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4. 緩和策の事例排出量取引

 排出量取引制度は、温室効果ガスを排出する権利を取引する制度です。

 排出量取引の仕組みのひとつのキャップ・アンド・トレード制度は、排出量に上限(キャップ)を定め、制度対象企業は社内での排出削減か、炭素市場での排出枠調達を選択できるという制度で多くの国や地域で導入されています。

 パリ協定では、2か国以上の国が協力して温室効果ガスの排出削減対策を実施した際、その削減分を国際的に取引する仕組みとして取り入れられており、制度の詳細について議論が続いています。

 日本では、日本の持つすぐれた低炭素技術や製品、システム、サービス、インフラを途上国に提供することで、途上国の温室効果ガスの削減など持続可能な開発に貢献し、その成果を二国間で分けあう制度「二国間クレジット制度(Joint Crediting Mechanism、JCM)」を推進しています。

排出量取引の図表

出典・リンク