様式3
審議(会議)結果
審議会等名称	第4回神奈川県障害者施策審議会障害当事者部会
開催日時	令和7年1月22日(水曜日) 14時から16時まで
開催場所	神奈川県庁新庁舎5階 第5会議室(オンライン参加有り)
出席者	【部会長】内藤委員、(以下名簿順)宇都木委員、尾山委員、小西委員、小山委員、猿渡委員、下条委員、関委員、高野委員(※)、高橋委員、冨田委員、奈良﨑委員、榛澤委員、弓矢委員(計14人)
(※)高野委員は当日御欠席でしたが、別途意見をいただいています。
次回開催予定日	未定
所属名、担当者名
問合せ先	障害福祉課企画グループ 渡邊
電話(045)285‐0528   ファクシミリ(045)201‐2051
掲載形式	議事録
審議経過	以下のとおり

≪議  題≫
(1) 災害時の対応について
(2) 愛名やまゆり園の再整備について
(3) 団体の活動の社会への発信について

≪報  告≫
(1) 神奈川県当事者目線の障害福祉推進条例~ともに生きる社会を目指して~
  に基づく基本計画の指標・概要版について
(2) 政策立案過程への障がい者の参加について
 (県の会議への障がい者の参加について)

≪配布資料≫
資料1:災害時の対応について
資料2:愛名やまゆり園の再整備について
資料3:団体の活動の社会への発信について
 報告資料1:神奈川県当事者目線の障害福祉推進条例~ともに生きる社会を
      目指して~に基づく基本計画の指標について
 報告資料2:政策立案過程への障がい者の参加について
※その他、尾山委員・奈良﨑委員から当日提出された意見一覧を配布



【事務局による進行】
 ・首藤副知事挨拶
 ・事務連絡

【内藤部会長による進行】
(内藤部会長)
 内藤でございます。本日はどうぞよろしくお願いいたします。議事に入る前に、皆様が活発に自分の意見を表明できる有意義な会となるように、御協力をお願いいたします。
 それでは、早速議事に入ります。本日は議題が3つ、報告が2つでございます。議題と報告の順番、時間の目安は、次第の通りでございます。なお、2つ目の議題が終わったところで、休憩と事務局からの報告を2点、入れる予定でございます。
 また、最後の議題の途中に黒岩知事がお見えになると聞いておりますものですから、少し議論をご覧いただいてから御挨拶をいただきたいと思います。それでは、議題1につきまして、事務局から説明をお願いいたします。

(事務局)
資料1に基づいて説明

(内藤部会長)
 ありがとうございました。今、説明していただきましたけれども、意見を求められている項目が複数ございますものですから、それぞれお伺いしたいと思います。今説明にもございましたように、2(1)避難のときに支援する人をどうやって決めればよいかということにつきまして、各委員の方から御意見がございましたら、いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
 はい。猿渡委員、よろしくお願いします。

(猿渡委員)
 猿渡です。相模原市の方にお聞きしました。その中で介護保険の要介護度3以上の方とか身体障害者手帳とか療育手帳とか、あと本人からの申し出って書いてあるんですね。ただ、本人からの申し出と言っても、2年に1回ぐらい各市町村の福祉のガイドとかっていうしおりがくる中で、そういう情報まで知っている方が少ない。
 あと、私も結構出るんですけれども、やっぱり身体がですね、重心、特に医療的ケアの必要なお子さんとか、ずっとヘルパーや家族がついてなきゃいけない方に関しては、やっぱり外に出られないんですよね。最重度の方も、軽度の方も含めて皆その地域の中で住んでいて、でも、自治会とかに入ってない方も多いです。なので、そういう民生委員さんとか、就Bとか就Aとか、いろんな方を含めて、作成するべきかなと思ってます。
 本人からの申し出って言っても、自分が実際に経験していないとわからないことが多いですよね。避難して怖いっていうのはやっぱりわかりますけど。
 どこに相談していいのか、ワンストップサービスができてない中で、そういったことをもっと簡潔に役所が書いて、福祉事務所とかでできるようにして欲しいと思います。以上です。

(内藤部会長)
 はい、ありがとうございました。小山委員どうぞ。

(小山委員)
 横須賀本人会の小山登です。軽度の人たちって、日中どこにいるかっていう問題ですね。働いている人、例えば横須賀の人だと、横浜や川崎まで働きに行っています。大体3時間という話ですね。遊びに行く場合もありますよね、軽度の人たちって。
 そうなると、例えば困ったら役所に行ってみようって行ったら、あなた横須賀ですねって言って、横須賀市役所に行きなさいって言われるんです。
 だから、地域に枠組みがあって、どの地域でも、要は受け付けてくれるという避難の場所が欲しいと思うんですよね、私たちは。避難するときに支援してくれる人を決めてもいいんだけど、ずっと家にいるわけじゃないから、ちょっと出かけてますって時に、それに巻き込まれたら。
 私も東日本のときは職場が横浜でした。地震が起きて出ていってくれっていう感じで言われました。スマホも使えない状態で食料もない状態、みんなわさわさ動いてるからどうしようかって感じで10時間ぐらい歩きました、横須賀まで帰るのに。帰ってやっと安心したっていう感じでしたね。

(内藤部会長)
 そしたらウェブの方で、榛澤委員が手を挙げておられますので、榛澤委員。

(榛澤委員)
 神奈川県精神障害者連絡協議会の榛澤です。質問がちょっとありまして、2ページ目の避難行動要支援者名簿というのを作成されるそうなんですけども、その次に出てくる福祉避難所には、この名簿の人じゃないと入れないのでしょうか。
 例えば福祉避難所って作ったときに、どういう人が入るのか入れないのか、その線引きというか、この名簿にある人しか入れないのか、それとも手帳を持っている人じゃないと入れないのか、それとも、手帳を持ってなくても、障がいをお持ち、特に精神障がい者では、あえて手帳を取らない方もいらっしゃるので、その福祉避難所に入る基準は、どういう風に決めているのかというのまず伺いたい。
 あと、過去の災害時の避難所の過酷な状況というか、僕は、避難所に行ったことはないですけれども、テレビとかで見ると非常にストレスのかかる、それで災害関連死みたいな形で亡くなっちゃう方もいらっしゃるので、非常に過酷な状況だと思うんですけれども、その精神的なストレスに対して脆弱性というか弱さを持っている当事者への配慮というか、そういう意味でその精神の、メンタルの病気を持ってる人の配慮をしてもらえるのかどうか。
 よく当事者じゃない、一般の方の中にはね、みんな避難所で我慢してるんだから、あなた方も我慢しなさいっていうような人がいて、もちろんそれも一理あるんですけども、これは本当に、本当に、例えばですれけども、足の不自由な方に向かって、「みんな自分の足で頑張って歩いてるんだから、あなたも頑張って歩きなさい」みたいなことと同じだと思ってて、全く同じじゃないですけど、それに近いものがあって、精神障がいとか心の傷っていうのは、やっぱり目に見えないので、その苦しさっていうのは、なかなか周りに理解してもらえなくて、当事者本人しかわからないところもあって、一般の人から見ると、あれは障がい者を贔屓したんじゃないかとか、そういうやっぱり思われる方もいると思うんで、それは、その気持ちは理解できるんですけども。
 やっぱり、当事者目線の政策って考えたときに、そういう、なかなか周りが理解できない障がいについても配慮するってのはすごく大事な視点だと思ってて、だからこういう福祉避難所を作るときに、その福祉避難所の合理的配慮を、一般の市民も理解してもらうことは、大事なんじゃないかと。
 いざ、災害が起こったときに、みんな自分が苦しいから、なかなか人に優しくなれない中で、日頃からのこういう、障がい者に対してだけじゃなくて一般の方に、福祉避難所とはどういうものかっていうのを理解してもらうっていうのはすごく大事なことだと思うんですけども、いかがでしょうか。長くなって本当にすいません。

