ホーム > 電子県庁・県政運営・県勢 > 地方分権・自治・外交 > 県議会・条例その他議案 > 神奈川県議会 > 神奈川県議会 代表質問・一般質問(「議会かながわNo.172」より 令和3年11月18日発行)
更新日:2021年12月23日
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代表質問・一般質問議会かながわNo172
ページの都合上、質問・答弁の一部を掲載しています。詳しくは、神奈川県議会会議録をご覧ください。
会派名・選挙区は、質問時点のものです。
9月13日(月曜日)代表質問|9月14日(火曜日)代表質問|9月15日(水曜日)代表質問
9月17日(金曜日)一般質問|9月21日(火曜日)一般質問|9月24日(金曜日)一般質問
柳下 剛 |
自民党 横浜市緑区 |
問 県民の利便性や業務の効率性等の観点から、収入証紙による手数料等の徴収方法の見直しを検討すべきと考えるが、知事の見解を伺う。
答 販売所のあり方など課題を整理した上で、収入証紙制度を廃止していく。また、窓口での手数料等の納付に、キャッシュレス決済を導入し、県民の利便性の向上を一層、図っていく。
問 熱海の土砂災害の被害を拡大させたとされる盛土だが、県土砂条例の規制では限界があり、法制化が必要である。今後、盛土による土砂災害の防止に、どう取り組むのか、知事の見解を伺う。
答 土砂災害を防止するためには、土砂の処理を適正に行い、盛土の安全を確保することが、極めて重要である。早期の法制化を粘り強く国に働きかけるとともに、近県の動向を見定めた上で、条例改正の必要性を検討する。
問 令和4年度入学者選抜の新型コロナウイルス感染症感染防止対策について、どう考えているのか。また、今年度から新しい中学校学習指導要領が全面実施されたことを踏まえ、今後の公立高等学校入学者選抜制度について、どう考えているのか、教育長の見解を伺う。
答 昨年度と同様、安心して受検できるよう感染防止対策を徹底するほか、感染者や濃厚接触者と特定された場合も、不利益を被らないよう対応する。また、今後の入学者選抜制度については、学識経験者や中学校関係者等による協議会を設置し、検証を行い、令和6年度入学者選抜への反映を目指し、改善の方向性について検討していく。
このほか当事者目線の障がい福祉、新型コロナウイルス感染症への対応、豚熱対策、水道事業の広域連携などについて質問しました。
赤野 たかし |
立憲民主党・民権クラブ 横浜市青葉区 |
問 本県において年代別の接種率の公開を検討すべきと考える。県としてワクチン接種のさらなる「見える化」に向け、どう取り組んでいくのか、知事の所見を伺う。
答 全県レベルの年代別の接種率について、速やかに公表する。高齢者接種率と新規感染者に占める高齢者の割合の推移を示すなど、客観的なデータを活用しながら、県民にとって分かりやすい情報を提供する。
問 県内の盛土の総点検対象箇所は、どのくらいか。また、盛土などを行う場合の事前の住民説明会の対象範囲を広くすべきと考えるが、知事の所見を伺う。さらに、見直しを行う場合、いつまでに行うつもりなのか、併せて伺う。
答 県内における盛土の総点検の対象箇所数は9月9日時点で約1万箇所となっている。また、住民説明会の対象範囲の拡大について検討を行い、年度内を目途に施行規則の見直しを行う。
このほか地域療養の神奈川モデルと市町村連携、コロナ禍での犯罪情勢と抑止対策、特別自治市※1構想、カジノ等への県の対応などについて質問しました。
※1 特別自治市
大都市の市域における、広域自治体・基礎自治体という従来の二層制の自治構造を廃止し、現行制度で国や道府県の事務とされているものも含め、基本的に地方が行うべき事務の全てを大都市が一元的に担う制度のこと。
西村 くにこ (にしむら くにこ) |
公明党 川崎市川崎区 |
問 自宅療養のコロナ患者の重症化を防ぐ観点から、中和抗体カクテル療法※2を早期に受けることができる体制強化が必要と考えるが、知事の所見を伺う。
