初期公開日:2023年11月10日更新日:2024年1月11日
ここから本文です。
女性の年齢と妊娠のしやすさについての一般的な説明です。
女性が妊娠しやすいのは20代から30代前半で、その後、妊孕性(妊娠する力)は年齢とともに低下していきます。
○女性の年齢と妊孕力の変化
妊孕率は、女性1,000人あたりの出生数(17~20世紀のアメリカ、ヨーロッパ、イランなど10ヶ所のデータ:Henry,L.(1961).Somedataonnaturalfertility.EugenicsQuarterly;8(2),81-91.)を元に、20-24歳を100%として計算した。年齢の増加に伴い(特に35歳以降)妊孕率の低下が認められる。データは平均±標準偏差で示した。(2016年12月12日一部内容を改訂)
【一般社団法人日本生殖医学会HPから引用】
これは、生殖補助医療(体外受精・顕微授精)による妊娠についても同じです。
○不妊治療と妊娠率
【公益社団法人日本産科婦人科学会HP(ARTデータブック)から引用】
グラフの青い線が、総胚移植(ET)数から計算した妊娠率ですが、生殖補助医療により培養した胚を移植しても、妊娠率は年齢とともに低下しています。
女性の体では、卵子の質や量、卵巣機能は、年齢とともに低下します。
女性が妊娠・出産の時期を、仕事やプライベートな生活の状況に応じて、ご自身の考えで判断すること(リプロダクティブ・ライツといいます)は当然のことですが、このライフプランを考える上では、年齢と妊娠の関係を知っておくことは必須の知識です。
不妊治療について(別ウィンドウで開きます)(県ホームページ)
このページの所管所属は健康医療局 保健医療部健康増進課です。