(内藤部会長)
 はい、ありがとうございました。今の御意見、御質問に事務局から何かありましたら。

(事務局)
 御質問がありましたのでお答えします。まず、1つ目の福祉避難所に入る基準ということですけれども、こちら厳密には市町村ごとにルールを決めていますので、細かいところは違うところがあるかもしれませんが、概ね同じというふうに考えると、まずはどなたも一般避難所に行っていただくというのが大きな原則になります。一般避難所に集まっていただいた上で、その中で、ちょっと、一般避難所での生活は難しいという方が出てきましたら、そういった方々は福祉避難所のほうに移っていただくというような形が基本的な流れです。
 ただ、これまでこういう考え方だったんですが、個別避難計画っていうのを作っていく中では、やはり、最初から一般避難所に行っても、なかなか過ごすのは難しいだろうというのが、個々に明らかになってきていますので、そうなってくると、最初から福祉避難所に行くということも想定として出てきています。
 ただ、福祉避難所っていうのも、どこに作るか、誰がスタッフなのかというような準備も必要で、すぐに福祉避難所を立ち上げるのも市町村としてはなかなか大変なので、そこの部分を市町村でもいろいろ考えているというところです。
 次に、いろんな精神障がいの方々への配慮というところでしたけれども、これ精神障がいの方だけではないと思うんですけども、やはりいろいろな配慮が必要な方というのが一般避難所だと出てきます。そうした方々が必要なスペース、やはり個別にいろいろ違ってきますね。例えば音に敏感な方もいれば、逆に声とかが出てしまう方もいらっしゃったりとか、バリアフリーみたいな対応が必要な方もいらっしゃったりとか、いろいろありますので、そういった方のスペースということでなるべく、言われてから作るということではなくて、市町村、行政で、避難所にそういったスペースを最初から作っていくということが必要だと思いますので、県としては、市町村にそういったスペースづくりというのをお願いしているというところでございます。以上です。

(内藤部会長)
 はい、ありがとうございました。
 今(1)に関しまして回答していただきました。続きまして、(2)の避難所で安心して過ごすためには、障がいの種類に応じてどういった配慮が必要かということに関しまして、各委員の方から、御意見いただきたいと思います。猿渡委員お願いします。

(猿渡委員)
 猿渡です。HUG訓練、紙上でやる実際の避難所の想定訓練の中で、やっぱり障がい当事者っていうのは、僕も精神を持ってますけれども、パニックが起きやすかったりとか、いろいろあるわけです。そういう方って、さっき事務局からも言われた通り、手帳とかヘルプマークとかですね、相模原市の場合はもう1個あるんですけれども、そういう配慮が必要ですっていうのを示すものを持ってない方も多い。
 あと、すごく多いのが、確かに普通の地域の方も、作業所とか就Bとかに行きます。そういうふうになったときに、例えば僕もそうですけれども、暗くして、音とかを遮断して、そういうふうにする人たち。イヤホンとか、イヤーマフとかを使う方たち。あとは例えば、高橋さん達のような盲ろうの方とかですね、本当に支援者が必要です。
あるいは、僕らだったら皆さん薬を飲んでます。なので、作業所とか生活介護事業所などだと、三日間分くらいのものは持ってるんですけども、実際問題それが本当に役立つかどうかっていうところの線引きっていうのをHUG訓練とか。あと、社協が作ってるので、社協さんにそういう所に来てもらって、どういうふうに社協が取り組んでいるかっていうところも知りたいところではあります。以上です。

(内藤部会長)
 はい、ありがとうございました。下条委員、よろしくお願いします。

(下条委員)
 (2)の配慮のほうなんですが、精神のほうも特になんですけど、薬を飲んでいる方が多いんですよ。ほぼ飲んでらっしゃるんですけれども、そういう方って必ず薬を飲むのに普通の人より水が必要なんですが、お水を他の方より多く確保するっていう場合に、周りの方が、どうしてこの方だけ水を多くをもらってるんだって思われると思うんです。ですので、その水をどういうふうに分配するかとかいう時に、その配慮をしていただきたいなっていうのと、薬だけではなく、副作用等でも、喉が乾く人もおりますので、そういう時の水の量というのが出てくると思います。
 あと、感覚過敏の方ではやっぱり、静かで落ちつける場所とか、一人になれる場所、あと薄暗い場所っていうのが、私的には欲しいなっていう感じがします。聴覚だけでなく、視覚過敏の方、光に過敏の方は、やっぱり薄暗いところのほうが落ち着けるのかなと思います。こういうのっていうのも配慮が欲しいなって。
 あとは聴覚の過敏の場合は、ノイズキャンセリングイヤホンなんかを使われる方が多いんですが、そういうのって電源が必要なんですね。充電しないと使えないものなので。ですので、電源の確保っていうのと、イヤホンで音を遮断した際に、いろんなアナウンスをされても聞こえないんですよ。イヤーマフとかしてしまったら全く音が遮断されて聞こえませんし、これは聴覚障がいの方もそうだと思うんですけれども、そういうときのアナウンスの仕方って考えていただければなと思います。以上です。

(内藤部会長)
 ありがとうございます。宇都木委員、よろしくお願いします。

(宇都木委員)
 視覚障害者協会の宇都木と申します。視覚障がい者の立場から言わせていただきます。避難所っていうところは、恐らくですけれども、皆さんが多分パニックになって、ワーってなっている中で、今まで自分が行ったこともないようなところにみんな集められて、1日か2日か3日かわかりませんけれども、過ごす形になると思います。
 そうなった場合に、特に全盲の方が、私は全盲なんですけれど、お手洗いに行くですとか、何か用があってちょっと周りを歩くようなときには、一緒に避難している方たちにつまずいてしまったりということがあるかもしれないので、できれば壁際にスペースを置いていただけるとか、あと、お手洗いのなるべく近くに、視覚障がいを持った人たちがいるスペースを作っていただけたらと思っています。
 それと、いろんな情報は、多分紙ベースとかで掲示板に貼られたりするようなことになってくると思うので、そういうのを、できれば読み上げていただける配慮だったり、そういうことはやっぱりしていただかないといけないのかなっていうのは思っています。以上です。

(内藤部会長)
 はい。ありがとうございました。はい、小山委員よろしくお願いします。

(小山委員)
 東日本のときに、まず最初向かった先が病院です。自分が飲んでいる薬がちょっとなかったんで。私はてんかん発作なので、病院で「あなたどんな薬飲んでるんですか」って聞かれて、「ちょっとわからないんですけど、発作の薬なんです」って言って。
 だからカードみたいにして、どういった病気、病歴が書いてあったり、お薬のことが書いてあって、家族構成が書いてある、そういった、障がい者用のカードみたいなのが欲しいなって思ってるんですね。それで、見せるだけで、いちいち口で説明しなくて良いように、そういった災害カードみたいなのがこれから欲しいなと思います。それで薬とか、家族構成とか、そういったのを全部入ってるんで、これを配っていけばそれで済むと思います。

(内藤部会長)
 はい、冨田委員よろしくお願いします。

(冨田委員)
 (2)ですよね。避難所で安心して過ごすためには、実を言うと自分は必ずお薬手帳持って歩いています。何かあったときのために。それとあと鎌倉市のほうなんですけど、先週、会議に出たときに聞いたんですが、緊急避難先があるんですって。施設のほうで大丈夫ですよって言われたんで。ちょっと僕は今、鎌倉市ではちょっと安心してんですけれども。ただ、支援者ってのはどうなるんですかね。そういったところで、障がいの種類によって違うとは思いますが、僕は安心しています、今は。お薬手帳の話とかを最初に聞いたので。以上です。

