写真で見る！「黒岩日記」 2025年1月7日

令和7年1月6日（月曜）令和7年仕事始め式

　新年の仕事始めに当たり、県職員に対して今年の抱負などを申し述べました。

　まず、知事になってからの14年を振り返り、県庁が大きく変わってきたことについてお話ししました。

　私が知事になった当時は、上位下達な仕事の進め方が当たり前でしたが、今では職員全員で徹底的に考え、議論して仕事を進めていく形に変わってきました。ライドシェアやベトナムとの交流、コロナ対応といった取組みを例に、神奈川が様々な分野で一番を走り、全国を引っ張ってきたことは県庁が変わったことの現れだと、私自身とても誇らしく思っています。

　また、ともいき主流化について改めて実感したイベント、昨年実施した「ともいきシネマ」と「ともいきアート展」についてお話ししました。

　「ともいきシネマ」では、上映中の映画を実際の映画館で実現することができました。来場された方々も支援する職員たちも本当に嬉しい顔をしていましたが、私が特に嬉しかったのは、関わっていただいた映画館関係者の方々が、良い仕事ができたと喜んでくださったことでした。

　「ともいきアート展」では「ともいき賞」を受賞した「元気」という絵についてお話ししました。この絵は視線入力で描かれたもので、いろいろな色を使い、とても大胆で、9歳の子が描いたとは思えないダイナミックな作品でした。そのお母さんは「表現ができないだけで、彼女の中にはこんな素晴らしい世界が広がっていたのかと知ることができ本当に嬉しい」と仰ってくれました。

　誰もが内面では様々なすばらしい感性、可能性、能力を秘めています。うまく表現できない人もいますが、うまく引き出してあげることができれば、本人も、引き出した人も喜ぶことができる。そんなともいき社会を目指していきたいと思います。

　今、県庁が進めているDXの流れも途絶えることがないよう、県の皆さんの仕事にどんどん取り込んでいって、効率的な行政も実現していく。そして、ともいき社会、当事者の目線にあったやさしい社会の実現に向けて、県職員とともに頑張ってまいります。

※メッセージ全文はこちら（テキスト版）

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