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更新日:2024年2月14日
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神奈川県産業連関表の概要、構造、利用方法等について掲載しています。
産業連関表は、取引基本表(生産者価格評価表)、投入係数表、逆行列係数表の三つの表から構成されています。取引基本表(生産者価格評価表)は、産業間の取引関係を金額で表した表であり、投入係数表は、産業の生産活動で必要とされる原材料等の投入比率を表した表です。また、逆行列係数表は、生産波及についての係数表であり、波及効果分析に使われます。
そのうち、取引基本表(生産者価格評価表)については、タテ(列)方向とヨコ(行)方向がバランスをとれるように作られています。
タテ(列)方向は、ある品物を作る場合、どんな原材料をどれだけ使い(中間投入)、雇用者所得や営業余剰(付加価値)をどれだけ発生させるのかという費用構成(投入構造)を表示しています。
ヨコ(行)方向は、ある品物がどこへどれだけ販売されるのか、その品物は原材料(中間需要)として販売されるのか、それとも家計での消費や民間の設備投資等(最終需要)になっていくのかという販路構成(産出構造)を表示しています。
取引基本表(生産者価格評価表)のしくみは図表のとおりです。
産業連関表は、これをそのまま読み取ることによって表作成年次の産業構造や産業部門間の相互依存関係など、県民経済の構造を把握・分析出来るほか、消費や投資等の最終需要の変化が本県内の生産や移輸入に及ぼす影響が分かります。
また、産業連関表の各種係数表を用いて産業連関分析を行うことにより、経済の将来予測や経済政策の効果の測定・分析、あるいはイベントに伴う経済波及効果の計測等が可能となります。
産業連関表の見方と利用の方法について紹介する資料です。図や表を用い、説明をわかりやすく工夫しましたので、ぜひご一読ください。
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