(内藤部会長)
 はい。猿渡委員。

(猿渡委員)
 相模原でもサポートカードとかいろいろありますけれども、まず、情報とか障がいの種類が多様なので、基本的に国連の権利条約に関する障がいだけじゃない見えない人たち、内部障がいの方とか、在宅の普段必要な重度訪問のヘルパーとか、行動援護のヘルパーとか、強度行動障がいのヘルパーさんが、そういう方も家庭がある中でどういうふうに一緒に避難ができるかってこと。就Bとかだと普段から、3ヶ月にいっぺんとか、うちもキルクではやってるんですけどもなかなかやっぱり難しいんですよね。
 その中で、その安心して暮らすってこともそうですが、どこに行ったらその情報が得られるのかってことをまずですね、皆さんが僕も含めてですけど、やっぱり知らない。福祉事務所とかに行ってもなかなかね、担当課が違うからわかりませんとかになると、わからないんですよねすごく。なので、そういう中で、本当に災害時のときにパッて連絡できる人って言っても電話も通じない。光も通じない。まして僕らには特に情報が入りにくい。ざわざわしたところも難しい。そういうふうな人たちがいっぱいいるっていう中で、本当にその地域の訓練の中に私たちを組み込んでいただきたいと思います。以上です。

(内藤部会長)
 はい、では下条委員よろしくお願いします。

(下条委員)
 先ほど、いろんな支援の情報を書いたカードが欲しいというふうにお話が出てたんですが、ヘルプカードってご存じでしょうか。こちらの方に私は住所とか連絡先とか、自分の薬とかの情報を書いて、常時携帯してるんですね。こういうのは、自治体ではやってないんですけど、そういうヘルプカードの協会さんがあるのかな、インターネットとかで探してみると見つかるので、こういうのを活用してもらえばいいのかなって思いました。以上です。

(内藤部会長)
 はい。ありがとうございます。それでいろいろな障がいがございますから。一概にこれやったらすべてということは言えないんだと思うんです。ですから、これは私が思うには、障がい者のほうも、その場所のところに、自分がこういう障がいがあるからこうだということを、できるだけ申し出ると、そうすることによって、また向こうのほうから御支援をもらえるということが、いわゆる、形になるわけですから、それをしないことには、自分はこういう障がいがあると言ってないと誰もわからないわけですよね。だからそこは一番大切だと思っております。
 はい。では次に3番目の災害時の避難等について、不安に思うことということについて。はい、尾山委員よろしくお願いします。

(尾山委員)
 はい。精神障がいピアサポーター、尾山です。精神障がい者は避難所での生活は大変難しいということがありますので、自宅の状況にかかわらず、在宅避難を選ぶことが多々考えられます。ですので、自宅に避難している者に対する支援というものはしっかり考えていただく必要があるかと思います。
 情報の提供、物の提供、安否確認など。これらの対応をしっかり考えていくことによって、より災害時の対応がうまくいくのではないかなと感じております。以上です。

(内藤部会長)
 はい。ありがとうございます。3番目に関しましてですが、委員の方でほかに。はいどうぞ。冨田委員、よろしくお願いします。

(冨田委員)
 はい。知的障がいの冨田ですけれども、災害時の避難等に一番不安なことは、やっぱり夜中ですね。夜中って一番困りますね。真っ暗なとき。一番それが不安です。僕は。そのためには自分は電気をつけて寝ています。暗いとちょっと逆に不安になっちゃうので。一人でいるもので、最近何か事件が多いんじゃないですか、いろいろ。そうするとやっぱり、つけたほうがいいと思ってね、これくらいの明るさで寝ています。だから、今、本当にテレビでその話が出ると不安になるので、なるべくテレビを見ないようにしてます。災害のことについては。以上です。

(内藤部会長)
 はい、下条委員どうぞ。

(下条委員)
 下条です。まず、非常時の持ち出し袋の用意がまずできてないなって、自分自身が思っているのと、私自身は両親が高齢でして、高齢者との避難のために、こういう持ち出し袋を持ち出せる状況ではなさそうなんですね。重いものは持ち出せない、量も持ち出せない。そういうときってどうなるのかな。
 あと現在、私も家族も、行政のサービスを受けていないので、町とかもサービスで把握しているのであれば私たちは把握されていないんではないかっていう不安があります。以上です。

(内藤部会長)
 はい。高橋委員。どうぞ。

(高橋委員)
 高橋和代です。私は触手話でコミュニケーションを取っています。また、通訳・介助員を介して、いつもコミュニケーションとっているんですが、何かそういうことが起こったときに、どなたが助けてくれるのか、または地域の方が、盲ろう者がいるということを知らない、コミュニケーション方法も知らない、そういう状態じゃないかなと思っています。ですから何か起こったときに私を見つけて、介助してくれる人がいるのかどうか、そのあたりはわかりません。

(内藤部会長)
 非常にそのあたりは、障がい者の人は、自分のことを知ってもらえてるのかどうかという、そういう意味でいえば不安だということだと思いますけれども。それで、これは内藤個人の意見ですけれども、やっぱり一番は手を挙げるしか無いんではないかと。市に対してもそうですし、隣近所に対しても、やっぱりこういう、私はこういう障がいがあってこうなんだということを言わないことには、全然通じないと思うんですね。
 はい、猿渡委員どうぞ。

(猿渡委員)
 すいません。精神の立場から言います。精神と発達と両方持っていまして、アスペルガー、ASDもあります。という中でまず、作業所とか通所施設、企業とかに行けてない当事者の方々は多分載ってないです。その中で、僕らが助けてっていうことを、言えないんですよ。知的の方もそうです。発達障がいや自閉症、その他の方々、あと内部障がいの方もそうですけど、確かにヘルプカードもその市区町村全部が一緒なわけではないので、そこの統一をまずしていただきたいってことが1つ。
 あと、まず、自分が住んでいるところまで行けるかどうかっていうことは一番の問題で、精神や、発達、知的の人もそうですが、普段行っているところは行けますけど、普段行っていないところは行けないし、まして、違う人が来るとすぐパニックになります。それをどうやってクールダウンできるか、カームダウンできるかというところから始まります。
 なので、やっぱり職員の方が、どういうふうにサポートすればいいのかっていうことと、どういうふうな避難経路があるのかっていうことを、もっと行政も知ってほしい。
 例えばキルクだと、僕は職員なので、訓練のあとに反省会をやります。その中でどうだったかってことはやりますけれども、生活介護のほうでは、当事者は入っていません。そういう中でですね、当事者が入ってやることが大事なのと、やっぱりその、知られてない人たちをどういう風につなげていくのかっていうネットワークの形成じゃないかと思います。以上です。

(内藤部会長)
 はい。では小山委員。はいどうぞ。

(小山委員)
 私も夜に雷が近くに落ちて、しばらく停電になったときがあって、メールでとりあえず支援者の人に連絡して、「どうしたらいい」って、色々連絡して、しばらくろうそくで過ごしたことがありました。一応修理はしていたみたいなんですけど、本当に夜、真っ暗になると、私、一人暮らしで、さてどうしようって感じたんですよね。
 あと、大雨が降ったときに、近くで放送が流れても、市役所から何か言っているなっていうのはわかるんだけど、ずっと聞き取れないって感じでした。そういったときに本当に困るなっていう感じでした。
 誰に言っても、あんまり近所の人って知らないですね。新興住宅みたいで新しい住宅の人達がどんどん田んぼを潰して新しい人たちが来て、その人達とはあんまり関わりもないし、もう次から子供の世代になっちゃってるから、全然関わり合いがないので、もう本当どこに連絡するべきかって言う感じです。