答 医療崩壊を防ぐためにも重要な取り組みであり、今後は、療法を普及する観点から拠点病院を地域ごとに指定し、必要な病床数を確保していく。
問 6月から実施した生理用品提供モデル事業を今後、どう総括し、対応するのか、教育長の所見を伺う。
答 アンケートでは生徒の約80%が生理用品が手元になく困った経験があり、経済的理由から用意できない生徒やアルバイトをして用意している生徒は約4%だった。安心して学校生活を送れるよう、10月から、すべての県立学校の女子トイレに生理用品を配備する。
このほかかながわ性犯罪・性暴力被害者ワンストップ支援センター「かならいん」、低出生体重児※3のための母子手帳、夜間中学などについて質問しました。
※2 中和抗体カクテル療法、抗体カクテル療法
新型コロナウイルスが増殖するのを防ぐために、体内に抗体を注入する治療法で、特に、2種類(カシリビマブ、イムデビマブ)の抗体を混ぜ合わせて使用するロナプリーブという薬剤を利用する治療法を、抗体カクテル療法と呼ぶ。
※3 低出生体重児
出生体重が2,500g未満の新生児のこと。
池田 東一郎 (いけだ とういちろう) |
県政会 大磯町・二宮町 |
問 抗体カクテル療法の県内における実施状況と、薬剤備蓄や外来患者への投与等の普及促進策について、知事に伺う。
答 抗体カクテル療法は9月9日時点で約500件実施し、薬剤備蓄ができる拠点病院を新規に開拓している。外来患者への投与についても条件を備えた医療機関を開拓し、普及促進を図る。
問 相模湾の定置網にウミガメが迷い込んで死んでしまうことを防ぐため、ウミガメ脱出装置を定置網に取り付けるなど、今後の対応について、知事に伺う。
答 今後、平塚沖で実施するウミガメ脱出装置の実証試験に県も参画して、その改良と普及に取り組み、県内定置網漁業の振興とウミガメ保護の両立を図る。
このほか公共事業施工時期の平準化、教育機会確保法の趣旨を生かした不登校対応、国の特別支援学校設置基準への対応などについて質問しました。
※2 中和抗体カクテル療法、抗体カクテル療法
新型コロナウイルスが増殖するのを防ぐために、体内に抗体を注入する治療法で、特に、2種類(カシリビマブ、イムデビマブ)の抗体を混ぜ合わせて使用するロナプリーブという薬剤を利用する治療法を、抗体カクテル療法と呼ぶ。
大山 奈々子 |
共産党 横浜市港北区 |
問 無症状や軽症の間は、搬送手段を確保して宿泊療養施設を有効活用し、また、抗体カクテル療法※2等を宿泊療養施設でも行うべきだが、知事の見解を伺う。
答 タクシー会社とも契約し、搬送に必要な台数を確保している。医療人材の確保が困難な中、宿泊療養施設での抗体カクテル療法の実施は現状では考えていない。
問 生活保護制度の弾力的運用の説明を窓口で徹底し、また、ホームページ等に国民の権利であることを明記し、申請を抑制する表現を排除するよう改善すべきだが、知事の見解を伺う。
答 制度の弾力的な運用を研修等の機会を捉え、福祉事務所に周知し、生活保護の相談者に寄り添った対応を求めている。
このほか土砂条例と気候変動を加味した諸基準の見直し、特別支援学校の過大規模化解消に向けた年次整備計画の策定、住民投票などについて質問しました。
※2 中和抗体カクテル療法、抗体カクテル療法
新型コロナウイルスが増殖するのを防ぐために、体内に抗体を注入する治療法で、特に、2種類(カシリビマブ、イムデビマブ)の抗体を混ぜ合わせて使用するロナプリーブという薬剤を利用する治療法を、抗体カクテル療法と呼ぶ。
佐藤 けいすけ (さとう けいすけ) |
かながわ県民・民主フォーラム 愛川町・清川村 |
問 自然環境が有する機能を取り入れたグリーンインフラの取り組みの今後の方向性について、知事の見解を伺う。
答 自然環境が持つ防災・減災、地域振興などさまざまな機能を、実際の都市づくりに、どのように反映できるか検討し、持続可能な社会の形成を目指していく。
問 新型コロナウイルス感染症の急拡大を契機に、自宅療養の新たな展開を模索すべきと考えるが、知事の見解を伺う。
