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6. 影響と適応策の事例【自然災害】高潮・高波

 台風や発達した低気圧が通過するとき、潮位が大きく上昇することがあり、これを「高潮」といいます。高潮は、主に台風等の中心の気圧が低いことによる吸い上げ効果と強い風が沖から海岸に向かって吹くことによる吹き寄せ効果が原因となって起こります。

 今後、気候変動によって、海面が上昇する可能性が非常に高いため、高潮のリスクは高まることが予測されます。また、台風の強度の増加等による太平洋沿岸地域における高波のリスク増大の可能性も予測されており、港湾及び漁港防波堤等への被害等が懸念されます。

 神奈川県では、越波被害への対策工事や海岸整備を行うほか、水防法改正に対応し、想定し得る最大規模の高潮を前提とした、高潮浸水想定区域の指定及び水位情報の提供等の対策に取り組んでいます。

高潮・高波の図表

出典・リンク