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更新日:2024年4月19日
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神奈川県青少年指導者養成協議会では、主に神奈川県内で青少年支援、指導に携わる方向けに、自然体験活動の指導に役立つ情報をまとめました。
子どもや青少年の自然体験活動、足りてますか?
さあ、外に出て周りを見てみましょう。そこからは、どんな自然が見えるでしょうか。草や花、木、土、山、川、海、虫や鳥などの生き物たち…。神奈川県は海や山、川など、豊かな自然に囲まれています。県内では、様々な自然の中で遊んだり、学んだりすることができます。今、まさに子ども達にとって外遊びや野外での活動が必要な時代が来ているのではないでしょうか。
自然体験活動を通して、子どもたちは生きる力を身に付け、自然を愛する心を養うことができます。また、日頃から自然を理解し、活用する経験を積むことで、未曾有の事態に立ち向かう力も身に付けられます。
さらに、小学生の頃に体験活動などをよくしていると、その後の成長に良い影響が見られることが分かっています。詳しくは、文部科学省Webページ令和2年度青少年の体験活動に関する調査研究結果報告内の「令和2年度青少年の体験活動に関する調査研究報告パンフレット(概要)」をご覧ください。
今回、神奈川県青少年指導者養成協議会では、子ども達の自然体験活動を推進するために、その指導方法や注意点など、活動に役立つ知識や情報を、特に経験の浅い青少年指導者向けにまとめました。危険に注意しなければならない活動もありますが、どなたでもお使いいただける内容も掲載しています。必要なページを印刷するなどして、活動にお役立てください。
青木 康太朗 氏(國學院大學人間開発学部 准教授)
子供の頃の体験活動は生きる力をはぐくむ糧となり、その後の人生を豊かにする基盤になるといわれています。とりわけ自然体験活動は、五感を使って自然を感じることで豊かな感性がはぐくまれ、自然の大切さや命の尊さを学ぶよい機会になるだけでなく、自然の中で感動したり、驚いたりしながら「なぜ、どうして」と考えを深めることで、好奇心や探究心を高めるきっかけになるといわれています。
しかし、社会の進展に伴い、子供たちが自然と触れ合える機会は少なくなり、自由にのびのび遊べる場も少なくなってきました。また、テレビゲームやスマートフォンの普及により一人で楽しく過ごせる遊びや体験が増えたことで、友達と一緒に外で遊ぶこと自体も少なくなってきています。
自然体験が少なくなるということは、本物に触れ、本質を知る機会が失われるということです。そのため、意図的・計画的に自然体験活動の場をつくり、子供たちが生きる力を身につけられる機会を提供していくことが求められています。
青木 康太朗 氏(國學院大學人間開発学部 准教授)
専門は野外教育、青少年教育、リスクマネジメント、レクリエーション。近年の論文に「青少年教育業界の今とこれから〜ニューノーマル時代にむけての一歩を考える〜」、「青少年教育施設における危険度の高い活動・生活行動の現況と安全対策に関する一考察」、「家庭の状況と子の長時間のインターネット使用との関連:『インターネット社会の親子関係に関する意識調査』を用いた分析」、「青少年教育施設で発生した冬期の傷病に関する調査報告」、「キャンプにおける安全教育が参加者の危険認知能力の向上に及ぼす効果に関する研究」ほか。
山根 早也香(さやか) 氏
大学生。青少年センター指導者育成課が主催する、子ども向けキャンプを企画運営する研修に参加し、しおりのイラストなどを手がけた。令和3年度神奈川県指導者養成協議会発行物「日本の季節を美味しく楽しく遊文化」の一部のイラストも担当した。
津久井生涯学習センター(グリーンカレッジつくい事業)
令和5年3月
神奈川県青少年指導者養成協議会
過去の神奈川県青少年指導者養成協議会発行物も一部配布・ダウンロードが可能です。
以下のリンクから過去の発行物一覧ページをご覧いただけます。
青少年支援・指導者のための活動資料集
このページの所管所属は 青少年センターです。