(内藤部会長)
 では、下条委員。よろしくお願いします。

(下条委員)
 下条です。精神障がい者の方は特にそうだと思うんですけど、周りに、自分の障がいのことを知られたくない方がいらっしゃいます。結構多いです。そういう方の場合はそもそも周りに助けを求められないっていう状況が考えられます。
 あとは、引きこもりの方も多いんですけれど、そういう方たちはそもそも連絡が何も伝わってない場合が多いのと、外に出られないっていうのがそもそもの問題の方もいらっしゃいますので、そういう方に対しての対応が、かなり難しいんですけれども、そこを考えていかなければならないかと思います。

(内藤部会長)
 どうもいろいろ御意見いただきましてありがとうございます。何かそれに対して。はい、高橋委員どうぞ。

(高橋委員)
 ゆりの会の高橋です。今の下条さんの話と同じなんですけれど、盲ろう者、なかなか盲ろうということを、受容できなくて家にこもってる人がいっぱいいるんです。個人情報のところで引っかかって、ゆりの会としてもいろいろ探してはいるんですが、行政のほうから個人情報で原則誰がっていうのは言えないみたいですので、周りの人もわからないんですね。盲ろう者は多分いっぱいいると思うんです。コミュニケーション方法もいろいろなので、多分、情報自体が伝わっていないと思う。そこが問題だと思います。以上です。

(内藤部会長)
 どうもありがとうございました。

(事務局)
 皆様、数々の御意見ありがとうございました。もちろんいろんな方がいらっしゃるので、それぞれに合わせた対応が必要ということで、皆さんがいろいろお話になったりとか、市町村のほうでも意見を聞いたりっていう場はあるかと思いますけども、県からもですね、皆さんからいただいた状況や心境というのを、市町村にも伝えてですね、避難体制が整うように準備していきたいと思っております。
 また、在宅避難というお話もあって、在宅避難もですね、今後希望される方が増えていくとは思います。先ほどお話があった通り、ここをどういうふうに把握して、支援していくかっていうのは、本当にこれからの課題になっていて、国でもそういった福祉支援チームを在宅のほうでも活動できるようにというような体制を作ろうというのも、報道ではされていますので、今後そういった体制が作られていきますが、まずはそうは言っても当面のそういう食料とか、トイレとかの用意・備蓄っていう備えは、やはり皆さん、自助として必要になってきますので、そちらのほうの準備などは必要かなと思っております。
いろいろ御意見ありがとうございました。

(内藤部会長)
 今までの意見に関しまして、今後の取り組み進めていく中で、参考としていただけたらありがたいと思っております。続きまして、議題2の、愛名やまゆり園の再整備について、事務局の方から説明をお願いいたします。

(事務局)
資料2に基づいて説明

(内藤部会長)
どうもありがとうございました。今の説明していただきまして、また5のところで意見をいただきたいポイントということで、お話がございました。それで、(1)の、地域に溶け込んだ暮らしのイメージについてということで、住まいの場の確保の他にどんな支援が必要か、わかれば教えていただきたいということでございます。
 はい。関委員よろしくお願いします。

(関委員)
ピアサポーター関です。よろしくお願いします。困ったときに、いつでも相談できる人を決めておくのがいいかなと思います。以上です。

(内藤部会長)
はい。では高橋委員よろしくお願いいたします。

(高橋委員)
高橋です。今お話を聞いてちょっと思ったんですけれど、先ほどグループホームっていうふうに言われました。グループホームの中に、聞こえる人だけの中に、例えば私たち盲ろう者は、なかなか入れないですね。そういう問題があるので、話もできない、見えないです。ですから、盲ろう者専用のグループホームが欲しいと思うんですがそれについてはどうでしょうか。グループホームの中で、何かちょっと盲ろう者でもできるような、仕事ができたりとか専用のグループホームというのは建てられるんでしょうか。以上です。

(内藤部会長)
では猿渡委員、よろしくお願いします。


(猿渡委員)
はい、猿渡です。住まいの場の確保のところっていう中で、まず、制度が変わり日中夜間分離になりました。でもですね、同じ法人が抱え込んでいます。そこの部分はすごい問題だと思っているんです。それは、日中夜間分離と言いながら同じ法人の中で変わってやるということは、職員が変わるだけで生活が変わらないんですよね。やることは変わります。だけど、同じ法人の中で守られているという状況がありますので、少人数にして、っていうところは大賛成であります。基本的にはそれがグループホームになったときに、他の法人の日中活動をまず、生活介護なり重度訪問や、いろんな支援を使って活動するなりっていう場を経て、グループホームにいく。それも違う法人のグループホームに行って、かつですね、私も相談支援専門員研修の講師をやってますけれども、まず、相談支援専門員が当事者と一緒に施設から地域に出ていこうと。地域の方に知ってもらうことがまず大事です。
あとは、ブランチとして地域の中に、本当は地域の中心にですね、グループホームとかがあって、じゃあ自分がそのいろんなところを選んでいけるようなサポートを世話人も含めた職員がですね、やっていただくっていうのが一番かなと思います。それがエンパワーメントになることだと思っているので。
 あと、聴覚障がいやいろんな障がいを持ってる方へのサポートっていう点でもですね、やっぱり職員のスキルアップっていうものが、第一です。いま、辞職されてる方が多いです。足りないんじゃなくて、生きがいを持てないっていうところでは、もっと、この仕事が楽しいと思えるような活動を一緒にしていって欲しいと思います。以上です。

(内藤部会長)
はい。ありがとうございます。はい。冨田委員、よろしくお願いします。

(冨田委員)
 冨田です。住まいの確保についてなんですけど、どんな支援が必要かと書いてることについてです。まずね、これ何回も言ってますけど、自分から言える人はね、挨拶が必要だと思います。まず地域で暮らすには一番大事なことは挨拶だと思います。それで、もし言えない方は、支援者が言ったほうがいいと思います。「この人はこういう障がいを持っていて、こういうのが難しいですから、お願いします。」とか言ってもいいです。自分はね、常に御挨拶してます。そうすると割とね、輪が広がるんですよ。ちょっと関係が良くなってるんですよ。はい、以上です。

(内藤部会長)
 はい。ありがとうございます。はい、ではウェブの方で、榛澤委員から手が挙がっておりますので、御意見どうぞ。

(榛澤委員)
榛澤です。大規模収容施設のことを取り上げられるたびに思うことがあるんですけれども、こういう大規模な、今回愛名やまゆり園の再整備について出してありますけども、今すぐではないですけど、将来的にどういうふうに県は考えてるのかと伺いたいと思っています。
こういう施設ってのはやっぱり、もちろん、地域に障がい者を受け入れる受け皿ができてからですけども、それまでは必要かもしれないですけども、基本的にはこういう施設で暮らすってことが本当に障がい者の幸せに繋がるかどうかってことは考えて欲しいと思います。やっぱり地域で暮らすことが本当の理想であると僕は思います。こういう施設を必要だと感じている当事者は、いるかもしれないけど、ほとんどいなくて、やっぱり家族であり、行政であり、社会が必要と考えているんじゃないでしょうか。本人が望んでいるわけではないと僕は思います。
で、もし、県が当事者目線って繰り返しおっしゃっているのであれば、やっぱり再整備で、当面は受け皿ができるまでは再整備だとしても、やっぱり廃止という方針を打ち出して、将来的には廃止をして、みんなが地域で暮らせるってことを、明確に示すべきではないかと思います。
また、これは精神障がい者の施設に関しても病院に関しても、滝山病院事件のことで透析ができる精神科病院がないことで、あそこにみんな送り込まれて、あんな悲惨なことが起こってしまって。神奈川県に透析ができる精神科病院がないっておっしゃっていて、そういうことも、そういう障がい者、知的障がい者だけじゃなく精神障がい者がそういう虐待を受けないためにも、やっぱりああいう滝山病院みたいなところに頼らず、近くの精神科病院で透析ができたり、身体の病気の治療ができるようにすることが、そういうことを防ぐことになると思いますがいかがでしょうか。

