川地区大会で1位・2位となり、神奈川県代表として世界大会に出場することになりました。

神奈川大会参加画像

 山形県霞城セントラルで行われた『パイプロボコン世界大会』では、生徒たちの頑張りにより、一人は世界第3位、もう一人は惜しくも2回戦目で敗退しましたが、それでもベスト16という結果を残すことができました。

世界大会結果画像

3 おわりに

 今回、部活動のロボット製作を通じて、生徒たちは「ロボットや工具、仲間に感謝すること」「ものづくりの楽しさ」「期間を守ること」を経験し学ぶことができました。この経験が自信につながり、その後の学校行事や資格・コンテストなどに積極的にチャレンジすることができるようになりました。
 今後も生徒たちは、学習活動やボランティア活動などさまざまな活動に対し、ものづくりの分野からできることを常に意識して学校生活を送っていきます。

 

問合せ先

神奈川県立商工高等学校
電話:045-353-0591
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