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2. 気候変動の影響と将来予測海水温の変化

海水温の変化(世界)

 世界の年平均海面水温は、数年から数十年の時間スケールの海洋・大気の変動や地球温暖化等の影響が重なり合って変化しています。長期的な傾向は100年あたり0.55℃のペースで上昇しています。

世界の平均海面水温の偏差の図表

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海水温の変化(日本近海)

 日本近海における年平均海面水温は、100年あたり1.14℃のペースで上昇しています。

 この上昇率は、世界全体や北太平洋全体で平均した海面水温の上昇率(それぞれ0.55℃/100年、0.53℃/100年)よりも大きくなっています。 また、およそ100年間にわたる日本全国の年平均気温の上昇率(1.24℃/100年)と同程度の値です。

日本近海の平均海面水温の偏差の図表

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海水温の将来変化(世界)

 21世紀の間、世界全体で海洋でも昇温が続くと予測されています。海面から水深100mまでの海水温は、21世紀末までに、厳しい気候変動対策をとった場合(RCP2.6)でも約0.6℃、有効な気候変動対策がとられなかった場合(RCP8.6)は、約2.0℃の上昇が予測されています。

世界の年平均海面水温の将来変化の図表

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