更新日:2024年7月3日
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ドメスティック・バイオレンスとはどのようなものか、また、被害を受けた場合や被害を見聞きした場合の相談窓口などを掲載した啓発冊子を作成しています。
1 DV防止啓発冊子「パートナーからの暴力に悩んでいませんか-ドメスティック・バイオレンス(DV)に悩む女性たちへ-」
2 男性向けDV防止啓発リーフレット「男性にもDV相談窓口があります」
パートナーからの暴力に悩んでいませんか-ドメスティック・バイオレンス(DV)に悩む女性たちへ-(表紙~9ページ)(PDF:7,152KB)
パートナーからの暴力に悩んでいませんか-ドメスティック・バイオレンス(DV)に悩む女性たちへ-(10ページ~裏表紙)(PDF:8,063KB)
暴力から逃げ出せない恐ろしさ、被害者やその子どもへの影響など、ドメスティック・バイオレンスの実態を分かりやすく説明したうえで、「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律」の概要や、県内の相談窓口などを掲載しています。(A5判20ページ)
当センターのほか、地域県政総合センター、保健福祉事務所、警察署などで無料で配布しています。
郵送をご希望の場合は、下記へお問い合わせください。
問合せ先 かながわ男女共同参画センター 相談課
電話:0466-27-2111
配偶者や恋人など親密な関係にある者からふるわれる暴力や暴言をドメスティック・バイオレンスといいます。これまで、家庭内で起こる暴力は、「このくらいは大したことはない」と声を上げることをあきらめたり、身内や外部に「がまんが足りない」「世間体が悪い」など言われたり、単なる夫婦げんかとみなされたりして、放置されてきました。
内閣府「男女間における暴力に関する調査」(2023年実施)によると、配偶者から殴ったり、蹴ったりといった「身体に対する暴行を受けた」女性は15.0%、うち約4分の1にあたる3.8%は何度も被害を受けていました。また、「精神的嫌がらせや恐怖を感じるような脅迫を受けた」女性は19.9%、「経済的圧迫を受けた」女性は9.1%、「性的強要を受けた」女性は10.6%となっています。被害経験があった女性は27.5%で、約4人に1人は配偶者から被害を受けたことがあります。
しかし、これまでに配偶者から何らかの被害を受けたことのある女性のうち、「どこ(だれ)にも相談しなかった」のは36.3%で、まだまだ多くの女性が相談しない状況にあります。「家族や親戚に相談した」が39.8%、「友人・知人に相談した」が38.1%となっています。
暴力はふるう方が悪いのです。被害を受けた方は、「悪いのは私」と一人で背負い込まずに、配偶者暴力相談支援センターや市町村などの相談機関等にまず相談してください。
「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律」では、被害者の保護を図るため、暴力を発見した人に対し、配偶者暴力相談支援センターや警察に通報するよう呼びかけています。また、こうしたパンフレットを渡したり、相談窓口の情報を伝えるなどの支援は、被害者にとって大きな力となります。
ドメスティック・バイオレンスは、社会全体で解決すべき問題です。「どんな暴力も許さない」という一人ひとりの意識が重要です。
ドメスティック・バイオレンスは、女性だけでなく男性も被害者になることがあります。身体的暴力だけが暴力ではなく、暴言や長時間の無視、交友関係の著しい制約など様々な暴力の形態があることを説明したうえで、県の男性相談窓口に実際に寄せられた相談事例を紹介しています。
巻末にはDVに悩む男性が利用できる県内の相談窓口を一覧で掲載しています。(A5判4ページ)
当センターのほか、地域県政総合センター、保健福祉事務所、警察署などで無料で配布しています。
郵送をご希望の場合は、下記へお問い合わせください。
問合せ先 かながわ男女共同参画センター 相談課
電話:0466-27-2111