(内藤部会長)
 はい、ありがとうございました。小山委員どうぞ。

(小山委員)
小山です。私は今いま、自立協議会に参加していて、横須賀にはしらとり園っていうのがありまして、しらとり園も老朽化していて、そのまま、また建て直すのかと思ったら、縮小するっていうんですよね。縮小して、地域に出る人は出てくださいって。
それで話し合ったんだけれども、どういった病気の人がいるかわからないし、その説明があって、次にヘルパーさんや、職員とかと、「これからグループホームなんてどうしようか」って話になって、「うちじゃあ難しいねえ」ってなっていると、「これはどの地域に行ってもらうのかな、どこの地域が受けてくれるのかな」っていう話になってきちゃって。
はっきり言ってね、どこかで何か事件が起こると、地方には負担が大きい状況になってきています。特に夜の支援が大変だっていうですね、こういった人は。ヘルパーさんがいないと大変なんじゃないかって、自費になっちゃうんじゃないかって話をしているんですね。
実際、私の知っている方の御家族がしらとり園にいて、夜、自費になっちゃうって話だったんですよね。で、かなり重い人で大変だったみたいで。自費だって話なんですね、ヘルパーさん。3,000円か5,000円ぐらいかかるという感じで、1時間。もう本当にお金を出して支援をしてもらうっていう感じになってきているんです。
それでも、軽度の人もなかなか本当にヘルパーさんいないっていう感じで。受け入れ先も全然なくて、いきなりこんな突然縮小します、地域でグループホームを建てますなんて言われても、自立協議会で実際に困ってて、今度ちょっと話し合いがあって、またこういう話になるんです。考えがこうね。要は、反省もしてないですし、虐待した人の話が出たり、全然誰が悪い彼が悪いっていう話になったり、そういう感じですね。

(内藤部会長)
 どうもありがとうございました。下条委員よろしくお願いします。

(下条委員)
下条です。今回、愛名やまゆり園の再整備ということで、多分愛名やまゆり園に入所してらっしゃる方は、知的障がいの方が多いというところと、強度行動障がいの方が多いっていうふうに聞いています。こういう方々を地域の方に支援してって言われても、いきなりは絶対無理だと思ってます。
それで、いろいろグループホーム等の整備とかでも、行政がグループホームを運営する訳ではなくて、一般の会社とかの運営になってくると思うので、そちらの方は多分受け入れとかから難しくなってくるんじゃないかなと思います。あと、この住まいの場の確保の他にどんな支援が必要か教えてくださいというところですが、24時間どこかに相談できるような仕組みが欲しいと思います。24時間、夜とかに連絡が取れないっていうのが一番不安になると思いますので、24時間どこかしらに連絡が取れるホットライン的なものを用意したほうが、安心感には繋がるのではないかと思います。以上です。

(内藤部会長)
はい、ありがとうございました。猿渡委員。

(猿渡委員)
まず、当事者がですね、昔から優生思想とかも含めて、入れられてしまう中で、実際、僕も共同会とかでやってますけれども、ほとんどやっぱり地域に出ていけないのと、その地域の方に知ってもらうために、優生思想のことも含めてちゃんと、地域の中で暮らしていけるってことと、家族の責任ではないっていうことを伝えていかなければいけない。
うちに今入っているヘルパーさんたちですね、強度行動障がいとかをやっている会社の方が多く私のところに入っています。そういう方はいろんな当事者、支援者の方に講師をやってもらったりしながら、やっているってこともありまして、まず、いろんな方と関わりながら、その方が慣れていく状況を作っていくっていうことも大事ですし、私やピアサポーター、他のメンバーもそうですけど、そういう当事者はですねやっぱりアドバイザーとして、愛名だとか、これから民営化する県立施設に関しての、アドバイザーとかにですね、そういうふうな形で入れて、もっと当事者を活用して入れて欲しい。特に当事者の方は、自立支援協議会とかに入っている方もいるので、そういう本人活動とかやっている方たちを大事にしてですね、どれだけ地域に戻していけるのかっていうことと、そういう特性が出たときに、わかってくれる方が地域にいればですね、地域で暮らしているんですよね。そこが分かってもらってないので、拒否されてしまうので、やっぱり理解してもらえる介助者を増やして欲しいってことは、一番必要があると思います。以上です。

(内藤部会長)
はい、ありがとうございました。今、いろいろ御意見いただきましたけれど、それに対して、事務局の方から何かあれば。

(事務局)
先ほど高橋委員の方から、盲ろう者向けのグループホームということで、私もちょっと勉強不足で、今インターネットで調べてみると、やっぱり目も耳の不自由な方のグループホームがまだまだ少ないということがよくわかりました。そういった課題は、これから持っていきながら、民間も県立も含めてなのかもしれませんけれども、しっかり考えていきたいと思います。御意見ありがとうございます。
また榛澤委員、下条委員の方から、地域で皆さん自由に生活できるのは理想だというお話があったのかと思います。ただ一方で、現実としてそういう資源があるのかという御意見だったと思います。私の認識としましては、やっぱりまだまだ地域に施設以外の重度の障がい、知的障がいをお持ちの方が、住める環境というのが足りないというのが現状だと思います。そういった中で、愛名を小さくするときには、しっかり今いる人たちの生活を支えるっていう意味で、やむなく施設っていうのは残さざるを得ないかと思っています。ただ、これはゴールではないと思っています。
先ほどお配りさせていただいた資料、4ページのところにですね、地域に溶け込んだ暮らしのイメージというのを示させていただきました。私のイメージの中では、新しく作る愛名やまゆり園っていうのは、最初はこの資料の左側の住まいの場であると思っています。ただ、地域にどんどん支援ができていく。そういった環境が整っていけば、愛名やまゆり園は住まいの場ではなくて、右下の地域の生活を支える拠点として受入れるような施設に移行していけるよう目指していきたいと思っております。そこをゴールにして、県も頑張っていきたいと思います。
 その他、皆様からいただいた当事者の方をしっかり入れていくお話ですとか、あとはやっぱり夜の不安のところをどう支えていくのか、そういったことも、我々だけじゃなくてですね、市も巻き込んで考えていきたいと思っておりますので、御意見どうもありがとうございました。

(内藤部会長)
 今の5(1)に関しまして、いろいろご意見いただきました。県の、今考えておられることも、発表していただきました。ありがとうございました。
 続きまして、(2)の地域での暮らしが難しくなったときに必要な支援ということに関して、もし、御意見ございましたらどうぞ。猿渡委員、よろしくお願いします。

(猿渡委員)
私の知人の脳性麻痺の方が、措置で茨城の方に移管されてしまい地域に戻りたいと言っても戻れない状況にいるんですね。そういうことも踏まえてなんですけれども、実際問題、地域に戻りたいときに1回、グループホームとかで、もう1回その自信を取り戻せるようなサポートの仕方をもっとして欲しい。
今、インターバル研修とかが入ってどんどん相談支援専門員研修が厳しくなってますが、そうじゃなくてですね、地域の当事者の力をどれだけ引き出して、本人活動とか当事者会とか、ピアサポートとかいっぱいある中で、当事者を登用しないのか、っていうところが一番の問題かと思ってまして、何かあったときにはやっぱりその、ショートステイでもいいから地域のところに戻って少し考えるってことと、その間に成年後見とかを使うんではなくて、地域で安心できる人、職員でもいいです。地域の仲間にも。仲間がいなかったら、周りから誘って、こういうことあるよってことを、やっぱり日中活動ですね土日の例えばグループホームに行かれてる方だったら、土日の日中活動とかで、家にいるんではなくてそういう活動にどんどん出していってもらって、居場所を作るということ、仲間作りをして欲しいと思います。以上です。