答 重症化させないよう指針を定め、初診の段階から薬剤処方を行うよう県内の医療機関に要請し、また、地域医師会の医師の指示で自宅にて酸素投与できる体制を整備するなど、安心して自宅療養できる仕組みに発展させていく。
このほか自然や生態系を活用した減災・防災対策、再生可能エネルギー普及に向けた県営電気施設活用、教育委員会のICT※5推進指針などについて質問しました。
※4 グリーンインフラ
自然環境が有する機能を社会におけるさまざまな課題解決に活用しようとする考え方のこと。
※5 ICT
Information and Communication Technology(情報通信技術)の略。
市川 和広 (いちかわ かずひろ) |
自民党 藤沢市 |
問 戦没者への追悼の思いを風化させないため、戦没者追悼施設の一層の活用や、戦争の記憶の次世代継承をどう進めていくのか、知事の見解を伺う。
答 戦没者の孫、ひ孫や大学生など若い世代との意見交換の場を設けて、次世代への効果的な継承方法を検討する。また、戦後80年の節目となる令和7年に向けて、県の戦没者追悼施設の活用方法を検討する場を立ち上げ、施設面の課題も検討する。
問 国の基本方針の見直しを受けた、神奈川県耐震改修促進計画の改定の方向について、知事の見解を伺う。
答 住宅やホテル、病院などの耐震化率は目標の95%を概ね達成したが、緊急輸送道路の沿道建築物の耐震化率は約3割にとどまっていることから、新たに目標を定めるとともに、建築物の所有者に対する改修の働きかけを強化するなど、建築物の耐震対策に取り組んでいく。
このほか公立学校における外国につながりのある子どもたちへの支援、本県水産業の活性化、県西地域の活性化などについて質問しました。
市川 よし子 (いちかわ よしこ) |
立憲民主党・民権クラブ 川崎市幸区 |
問 災害時の自宅療養者の避難場所の確保について、知事の所見を伺う。
答 自宅療養者の避難に関する対応等を避難所マニュアル策定指針に反映する。また、市町村が行う避難に必要な資機材整備等に対し、財政支援を行う。
問 多様化、深刻化する人権侵害について、独立機関の設置の検討など、実効性のある取り組みを推進すべきと考えるが、知事の所見を伺う。
答 現在改定作業を進めている「かながわ人権施策推進指針」において、人権侵害解消に資する当事者支援の充実・強化を位置付ける。また、国の動向や他自治体の状況も捉え、実効性のある先駆的な取り組みを研究していく。
このほかワクチン接種証明書等の活用の課題、宿泊・自宅療養者等の投票権の担保、地域医療構想のこれからのあり方などについて質問しました。
神倉 寛明 |
自民党 秦野市 |
問 受験等を控える中高生など10代の県民がワクチンをできるだけ早期に安心して接種できるよう、市町村と連携して取り組むべきと考えるが、知事の見解を伺う。
答 中高生に対する接種につき、市町村に配慮をお願いするとともに、職域接種を行う大学等に対し、受験生も接種対象とするよう依頼する。また、副反応等ワクチンに関する情報をSNS※6等で発信し、不安の払拭に努める。
このほか秦野赤十字病院を含む地域での医師確保、秦野戸川公園の魅力づくり、わいせつ教員根絶への取り組みなどについて質問しました。
※6 SNS
登録された利用者同士が交流できる、インターネット上の会員制サービスのこと。
須田 こうへい (すだ こうへい) |
立憲民主党・民権クラブ 横浜市旭区 |
問 県有地が横浜市の副申のもと、随意契約により事業者に売却された後、鑑定額より高額で転売され、用地も違う用途で利用されている。随意契約での県有地売却の適正さを担保する実効性のある取り組みについて、知事に伺う。
答 市町村から副申を受ける際は、施設整備の許認可の見込みなど、県と市町村で確認する。また、今後は、契約に違反し転売された場合に、県が買い戻しできる特約を付す。
このほかカジノ誘致反対の民意を受けた上での神奈川県ギャンブル等依存症対策推進計画、データ利活用などについて質問しました。
