当時の状況について
昭和47年7月11日から12日にかけて、県西北部は前線による激しい集中豪雨に見舞われ、西丹沢山塊より発する酒匂川水系中川、玄倉川、世附川一帯ではおびただしい土砂崩壊、土石流災害が発生しました。
当時の降雨量は、丹沢の塔ノ岳で総雨量524mm、日雨量383mm、時間雨量129mmにもなり記録的なものでありました。
被災状況
土石流災害は、山北町箒沢地区を中心に発生し、死者不明者9名という尊い命を奪ったほか、家屋や公共施設なども甚大な被害を生じさせました。
この山北災害発生の年には、災害復旧砂防事業などにより砂防えん堤が緊急に施工されるとともに、災害以後も砂防対策の重点整備が続けられました。(写真:「神奈川土木行政のあゆみ」より)
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