更新日:2020年6月25日
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入込観光客調査のページ
(1)延観光客数
平成27年中に神奈川県を訪れた観光客(入込観光客)の推計延人数(以下「延観光客数」という。)は1億9,297万人で、平成26年の延観光客数(1億8,410万人)に比べ887万人の増加(前年比+4.8%)となった。
延観光客数は、横浜博覧会が開催された平成元年の1億6,065万人をピークに減少傾向を示し、平成10年には1億4千万人台前半まで減少した。しかし、その後回復傾向に転じ、平成15年に1億5千万人台に、平成16年にはみなとみらい線の開通等により1億5,900万人に達した。
その後も順調に増加し、平成21年には開港博Y150に伴う集客効果等により過去最高の1億8,357万人を記録したものの、平成23年は東日本大震災の影響を受けて平成15年の水準まで大幅に減少した。平成24年は、震災前の平成22年並みに回復し、平成25年はさらに伸びて1億8,459万人を記録し、4年ぶりに過去最高記録を更新した。平成26年は微減となったが、平成27年は2年ぶりに過去最高記録を更新し、初めて1億9,000万人を突破するとともに、神奈川県観光振興計画に掲げた平成28年の目標値1億9,200万人を前倒しで達成した。
(2)日帰り客数
日帰り観光客の推計延人数(以下「日帰り客数」という。)は1億7,695万人で、延観光客数の91.7%を占めており、前年に比べ825万人の増加(前年比+4.9%)となった。
日帰り客数は平成元年の1億4,894万人をピークに減少傾向を示し、平成10年に1億2千万人台となったが、平成11年以降は概ね回復傾向で推移し、平成16年には1億4千万人台に、平成18年には1億5千万人台に達した。
その後4年連続で過去最高を更新し、平成21年には1億7,016万人となったが、平成23年は東日本大震災発生の影響を受けて大きく減少した。平成24年は震災の前年並に回復し、平成25年は平成21年に次ぐ過去2番目の日帰り客数となった。平成26年は微減となったが、平成27年は過去最高の日帰り客数となった。
(3)宿泊客数
宿泊観光客の延人数(以下「宿泊客数」という。)は、1,602万人で、前年に比べ62万人の増加(前年比+4.0%)となり、過去最高を更新した。
宿泊客数は、平成3年の1,292万人をピークに減少傾向を示し、平成11年には1,100万人台となったが、平成12年以降は回復傾向で推移し、平成18年には1,300万人台に達し、その後3年連続で記録を更新した。平成21年から平成23年までは伸び悩んだが、平成24年以降は、毎年最高記録を更新している。
(1)横浜・川崎地域
横浜・川崎地域の延観光客数は6,479万人で、前年に比べ550万人の増加(前年比+9.3%)となった。
市別にみると、横浜市は433万人の増加(前年比+9.8%)、川崎市は116万人の増加(前年比+7.7%)であった。
平成27年3月の上野東京ライン開業にともなう埼玉県など首都圏からのアクセス向上等により、横浜赤レンガ倉庫1号館で前年に比べ31万人の増加が見られるなど、みなとみらいや桜木町周辺の観光施設を中心に増加した。また、3年に1度開催されるイベント「DanceDanceDance@YOKOHAMA2015」により106万人、市民マラソンとして新たに開催された「横浜マラソン2015」により66万人増加した。
(2)三浦半島地域
三浦半島地域の延観光客数は1,614万人で、前年に比べ120万人の増加(前年比+8.0%)となった。
市町別にみると、横須賀市は88万人の増加(前年比+11.2%)、逗子市は9万人の増加(前年比+11.2%)、三浦市は21万人の増加(前年比+3.7%)、葉山町は2万人の増加(前年比+4.0%)であった。