松長 泰幸 (まつなが やすゆき) |
県政会 藤沢市 |
問 運動や食の大切さ、心身の健康について、コロナ禍の未病改善の促進にどう取り組むのか、知事の所見を伺う。
答 ストレス解消法や室内での運動、バランスのよい食事等、コロナ禍だからこそ自分事として取り組める内容をホームページにまとめ、情報発信をより充実させる。県のたより10月号においても運動を特集し、二次元コードから動画を見られるよう、わかりやすい情報を発信する。
このほか東京2020大会のレガシー、不適切な森林開発防止、磯焼け対策、水道スマートメーターの導入などについて質問しました。
石田 和子 (いしだ かずこ) |
共産党 川崎市高津区 |
問 法定業務に加え、コロナ対応が求められる保健所の体制強化が必要と考えるが、年度途中の保健師増員と来年度以降の正規保健師増員の取り組みについて、知事に伺う。
答 今年度は、非常勤職員の配置などで人材を確保した。また、来年度に向け保健師20名を募集し、一部を10月に前倒しで採用して体制を確保する。来年度以降も保健師の適正な配置に取り組み、保健所の体制強化に努める。
このほか新型コロナの感染伝播を断つための大規模検査、介護現場の人材確保、羽田空港新飛行ルートなどについて質問しました。
綱嶋 洋一 (つなしま よういち) |
自民党 綾瀬市 |
問 綾瀬市内で発生した有機フッ素化合物による地下水汚染に対する県民の不安を払拭する取り組みを知事に伺う。
答 県が周辺の地下水を調査した結果、暫定目標値以下で問題ないことが確認された。こうした情報をもとに、地元市町村と連携し、地下水利用者に向け注意喚起し、また、地下水を継続的に摂取した場合でも暫定目標値以下ならば健康被害の心配はないなど、丁寧な情報発信を行う。
このほか高齢者の防犯対策、高速道路に架かる市町村管理橋老朽化対策、SNS※6等起因の犯罪から子供を守る対策などについて質問しました。
※6 SNS
登録された利用者同士が交流できる、インターネット上の会員制サービスのこと。
※7 有機フッ素化合物
独特の性質(水や油をはじく、熱に強い、薬品に強い、光を吸収しない等)を持ち、はっ水剤、表面処理剤、乳化剤、消火剤、コーティング剤等に用いられてきた化学物質だが、近年、有害性や蓄積性などが明らかとなってきたため、製造、使用等が制限されている。
野田 治美 (のだ はるみ) |
立憲民主党・民権クラブ 横須賀市 |
問 動物虐待等の事案の通報を受け止め、適切に対応するため、県としてどう取り組むのか、健康医療局長に伺う。
答 県のホームページに、動物虐待等に関する情報を集約した「かながわペット110番」を新設し、事例紹介とともに通報先の電話番号を一覧で掲載する。さらに、通報先を積極的に県民に周知し、所管外の通報があった場合にも関係機関と情報共有を図り、速やかな対応に努める。
このほか有機農業推進、SDGs※8アクションとしてのフードドライブ※9活動、福祉と社会をつなぐ障がい者アートなどについて質問しました。
※8 SDGs
Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略。国連サミットで採択された包括的な17の目標のこと。
※9 フードドライブ
未使用食品を持ち寄り、フードバンク団体や地域の福祉施設・団体などに寄贈する活動のこと。
山口 美津夫 (やまぐち みつお) |
自民党 相模原市緑区 |
問 家畜伝染病の発生に備え、平時から関係市町村との連携が必要と考えるが、知事の見解を伺う。
答 家畜伝染病の発生時、農場や近接地等でレンダリング※10や埋却処理が可能な土地の有無を、市町村等の協力を得て、調査を始めており、また、廃棄物の収集運搬や焼却処理事業者を拡充する。今回の事案を踏まえ、担当の部長等を配置し、課題の洗い出しや検証等を行い、対策を強化する。
このほか国と連携した雇用対策、地籍調査の促進、ICT※5を活用した教育活動、コロナ禍の県立高校の部活動などについて質問しました。
※5 ICT
