川遊び(竹竿を作って魚釣りにチャレンジ)
神奈川県青少年指導者養成協議会 自然体験活動 虎の巻
皆さんが住んでいる場所の近くの川で釣り体験をしてみませんか?ちょっとした道具のみ揃えれば簡単に釣りが楽しめる方法を紹介しています。餌は?もちろん自分で調達しますよ!
ねらい
- 餌を自ら調達し、魚を獲ることで川の生態系や周辺の環境について興味関心をもつきっかけにする。
- 魚が釣れる釣れないにかかわらず、試行錯誤を繰り返しながら諦めずチャレンジする力を身に付ける。
対象
小学校低学年以上
服装について
- ライフジャケットは必ず着用し、日よけ用の帽子の上にヘルメットを着用する。
- 春、秋は半袖短パンに化繊系の服を重ね着する。重ね着するのは前開きのシャツや長袖のTシャツなど、薄手のものだと脱ぎ着しやすく便利。
- 夏は半袖短パンでよい。
※ライフジャケットの着用方法は子どもたちにライジャケを!(別ウィンドウで開きます)の「資料」を参考にしてください。
準備するもの
- 篠竹(細くて、群がって生えている竹)
- 釣り糸
- 釣り針
- 餌(川で採取する)
- 水槽または虫かご
- 軍手
※篠竹について
1年目の竹は軟らかいため、竿としては使いづらい。
2年目以降になると横枝が出てきて硬くなってくるので竿として使える。横枝は切り落として使う。
手順
竹竿を手づくりしよう!
- 長さ1m程度の篠竹を用意する。
- 先端に釣り針がついた釣り糸を結ぶ。竹の節に引っかかるように結ぶ。
餌(クロカワムシ)も自分で確保する!
- 川辺の岩を裏返すと小石のようなものが張り付いている。
- 小石の中にクロカワムシ(トビケラの仲間)が生息しているので、中のクロカワムシをつぶさないように周りの小石を取る。
- 針に刺して完了。
ピストン釣りにチャレンジ!
- 餌を付けた竿をできるだけ川の水面と平行になるよう前後に動かす。コツは慌てずゆっくりと。
- 魚がかかるまで繰り返す。
環境を守るために
- 釣った魚はリリースする。
- 魚を針から外すときなど、魚に触れる際は強く触ると傷つけてしまうため、軍手をつけて優しく触るようにする。
川遊びの際の注意点
川特有の危険もあるため、事前の安全指導(セーフティトーク)や大人の立ち位置が重要となる。
- 活動範囲は大人の目の届く範囲とし、子どもに伝える。
- 下流側の活動範囲の境に大人を配置し、見守れるようにする。
- 日差しを遮るものが少ない川もある。帽子を被り、日焼けや熱中症対策に注意する。日焼け止めは顔全体だけでなく、耳の上と鼻の頭にもしっかりと塗る。水分や塩分等をこまめに補給する。
このページの先頭へ戻る