4. 緩和策の事例二酸化炭素回収・有効利用・貯留(CCUS)
脱炭素社会の実現のために、温室効果ガスを大幅削減するには、再生可能エネルギーの導入や省エネの推進だけでなく、新たな技術開発も重要になります。
二酸化炭素回収・有効利用・貯留(CCUS)は、火力発電所等からの排ガス中の二酸化炭素(Carbon dioxide)を分離・回収(Capture)し、有効利用(Utilization)、又は地下へ貯留(Storage)する技術です。CCUSは、気候変動の緩和や炭素の循環利用を実現する有力なイノベーションの一つとして期待されています。
日本では、回収した二酸化炭素を地下へ貯留するCCSの実証事業、二酸化炭素を野菜等の培養やエタノールの製造に利用するCCUの実証事業などが行われています。