(内藤部会長)
はい。ありがとうございました。下条委員お願いします。これで最後にさせていただきます。

(下条委員)
 下条です。地域で暮らしが難しくなったときの必要な支援ということなんですが、まず、緊急事態が多いと思うんですね。具合が悪くなったり、これ以上何もできない状況になったときには、まずどこかしら相談できる場所っていうのの確保が必要だと思います。あと、精神の場合って本当に一気に具合が悪くなることが多いので、何かあったときに、即入院できる体制っていうのが欲しいなと思っています。あとは、やはり土日、休日や夜間などでも、具合が悪くなったときに対処できるような場所も、緊急の指定の病院とか、窓口とかがあるっていうことが必要なのではないかと思います。

(内藤部会長)
 ありがとうございました。はい、これに関しまして事務局の方から御意見等ございましたらどうぞ。

(事務局)
 皆さんどうも御意見ありがとうございました。今後また検討していく中で、今いただいた御意見、参考にさせていただきたいと思います。どうもありがとうございました。

(内藤部会長)
 ここで休憩とし、15時25分に再開したいと思います。委員の皆様、よろしくお願いいたします。

《休憩》

(内藤部会長)
 よろしゅうございますでしょうか。時間になりましたので、これから後半とさせていただきたいと思います。
 先ほど知事がこちらの方に来ていただきましたものですから、御挨拶いただけたらありがたいと思います。

【黒岩知事挨拶】

(内藤部会長)
それでは、議事に入りたいと思いますけど、まず最初は報告事項でございます。事務局の方からよろしくお願いいたします。

(事務局)
報告資料1に基づいて説明

(内藤部会長)
どうも、ありがとうございました。次に報告事項2を引き続いて説明していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

(事務局)
報告資料2に基づき説明

(内藤部会長)
まず最初に報告資料1の方につきまして、御意見等ございましたらどうぞ。
はい、猿渡委員よろしくお願いいたします。

(猿渡委員)
はい。この指標になった経緯を聞きました。前回の施策審に私も出ていましたが、これからどういうふうにっていうところの、ややよくなったっていうところまでを見るっていう状況であれば、これでもいいかなと思っていますが、やっぱりマイナスの方が答えやすいっていうのはあるんですよね。
でも、プラスになったっていうところは介助者とかヘルパーの方、生活に携わっている人たち今、生活支援員とかも含めて、良くなったよねっていうところも、その1つのシェアとして、意見ですからエンパワーメントっていうところも含めて、入れて欲しいかなって思うのと、今回、当事者の指標っていうところで入ったので、施策審と当事者部会との両方でやると思うんですけれど、やっぱりここはですね、両方お互いに関わってないとわからない部分がすごくあると思います。
ていうところで、これが本当にいいようにね、この数字が出たから終わりじゃなくて、この数値をどうやってボトムアップして、評価につなげていきながら、次の政策に繋いでいくのかってのが私たちの使命なので、それが施策審とともに切磋琢磨した結果かなと思っています。
あとはちょっと別なので、報告資料2の方は、もうちょいちょっと言いたいことがありまして、登用なしっていうところがですね、実は私本当はもっと書きたかったんですけども、余りにもちょっと忙し過ぎて、書けないところがありましたので、これはちょっとまた後日書けるんであれば、もっと書いて、独法化の話とかいろいろありますので、そこはやらせていただきたいなと思います。以上です。

(内藤部会長)
 はい。他の御意見、委員の方で。はい。奈良﨑委員。

(奈良﨑委員)
奈良﨑です。まず、ごめんなさい、この表を見たときに本当に知的障がいに理解できるのかなっていうのが私はちょっと疑問。こういう資料とか、事前に皆さんが、送ってきた資料自体もまず、わかりやすい説明の資料で作んないと。結構難しい。まず評価よりはそこ直すと。
あともう1点、字の大きさがバラバラじゃないですか。字を共通にしてもらうといいと思う。資料2のところは、大きい字、資料1のところはちっちゃい字とか。知事も老眼に近いので目が小っちゃくなっちゃうので、字の大きさを共通にしないと、これは合理的配慮にならないと思うので考えて欲しいなと思います。以上です。

(内藤部会長)
 はい、ありがとうございます。他の委員から御意見ございませんでしょうか。はい、猿渡委員。

(猿渡委員)
以前よくわかる版を作ったときにもありましたが、やっぱり私たちがわかるからと言って、みんながわかるわけではないです。その中で、やっぱりそれぞれのグループで、勉強したりとかやりましたけど、そういうことや、あるいは、用語の説明を一番後ろに付けるのではなくて、そもそもわかりやすい言葉を使う。わかりやすい日本語とかもありますが、普段、皆さんが使っている生活の中でわかる言葉に変える。審議会の言葉はこうだけれども、実際やってる内容はこうですよって言えばもっとわかりやすく、内容や関わりのあるところを示すともっとわかりやすいのではないのかな。
僕は実は、神奈川県や東京都の病院機構のことなんかを見ています。そういうところへ行くと、病院機構のこととか、精神科病院のこととか、独法化のことってすごく必要なんですよね。いろんなことにみんな関わっているんですけれども、それが障がいを持っている人に、関わってないと思われてしまうので、そこがもっとわかりやすかったら、みんなもっと近づく委員会なのかな、協議会なのかなってことはあると思います。
なので、そういうとこに傍聴とかに参加できるような会議のやり方っていうのも1つ考えかなって思いました。以上です。

(内藤部会長)
 はい。どうもありがとうございます。これは報告資料ということでございますが、よろしゅうございますか。
 では次に資料3の団体活動の社会への発信についてということで、事務局からよろしくお願いいたします。

(事務局)
資料3に基づき説明

(内藤部会長)
今、御説明いただきましたたが、これに関しまして、御意見ございましたら、どうぞ。ウェブのほうで、榛澤委員から手が挙がっておりますので、御意見どうぞ。