Information and Communication Technology(情報通信技術)の略。
※10 レンダリング
家畜の伝染性疾病の予防及びまん延防止のため、移動式レンダリング装置を用いて、主に殺処分した家畜の死体を破砕・加熱処理すること。
すとう 天信 (すとう たかのぶ) |
立憲民主党・民権クラブ 横浜市都筑区 |
問 県は、自然保育の自治体ネットワークに参加し、市町村と連携して、自然を活用した保育の普及促進に取り組んでいく必要があると考えるが、知事の所見を伺う。
答 自然保育の情報発信や人材育成に取り組む森と自然を活用した保育・幼児教育推進自治体ネットワークに参加し、情報収集を行う。また、県内で自然保育を実践する事業者の取り組みについて、市町村への情報共有を図る。
このほかソーシャルベンチャー創出、大人の発達障害への対応強化、視覚障がい者等を含む歩行者の交通安全などについて質問しました。
川本 学 (かわもと まなぶ) |
自民党 川崎市中原区 |
問 東京2020大会・セーリング競技の記憶を将来に伝えていくために、今後どのような形でモニュメントなどを残し活用していくのか、知事の見解を伺う。
答 セーリング競技会場の江の島に、大会レガシーとしてモニュメントと記念プレートを設置する。これにより、オリンピックの記憶を後世に語り継ぐとともに、江の島を訪れる方々にも、新たな魅力としてPRしていく。
このほか戦没者DNA鑑定の周知、外国籍県民支援、都市農業推進、信号機のLED化と災害時の滅灯・倒壊対策などについて質問しました。
栄居 学 (さかい まなぶ) |
立憲民主党・民権クラブ 川崎市川崎区 |
問 元木交差点及び鋼管通り交差点など交差点改良の地元住民の要望を聞くが、交差点における交通事故防止対策について、どう取り組んでいくのか、警察本部長に伺う。
答 交通指導取締りのほか、県警察公式ツイッターによる広報啓発活動や、交通事故が多発している交差点については道路管理者等の関係機関と連携した対策を講じている。引き続き交差点での交通事故防止対策を適切に推進する。
このほか飼い主のいない猫を増やさない取り組み、知的障がい者への新型コロナワクチン接種などについて質問しました。
山口 貴裕 (やまぐち たかひろ) |
自民党 厚木市 |
問 通学路の合同点検を含めた安全対策について、どう取り組むのか、教育長の見解を伺う。
答 各市町村教育委員会に通学路の合同点検等の実施への対応を依頼している中だが、経路の変更などすぐに着手できる対策等の実施を改めて促す。また、神奈川県通学路安全対策連絡会議において、合同点検の結果把握や今後の対応の確認など、通学路の安全対策に取り組む。
このほか児童虐待未然防止、さがみロボット産業特区の今後の取り組み、相模川等の樹林化対策と堆積土砂撤去などについて質問しました。
青山 圭一 (あおやま けいいち) |
立憲民主党・民権クラブ 川崎市多摩区 |
問 県立の図書館に電子図書館サービスを導入することについて、これまでの検討状況と今後の取り組みを教育長に伺う。
答 県教育委員会では、現在進めている県立図書館再整備の中で有識者の意見も伺いながら、検討している。他県では、館外貸出ができない辞典などに重点化して電子書籍を選定するなど工夫した取り組みが見られた。引き続き検討し、令和3年度内を目途に結論を得たい。
このほか県立高校の医学コース設置、高齢者施設の安全対策、医師の育成に係る機会均等と医師確保などについて質問しました。
原 聡祐 (はら そうすけ) |
自民党 横浜市中区 |
問 県が実施した医療従事者等のワクチン優先接種について、対象者の範囲などの課題をどう捉え、どういかしていくのか、知事の見解を伺う。
答 医療従事者等に含まれなかった従事者でも、決して低くない感染リスクを感じている方もおり、再検討の余地があると考える。3回目の接種で医療従事者等へ優先接種を行う場合は、その範囲を再検討するよう国に求める。
このほか災害発生時の救助・支援体制、東京2020大会事前キャンプ、コロナの影響を受けた商店街支援などについて質問しました。
