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更新日:2024年6月28日
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神奈川県の広報紙「県のたより」のページです。毎月1日(4月号は3月31日)発行。WEB版では、バックナンバーもご覧になれます。
県は、障がい者の働き方の選択肢を広げ、一人一人の特性に応じて、自分らしく働くことで喜びを実感できる地域共生社会の実現を目指しています。実際に、障がい者の多様な働き方を推進している企業をご紹介します。
株式会社リンクライン(小田原市)は、社員の約8割が障がいのある社員(メンバー)で、メンバーの豊かな表現力と高い技術力を戦力に、アイスキャンディーのようにカラフルでお肌に優しいせっけんを製作しています。
専務取締役 青野 真幸(あおの まさゆき)さん
消費者ニーズをつかむデザインを研究し、製作した高品質なせっけんは、瞬く間に注文が増え、設立時の年間数百個から、年間約20万個を製造するようになり、障がい者もやりがいのある仕事で黒字化を達成できると証明できました。
障がいのある社員のコメント
「あなたに期待している」と言われることがとても嬉しいです。
リンクラインに入社して14年になります。「大変そうな後輩を見つけたら駆け付ける!」、そんな頼りがいのある先輩になりたいと思っています。私たちのせっけんを全国に届けていきたいです。
色とりどりのせっけん
グリービジネスオペレーションズ株式会社(横浜市)では、ゲームのシナリオ確認やテストプレイ、各種社内申請書の確認など250種類を超える業務を請け負っています。
代表取締役社長 山本 千晴(やまもと ちはる)さん
社員がそれぞれの特性を生かして働くためには、やりがいや楽しさを本人からきちんとヒアリングして、相談しやすい環境をつくっておくことが非常に大事です。
障がいのある社員のコメント
障がい特性について否定せず私自身を理解しようと話を聞いてくれるのでのびのび働けます。
得意のプログラミングを生かして各種書類の作成や、SNS上の情報の集約・データベース化といった仕事をしています。リモートワークが主体でパソコンを使用した連絡が多く、文字でコミュニケーションが取れるので、今の職場環境は自分に合っています。
株式会社栄和産業(綾瀬市)では、自動車などの機械部品の製造や組み立て等において障がい者16名、外国籍の方51名が活躍しています。特別支援学校などからの職場実習の受け入れも行っています。
代表取締役 伊藤 正貴(いとう まさたか)さん
障がい者にできる仕事がないと思うのは勘違いです。最初は時間がかかるかもしれませんが、配慮があればできる仕事に違いはありません。それぞれが礼節をもって、能力や個性を尊重することが、企業として成長するための原動力であると考えています。
詳しくは株式会社栄和産業公式ホームページ
障がいのある社員のコメント
入社当時は全くの未経験でしたが、仕事を覚えられました。
入社して7年になります。レーザー加工を3年、溶接を4年やってきました。周りの皆さんが積極的に教えに来てくれるので、仕事を覚えられました。外国籍の方が多いので初めは言葉の壁がありましたが、普段からよく話したりプライベートで会ったりして、コミュニケーションを取れるようになりました。
【問合せ】
障がい者の雇用促進については県雇用労政課
[電話] 045(210)5871
[ファックス] 045(210)8873
ともに生きる社会かながわ推進週間については県共生推進本部室
[電話] 045(210)4961
[ファックス] 045(210)8854
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