1. 世界と日本の温室効果ガスのいま温室効果ガスの種類
温室効果ガスとは、地球の表面や大気、雲で特定の波長の放射線を吸収したり放出することで温室効果を引き起こすガスのことを呼びます。
人間活動によって増加した主な温室効果ガスには、二酸化炭素(CO₂)、メタン(CH₄)、一酸化二窒素(亜酸化窒素、N₂O)、フロン類等があります。
温室効果ガスの種類によって、温室効果の能力は異なります。地球温暖化係数(GWP:Global Warming Potential) は、二酸化炭素を基準にしてほかの温室効果ガスがどれだけ温暖化する能力があるかを表した数字のことです。例えば、冷蔵庫やエアコンの冷媒として使われているハイドロフルオロカーボンは、種類によっては二酸化炭素の14,800倍の温室効果があります。