田中 信次 (たなか しんじ) |
自民党 横浜市泉区 |
問 県の形を活用した広報について、現在の取り組みをどう捉えているのか、また、今後どう進めていくのか、知事の見解を伺う。
答 県の形は広報物の表紙等で活用している。今後は、より多くの方がさまざまな用途で活用することで、県の認知度やイメージ向上につながるよう、県ホームページで、無償でダウンロードでき、誰でも自由に使えるようにする。
このほか最低賃金改定が影響する中小企業の支援、観光農業支援、災害時のスマートフォン等の電源確保などについて質問しました。
高橋 延幸 (たかはし のぶゆき) |
自民党 足柄下 |
問 芦ノ湖と早川における洪水対策にどう取り組むのか、知事の見解を伺う。
答 芦ノ湖では、近年の豪雨災害の発生状況を水利組合に説明し、理解を得たうえで、どのような降雨ならば事前放流できるのか協議を進める。早川では、放流で増える水を安全に流せるよう、改修が進んでいない上流域を中心に、堆積土石の撤去などの対策を加速する。
このほか定置網漁業の振興、観光産業の復興、横断歩道利用者の安全確保、県西地域の宿泊療養施設設置などについて質問しました。
桝 晴太郎 (ます せいたろう) |
自民党 茅ヶ崎市 |
問 県立高校におけるSTEAM教育について、教育長の見解を伺う。
答 来年4月、STEAM教育に関する研究校を5校指定し、カリキュラム編成などの研究・開発を進め、その成果を他の高校へ普及していく。県立高校改革実施計画2期にSTEAM教育研究推進校として位置付け、県立高校における社会の変化に見合った学びを創り出していく。
このほかテレワーク定着に向けた取り組み、電話リレーサービス※12の周知に向けた取り組み、茅ヶ崎ゴルフ場などについて質問しました。
※11 STEAM教育
Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Art(人文社会・芸術・デザイン)、Mathematics(数学)等の各教科での学習を実社会での課題解決にいかしていくための教科横断的な教育のこと。
※12 電話リレーサービス
聴覚や発話に困難のある方とそれ以外の者との会話を、通訳オペレータが手話・文字と音声を通訳することにより電話で双方向につなぐサービスのこと。
高橋 栄一郎 (たかはし えいいちろう) |
自民党 横浜市保土ケ谷区 |
問 CRE感染症の院内感染が、県立病院で発生した場合の県の責務について、知事の見解を伺う。
答 こども医療センターで、院内感染と考えられる多くのCRE保菌者が確認されたことについては、県としても大変申し訳なく思っている。CRE感染症は治療が難しく重症化リスクが高いため、拡大しないよう県立病院機構と協力し、迅速かつ組織的に感染防止対策を徹底する。
このほか急性期の心血管疾患患者に対する初期医療対応、公立学校の病弱児の学び、ノウフク連携などについて質問しました。
※13 CRE感染症
メロペネムなどのカルバペネム系薬剤及び広域β-ラクタム剤に対して耐性を示す腸内細菌科細菌による感染症のこと。
菅原 直敏 (すがわら なおとし) |
大志会 大和市 |
問 新型コロナウイルスの感染者への差別は人権問題であるという視点からも、知事自らの言葉で、県として差別は許さないといったことを動画やホームページ上で発信していくべきと考えるが、知事の所見を伺う。
答 メッセージを出すのは大変難しいと痛感したこともあるが、差別偏見がいけないことは間違いなく、議員提案の視点でのメッセージ発信についても検討していきたい。
このほか本県のデジタル変革(DX※14)、共生社会実現の手段としてのデジタル変革(DX)について質問しました。
※14 DX
Digital Transformationの略。データとデジタル技術を活用した抜本的な変革により、生活様式を向上させるという考えのこと。
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