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イベントレポート
第9回食の祭典
主催:食の祭典実行委員会
日程:2024年11月23日、24日 10時から15時
場所:生田緑地内・中央広場周辺
参加:NPO法人いっぽいっぽ地域活動支援センターいっぽ舎
NPO法人いっぽいっぽ地域活動支援センター多摩ワークショップ
わーくはうす・ひこばえ
ほしやさい香予・こずみの干し野菜Labo.
来場者2万人超、食の祭典に彩り添える「共生社会ブース」
川崎市多摩区の生田緑地で11月23日、24日の2日間にわたって、地域最大級のグルメイベント「食の祭典」が今年も開催されました。「ともに生きる社会かながわ憲章」の理念をサポートしたいと、主催する食の祭典実行委員会は、福祉施設に出店区画を無償提供する「共生社会ブース」を開設。川崎市内の福祉施設・地域活動支援センター「いっぽ舎」と「多摩ワークショップ」、「わーくはうす・ひこばえ」、農福連携で福祉活動を支える「ほしやさい香予・こずみの干し野菜Labo.」の4団体が出店しました。
丁寧に作られた作品、オリジナル小物やめずらしい干し野菜に集まる視線
ここ生田緑地で第9回を数える「食の祭典」は、地域の人々が食を楽しむイベントとして定着しています。地元のお店のブースやキッチンカーが園内にずらりと並び、来場者は2万人を超える地域最大級のイベントです。飲食出店だけでなく、お祭り気分を盛り上げる、縁日や特設ステージもあり、地域の活性化と人々のこころを結ぶイベントとして人気です。
1日目は、区内の地域活動支援センター「いっぽ舎」と「多摩ワークショップ」が出店。手作りのクリスマスグッズやキーホルダー、ヘアアクセサリー、布製小物、ビーズアクセサリー、切り絵など、色鮮やかでかわいらしい作品を多数出店しました。職員の方々と一緒に施設利用者も会場入り。車椅子で販売員もこなしました。手作りならではの温かさが作品に生きています。
2日目は、「わーくはうす・ひこばえ」と農福連携で福祉活動を支える澤井香予さんがプロデュースする「ほしやさい香予・こずみの干し野菜Labo.」が出店。布やビニール、羊毛を使った手芸小物をはじめ、カタチが不ぞろいで市場に出せない野菜や果物を提携農家から提供してもらい、福祉施設の利用者が〝刻んで乾燥させて袋詰め〟した干し野菜商品がブースの店頭を彩りました。
イベント主催者のコメント
神奈川県の「ともに生きるかながわ憲章」に賛同し、今年も出店をしていただきました。これからも多くの皆さまの出店をサポートさせていただきたいです。食の祭典を通して、共生社会の理念が多くの方に届くことを願っています。
出店者のコメント
地域活動支援センター「いっぽ舎」
メンバーも普段と違う雰囲気のなか、とても楽しまれていました。車椅子が3台入っても十分な広さのブースで感謝しています。
地域活動支援センター「多摩ワークショップ」
利用者さんがこうしてイベント出店するときの表情がとても明るく、楽しんでいる様子がうれしく、ありがたかったです。また来年も出店したいです。
わーくはうす・ひこばえ
ペットを連れた来場者の方が多かったせいか、いぬの顔をデザインした「いぬバッグ」が「可愛い!」と大変好評ですぐに購入頂きました。ワークショップでもたくさんのこどもたちに参加いただき、嬉しかったです。
ほしやさい香予・こずみの干し野菜Labo.
ブースに訪れていただいた方の世代が様々で、女性の方だけではなく、若いパパさんにも干し野菜に関心を持っていただき、「健康」への関心の高さを感じることができました。このイベントははじめての出店でしたが、直接購入する方とお話ができる機会はとてもいいなと感じました。
購入者のコメント
いっぽ舎
ともに生きるのエコバックとチラシを場内でいただき、ブースを訪れました。こういったメッセージ性のある出店をサポートするイベント自体に敬意を覚えました。販売している作品も丁寧に作られたものばかりで、作者の方の一生懸命な説明にも感激し、購入させていただきました。
ほしやさい香予
この商品を販売するまでの経緯をお聞きし、農家と福祉施設と地域の人々の気持ちが集まった単なる〝食材〟ではない、この〝干し野菜〟のコンセプトに共感しました。オンラインでも販売しているそうなので、また購入したいです。