前年に比べ、横須賀市の三笠公園で19万人、長井海の手公園・ソレイユの丘で15万人、三浦市の油壺で13万人の増加が見られた。また、三浦海岸では6万人減少したものの、逗子海岸で5万人、葉山町の海岸では1万人増加した。
(3)湘南地域
湘南地域の延観光客数は5,450万人で、前年に比べ194万人の増加(前年比+3.7%)となった。
市町別にみると、平塚市が15万人の減少(前年比▲2.2%)、鎌倉市が97万人の増加(前年比+4.4%)、藤沢市が60万人の増加(前年比+3.4%)、茅ヶ崎市が40万人の増加(前年比+15.1%)、寒川町が3万人の増加(前年比+1.4%)、大磯町が2千人の減少(前年比▲0.2%)、二宮町が10万人の増加(前年比+22.6%)であった。
鎌倉地域を舞台とした映画の公開等により、鶴岡八幡宮で前年に比べ70万人の増加が見られるなど、鎌倉駅周辺を中心に増加した。また、江の島で開催されたイルミネーションイベント等の効果もあり、湘南海岸・江の島で34万人の増加が見られた。さらに、さがみ縦貫道路の全線開通によるアクセス向上等により、茅ヶ崎海岸で33万人増加した。
(4)箱根・湯河原地域
箱根・湯河原地域の延観光客数は2,719万人で、前年に比べ433万人の減少(前年比▲13.7%)となった。
市町別にみると、小田原市が2万人の増加(前年比+0.5%)、南足柄市が18万人の減少(前年比▲19.6%)、開成町が4万人の増加(前年比+15.6%)、箱根町が381万人の減少(前年比▲18.0%)、真鶴町が13万人の増加(前年比+13.2%)、湯河原町が52万人の減少(前年比▲14.4%)であった。
大涌谷周辺の火山活動の活発化にともなう噴火警戒レベルの引き上げにより、前年に比べ、箱根関所・資料館で13万人、箱根湿生花園で4万人、大雄山最乗寺で14万人減少した。また、宿泊者数についても92万人減少するなど、地域全体で大きく減少した。さらに、7月から小田原城が改修のため休館したことから、前年に比べ、小田原城址公園で43万人減少した。
(5)丹沢・大山地域
丹沢・大山地域の延観光客数は1,386万人で、前年に比べ175万人の増加(前年比+14.5%)となった。
市町村別にみると、秦野市が71万人の増加(前年比+35.5%)、厚木市が27万人の増加(前年比+8.6%)、伊勢原市が21万人の増加(前年比+12.0%)、中井町が7千人の減少(前年比▲4.2%)、大井町が2万人の増加(前年比+10.3%)、松田町が5万人の増加(前年比+8.2%)、山北町が10万人の増加(前年比+6.3%)、愛川町が2万人の増加(前年比+1.4%)、清川村が39万人の増加(前年比+26.4%)であった。
ハイキング客の増などにより、前年に比べ、秦野市の戸川公園で16万人、厚木市の七沢で7万人、山北町の玄倉で3万人増加した。また、クリスマスイベントで新たなイルミネーションを設置したことなどにより、宮ヶ瀬ではイベント期間中、前年に比べ3万人増加した。
(6)相模湖・相模川流域
相模湖・相模川地域の延観光客数は1,649万人で、前年に比べ281万人の増加(前年比+20.6%)となった。
市町別にみると、相模原市が275万人の増加(前年比+24.9%)、大和市が3万人の増加(前年比+1.8%)、海老名市が1千人の増加(前年比+0.5%)、座間市が3万人の増加(前年比+7.2%)、綾瀬市が4千人の増加(前年比+3.2%)であった。
さがみ縦貫道路の全線開通によるアクセス向上等により、前年に比べ、相模湖周辺(相模湖公園等)で66万人、津久井湖・城山湖周辺(津久井湖城山公園等)で10万人増加した。また、大和市の「神奈川大和阿波おどり」で2万人、座間市の「ひまわりまつり」で2万人、綾瀬市で新たに開催された「光・食・文化の祭典 AyaseBasesideFestival」で2万人増加した。
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