映像と資料で学ぶ気候変動②ボトルからボトルをつくるプラスチックによる海洋汚染
プラスチックによる海洋汚染
海洋プラスチックごみは、生態系を含めた海洋環境の悪化や海岸機能の低下、景観への悪影響、船舶航行の障害、漁業や観光への影響など、様々な問題を引き起こす世界的な課題の一つです。 海洋プラスチックごみの量は極めて膨大であり、このままでは2050年には海洋中のプラスチックごみの重量が魚の重量を超えるとの報告もあります。
海岸に流れ着くごみは、海で発生したごみと思われがちですが、その中には、陸で生じた生活系ごみが多く含まれており、海岸ごみの約7割は、川から流れてくると言われています。 そのため、海に行ったときにごみを出さないだけでなく、普段の生活から、プラスチックを流出させないように気を配ることが必要です。
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マイクロプラスチック問題
プラスチックによる海洋汚染の中でも、近年、マイクロプラスチックによる海洋生態系への影響も懸念されています。
マイクロプラスチックは、大きさが5㎜以下の小さなプラスチックであり、 海水などにわずかに溶けている有害な化学物質が表面につきやすいことから、その汚染の実態や生態系への影響に関して、調査や研究が進められています。
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かながわプラごみゼロ宣言
2018年夏、鎌倉市由比ガ浜でシロナガスクジラの赤ちゃんが打ち上げられ、胃の中からプラスチックごみが発見されました。
神奈川県は、これを「クジラからのメッセージ」として受け⽌め、2018年9月に「かながわプラごみゼロ宣言」を発表しました。 持続可能な社会を目指すSDGsの具体的な取組として、深刻化する海洋汚染、特にマイクロプラスチック問題に取組み、 2030年までのできるだけ早期に、リサイクルされない、廃棄されるプラごみゼロを⽬指します。