チリアクターズ「ひめごとイエロー」　※終了しました

「全部、燃やそう。決めたんです、私」

ー―会社を辞めた夜に見上げた月は、いつもと違う色に見えた。

職を失い、恋人を失い、住むところを失った、大村サキ。
曲がり角で出会った、“自称魔法使い”の山吹に手をひかれ、
彼女の庭で暮らし始めることに。

そこで大村は様々な魔法使いと出会い、
自分の数奇な運命と向き合うことになる。

しかしそれは彼女の業がもたらした結果であることに気が付く。

ところがサキは受け入れず、一目散に走り始める。

山吹の声も届かない場所へ。
本当の一人になれる場所へ。

転んでも、けがをしても、お構いなしに進んでいく。

入口への曲がり角で待っていたのは、
サキが自身の記憶から消し去っていた、もう一人の自分だったー―