(榛澤委員)
先ほどの報告資料2について意見を言いたかったんですけれども、次の議題に入ってしまって。

(内藤部会長)
 報告資料2についての御意見ということですね。それでしたら、それに絞って発言いただければと思います。

(榛澤委員)
報告資料2についての障がい者の政策決定に対する参加ですけども、まず、この協議会・審議会の数、推進会議とかの数が余りにも多過ぎるんじゃないかと。あんまり多いっていうのは、それだけ多いと会議をやるのが目的みたいになってしまって、1つ1つの会議の質が落ちるんではないかと。統廃合でいいんじゃないかってことがまず1つ。
あと、当事者目線と言ってるのに、あまりにもその障がい者が委員として参加する会議が少ない気がします。例えば、24番の神奈川県保健医療計画推進会議を見ると、障がい者に直接関係ないっていうのが、会議の中の発言であって、ただ、病床の数で例えば、日本の精神科病院の病床の数というのは非常に、国際的にも問題視にされてて、非常に障がい者に関係あることなのに、直接関係ないとかって書いてあって、要するに、委員の人たちがなるべく当事者を入れたくないみたいな発想があるんじゃないかってちょっと思ってます。
基本的に当事者目線で、なるべく入れるべきだし、あと、54番のかながわ自殺対策会議というのは、委員としてじゃなくて参考人って形なんですけども、自殺と精神疾患ってのは非常に関係が深いと言われてて、ここに当事者は入れない、参考人で済ませようっていうのはちょっとおかしいじゃないかと思いました。
あと、56番の行政改革の会議については、行政改革の名のもとに障がい者施策の予算を減らすということが、実際に相模原で行われて、行政構造改革の中で、相模原では、障がい者の手当が廃止されて、これによって障がい者の生活が大変脅かされてて、以前も神奈川県に言ったんですけども、この物価高の最悪のタイミングで年6万円の収入を障がい者が取り上げられます。この収入が減ると、今の生活が脅かされる当事者がたくさんいて、去年の3月11日に決まったんですけど、このときに、ほとんど障がい者が知らない間に決められてしまって、当事者目線とか、あと、権利条約でも、私たち抜きに私たちのことを決めるな、っていう大原則なのに、いない間に決めて、5ヶ月後にやっと発表されて、その一方で、この物価上昇の中で、民間企業とかも賃金アップしてて、相模原市の職員の給与が10万円上がります。
これは知事に言いたいです。相模原で、こういう当事者目線じゃないことが地域で行われていて、僕は神奈川県に言ったんですけども、それは、言うけど指導できないというふうに言われてしまって。職員の給与が10万円上がって、でも当事者から6万円奪うっていうのは絶対ありえないと思いますし、それで当事者目線ってことを県は言うのは、僕は明らかに当事者目線じゃないと思うし、県の担当者も当事者目線ではないっておっしゃってます。
 もし、当事者目線の障がい者福祉っていうんだったら、そういう言葉はもう使わないで欲しいし、綺麗ごとにしか思えません。もう本当にみんな、みんな怒ってます。みんな困ってます。ぜひ助けて欲しいと思って。こういうチャンスはないと思ったので、長くなってごめんなさい。黒岩知事お願いします。

(内藤部会長)
 御意見ありがとうございました。また皆さん、いろいろな要望に関しては、心に留めていただけたらと。

(事務局)
この資料にあります、「部会委員からのご意見」っていうのは、受け入れる側の審議会ではなくて、ここの皆さん、当事者部会の皆さんがこの審議会に入ったほうがいいのか、入らなくてもいいのかという意見をまとめている話ですので、受ける側が入れたくないとか、そういう話とかがあるわけじゃありません。ここまでいろいろ意見がりますけれども、もし足りなければどんどん意見をいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。

(内藤部会長)
 はい、ありがとうございます。それでしたら、再度、先ほど御説明いただきました資料3の、団体活動の社会への発信についてのことについて、御意見をいただきたいと思います。小山委員。

(小山委員)
 私たち地方の方だと、親がボランティアさん任せっていう感じで、ボランティアさんも、もう65歳過ぎたおじいちゃんとかおばあちゃんって感じで、実際問題ボランティアさんが足りてないっていう感じで、親はとにかく、ボランティアさん任せだからっていう。ボランティアさんがいないと、何も活動しちゃダメだよっていう感じになっているので、実際、ボランティアセンターに行って来て、そこにポスターが貼ってあったり、チラシとか、機関紙みたいなのが駅に置いてあったりするんですけど誰も取ったりしてないんですよね。病院とかにも置いてあるよって、実際に見に行ったら、隅っこの方に置いてあるんですね、発行したやつが。
 それと、ボランティアセンターでも実際バーッて貼ってあって、誰も来てないなっていう感じなんですよね。だからもう本当、ボランティアさん頼りなんだなあっていうふうに思っているんですよね。だから実際これ、例えばその地域のボランティアさん同士が、ボランティアセンター同士が協力し合って、こういった団体がいるんだけど何とかならないかっていうふうにしてもらったほうがいいのかなと思ってるんですよね。

(内藤部会長)
 ありがとうございます。弓矢委員の方から何か御意見ございませんでしょうか。

(弓矢委員)
 私たちの団体は、県内9ヶ所の身体障がい者施設を訪問して、利用されている方の施設に対する苦情を聞いたりとか、悩みを聞いたりしてサポートしているんですけれども、そんな中で、障害者虐待防止法だったりとか、障害者差別解消法について、施設利用者の方々に対して発信したい。発信できれば、苦情とか悩みを聞きやすいのかなというふうに、考えているんですが、なかなか施設に掲示していただいたり、私たちの方からお話をしても、意思の疎通が難しい方だったりすると、そういう、情報を知っていただく機会がないかなと、知ってもらいづらいなっていうのがあって、そこが課題だなと感じています。

(内藤部会長)
 どうもありがとうございます。はいどうぞ。冨田委員よろしくお願いいたします。

(冨田委員)
 冨田です。団体活動の社会の発信についてなんですけど、今、地域でやってるブルースカイクラブっていうのがあるんですね。いっぱい動く活動があるんですよ。それちょっと皆さんやっぱり、高齢化が進んでいますね。それで、いろいろやっているんですが、なかなか説明が難しいですね。いろいろ勉強会やっても、例えば、親亡き後とかやっても皆さんシュンとなっちゃうんですよ。でもね、これからすごく必要だと思うんですよね。それで今、僕が悩んでいるのは、そのことをどう噛み砕いてやるかなと今やってます。
 今度は消費者のことの勉強会やるんですよ。2月8日に藤沢の方で。なのでね、それが今の課題ですかね。ボランティアさんも、ちょっと今、高齢化しています。特に男性の方がね。それで今、いろいろチラシとかを渡して、僕の今通っているところにも頼んでいるんです。ボランティアさんいませんか、とかって。
 なので、これからの課題は、噛み砕いて話すってことですね。消費者の関係の講座をね、2月8日に藤沢の方でやるんですよ。2回目です、やるのが。それで、皆さんがどういうふうになろうとするかってこと。そうしないとね、「大丈夫、大丈夫」としか言わないんですよ。消費者のことに対しても。困ってるのに。僕なんか困ってること全部言っちゃいますけどね。そうしないとやっぱり、これから皆さん苦労すると思うんですよ。はい。以上です。

(内藤部会長)
 はい、ありがとうございます。では、尾山委員。

(尾山委員)
 精神障がいピアサポーター尾山です。情報発信の工夫としましては、私達ピアサポーター活動を継続するということで、定例会を開催し、ピアサポーターが集まる。この事業は病院訪問をして、入院されている精神障がい者にお会いするということをしておりますが、その機会がない場合でも、体験発表や会議に出席することによって、私たちの存在を伝えていくということをしておりましたところ、その効果としまして、新型コロナウイルス感染拡大による、病院訪問の中止が、1病院におきまして解除されました。これはとてもありがたいことだと思います。
 ただ、この課題としまして、一番考えられますのが、この病院訪問事業が県の事業として実施された18年間で、継続して病院訪問できているのが、県央の活動範囲内の6病院中1病院のみという県の皆さんの努力と、委託事業所の皆さんの努力、そして私の精神障がい者としての体験から考えると、この病院訪問事業がとても素晴らしいと感じているにも関わらず、18年間のうち、6病院の中の5病院が、この事業をいらないと言ってるわけですね。活用してないわけです。これは大変課題だと思ってます。以上です。

(内藤部会長)
 はい。ありがとうございました。猿渡委員、よろしくお願いします。

(猿渡委員)
 はい。手短にいきます。猿渡です。まず当事者が高齢化したということと、いのくら知ってる人いないと思うんですけれど、県民のいのちとくらしを守る共同行動委員会というですね、労働組合と県が折衝するやつがありました。そういうところのこととか、例えば、僕、今度、ボッチャの県の障がい者スポーツ大会出るんですけども、そういうお知らせが県や市区町村から来ます。インクルーシブ教育の件なども案内が団体向けに来ます。そうすると、団体に所属している上の人しか知らないんですよね。
 また、うちの場合は場所がないので、公民館とかを借りたり、まちづくりセンターとか、あと神奈川県の県民サポートセンターを借りたりとかもあるんですが、最近はそういうところあんまり使われてないっていうのがあるのかなっていうのと、高齢化は、当事者も支援者も職員も高齢化し、かつですね、運動、障がい者運動といいますか、社会を変えていくっていうことが、運動である程度成り立ってしまったので、以前に比べて、それ以上望むってことがなくなったと思うんです。
 だから、本人活動も自治会もそうですけど、何か問題があったときに自分の問題としてとらえられるかどうかっていうところが、難しいし、入るって具体的にどんな活動してるのってことを体験しなければわからないので、結局わからない。「じゃあいいや」ってなっちゃうんですよね。当事者同士、精神の当事者同士でもやっぱり皆さんそれぞれ、使ってる病院とかも知らない。そういうところも共有とかもできないので、県や政令市も含めた市町村に協力してもらうとか、そういうことが必要かと思います。

