映像と資料で学ぶ気候変動(導入)気候変動対策を考えよう気候変動問題への対策
緩和と適応
気候変動に立ち向かうためには、大きく分けて「緩和」と「適応」の2つの対策があります。
「緩和」とは、再生可能エネルギーの導入や省エネルギー対策による温室効果ガスの排出削減、森林等の吸収源の増加などによって、 地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出を抑制し、気候変動を防止するための取組をいいます。 特に、近年では、温室効果ガスを排出する量と吸収する量を合わせて全体で実質ゼロとする「脱炭素(カーボンニュートラル)」という目標が世界のキーワードとなっています。 <緩和の身近な例> 家電を買い替えるときに省エネなものにする、環境にやさしい電力会社に切り替えるなど
「適応」とは、すでに現れている、あるいは、中長期的に避けられない気候変動の影響に対して、 自然や人間社会の在り方を調整し、被害を最小限に食い止めたり、逆に気候の変化を利用するための取組をいいます。 <適応の身近な例> ハザードマップを確認して自然災害に備える、夏の暑い時間帯の外出を控えるなど
気候変動に対処し、生命・財産を将来にわたって守るためには、温室効果ガスの排出削減などの「緩和」に全力で取り組むとともに、 地域の様々な関係が連携・協力して、「適応」に取り組むこともより一層重要となります。