更新日:2024年10月19日

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沿岸(海面水位の上昇)への影響と適応策

神奈川県における沿岸(海面水位の上昇)に関する気候変動の影響と適応策

気候変動の影響

 気候変動による気温の上昇は、海水の熱膨張、氷河や氷床の融解、滑り落ちを引き起こすことで、海面水位を上昇させます。
 現在、油壷験潮場(神奈川県三浦市)において、海面水位は年6.85mmの割合で上昇しています。
 将来も、海面水位の上昇が予測されています。

油壷試験場における海面水位変化
油壷験潮場における海面水位の変化

出典:地盤上下変動を補正した海面水位変化(油壺験潮場)(国土地理院ホームページより)

 

【参考】日本全国における気候変動による影響(概要)

出典:気候変動影響評価報告書(別ウィンドウで開きます)(2020年12月、環境省)

現在の状況

  • 日本周辺の海面水位は上昇傾向(+2.8mm/年:1993~2015年、+4.19mm/年:2004~2009年)

将来予測される影響

  • 1986~2005年平均を基準とした、21世紀末の世界平均海面水位の上昇
    • 厳しい温暖化対策を取った場合(RCP2.6):+0.26~0.53m
    • 現状を上回る温暖化対策を取らない場合(RCP8.5):+0.51~0.92m
  • 80cmの海面上昇で、三大湾(東京湾・伊勢湾・大阪湾)のゼロメートル地帯の面積が現在の1.6倍に増加

 

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