(内藤部会長)
 はい。ありがとうございます。小西委員よろしくお願いいたします

(小西委員)
 すいませんちょっと、宣伝になりますけど、暮れに、ピープルファーストの全国大会があります。それはいろんな障がいを持った方が全国から、飛行機に乗ったり、電車に乗ったり、ホテルに泊まったり。車椅子の方もいます。いろんな障がいを持ってる人、目が見えない人、耳が聞こえない人もいます。地方とか何とかっていっても、我々は全国を抱えているのです。
 それで、黒岩さん、毎回、これを言ってます。神奈川県を統一してください。そうしないとこの問題は本当に解決しません。地方と横浜市が離れていくような気がして。お願いします。

(内藤部会長)
 宇都木委員、よろしくお願いいたします。

(宇都木委員)
 はい。私たち視覚障害者協会では、当事者はもちろんなんですけれども、小中学生に向けて、人権啓発のための、講演会などをしています。これは視覚障がい者の暮らしを知ってもらうとか、それから、視覚障がい者を見かけたら、どのように声をかけたらいいのかとか、どういうふうにして接したらいいのかっていうことを、当事者が講師になって講演をしています。それから、当事者向けには、相模原市から委託を受けてしている事業なんですけれども、視覚障がい者何でも相談サロンっていうのをやっていて、チラシだったり、広報だったりそれからポスターだったり、そういうものを利用して、発信しています。その中で、当事者、あるいは御家族方がいらっしゃって、相談を受けていく中で相模原市の視覚障害者協会の方に入ってくださる方がここのところ増えてきています。
 なので、当事者もそうなんでしょうけど、いろんな周りの人たちにも向けての、そういう発信っていうことをしていくといいのかなっていうふうに、実際、会員さん増えてきているので、あと賛助会員さんも増えてきているので、そういうふうにしていってもいいんじゃないかなっていうのは思っています。以上です。

(内藤部会長)
 どうもありがとうございます。素晴らしい取組をされていると感心させていただきました。はい。それ以外に、高橋委員。

(高橋委員)
 高橋です。申し訳ありませんが、7年前ぐらいに、盲ろう者ゆりの会の方で作りましたDVDがあります。県、市町村にそれぞれに送りましたけれど、市役所とか、モニターの方に映す準備がないみたいに言われて、そのままになっています。できれば、県の方から市町村の方に、言っていただいて、モニターなど準備して、そのDVDを流して、市民等に知らせるっていう方法をしていただきたいと思います。そのしまったままにしていただかないようにお願いします。

(内藤部会長)
 というご意見でございます。よろしくお願いします。はい。この資料3につきまして、よろしゅうございますか。はい、奈良﨑委員、どうぞよろしくお願いします。

(奈良﨑委員)
 はい。奈良﨑です。今皆さんの話を聞いてて、いろんな団体の本人活動や、いろんな活動してて、高齢化だ、高齢化だって言っているけど、実際高齢化の問題は変わんないと思います。ただ私がいつもよく言うのは、高齢化になったら、高齢化の場所を作ってあげればいいのかなと思います。おかしいかもしれないけど、若い人も高齢者と一緒に本人活動やると、すごく悩みが多くなります。
 それで、私はそれがもう面倒くさいから、何個もいっぱい作って、この人にはこれ、この人はこっちがいいんじゃないっていうふうに、紹介みたいな感じに今なってます。
 例えば、先週うちのにじいろでGO!で面白いことを話をしました。支援者と本人さんの親子関係の歳だねって、言ったんです。支援者さん24歳。私いま46歳。私と奈良﨑さんって何の関係っていつも彼とよく話すんです。「奈良﨑さん僕のお母さんより若かった」って。「やったー」って。そういうふうに見られると、多分皆さんうまくいくと思うんです。
 ただ、よく言うのは、高齢化、高齢化って、その時に私たち仲間は、こうやって彼たちに来てもらって、こういった配慮してあげようかとか、逆に若い子は、私たちにどうやって合理的配慮してんのっていうのを最近、けっこうにじいろでGO!の仲間と議論してて。あとはやっぱり全国育成会もそうなんだけど、先月、育成会で研修会で千葉に行ったときも、どうやったら、どういう合理的配慮をしたらうまくできるのか、っていう工夫をしてもらったんですね。多分そういうふうにすると、皆さん上手く付き合えるのかなって。
 だけど、勉強会の資料をただバーッて字だけじゃつまんない。映像をを使ったり、あとは例えば、毎回、奈良﨑が来るとマルバツやってくれるでしょうとか、シールしてくれるでしょうとかいうイメージが強いんですけど、多分そういう風にしてあげたり、その工夫をしてあげる、アドバイスを県がしてもらうと良いと思います。
 ぜひ、皆さんにお願いがあります。お互いの本人活動とかいろんな団体の紹介をここでしたらいかがですか。私は何をしている、例えば尾山さんみたいに、私はピアサポートですとか。会の紹介をここでできたらしてもらうと。そうすると、うちのメンバーにこっちに行ったら面白いんじゃないとか、紹介ができるので、そういう紹介表を作ってもらうといいのかなと思います。以上です。

(内藤部会長)
 ありがとうございました。今日は,そうもいきませんでしょうから。また、時間を取らせていただきたいというふうに考えます。はい。猿渡委員。

(猿渡委員)
 例えば、副知事とか知事とか、あと、障害福祉課なり障害サービス課なりの職員が一生懸命、当事者会とかに出られているじゃないですか。なので、あとは僕らが、このとも生きTシャツで憲章がついてるんですけども、例えばやっぱり、このTシャツを着て街を歩くっていうこともそうだと思うんですけど、もっと当事者側からですね、憲章って何っていうのをアピールしていく。
 県のたよりには、共生推進本部室の方にページをすごく大きく振られているんです。でも、地域福祉課とかすごく弱いんですよ。11月にバリフェスとかやってるんですけど、少ないんですね。
 なので、そういうみんなで生きる、ともに生きるかながわ憲章を作って、みんなこうやってやられて、知事もいろんな方と関わりあってこういうふうにできてきた中で、特に今回は、行政と一緒になってやってるので、そういう点では横ばいで評価できると思うんです。
 なので、シンポジウムをやってたりとか、奈良﨑さんとか僕らとかで、よりわかりやすいものを、行政の職員と一緒に作っていく。実際に、当事者が入ってわかりやすくなったじゃないですか。そういう風な作り方をして、わかりやすく、当事者が横に繋がるってことが大事かなと思いました。以上です。

(内藤部会長)
 はい。どうも。いろいろな御意見ありがとうございました。大分時間もオーバーしておりますものですから、よろしいでございましょうか。事務局におきましては、ただいま、いろいろ御意見をいただきましたことにつきまして、今後の取組を進めていただく中で、参考にしていただけたらありがたいと思っております。本日の会議の進捗状況につきましては、2月13日の障害者施策審議会で報告させていただきますので、よろしくお願いします。事務局の方へマイクをお返しさせていただきます。よろしくお願いいたします。


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