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更新日:2024年8月7日

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未病について(健康寿命の延伸に向けた取組)

神奈川県では、心身の状態は、健康と病気の間を連続的に変化するものとして捉え、この全ての変化の過程を表す概念を「未病」としています。未病の概念や、その背景についての説明です。

未病とは?

明確に区別できるものではない
「健康」と「病気」がはっきり区別されているイメージ画像

健康と病気の間を連続的に変化する状態が「未病」
「健康」と「病気」があいまいで、その部分が「未病」になっているイメージ画像

「未病」とは?

神奈川県では、心身の状態を健康と病気の二分論の概念で捉えるのではなく、「健康」と「病気」の間を連続的に変化するものとして捉え、この全ての変化の過程を表す概念を「未病」としています。
日常の生活において、「未病改善」により、心身をより健康な状態に近づけていくことが重要になります。

未病の改善-未病改善に向けて

神奈川県では平成29年3月29日に「かながわ未病改善宣言」を発表し、健康寿命を延ばすため「未病を改善する」取組を進めています。
この宣言では、2つの理念と重要な3つの取組を掲げ、全ての世代が未病を自分のこととして考え、行動していくよう、ライフステージに応じた未病対策を進めています。

2つの理念

理念1 「超高齢社会を幸せに生きるには未病改善が大切だ」という価値観を県民文化として育て、人生100歳時代に向けた「スマイルエイジング」を実現します。
理念2 そのため、未病改善について皆で学び、県民一人ひとりはもとより社会のあらゆる主体が協力しあって、ライフステージに応じた未病改善の取組を展開します。

3つの取組

毎日の食生活を見直し、健康的な食生活へ改善すること。オーラルフレイル(注釈)対策も重要です。
(注釈)心身の機能の低下につながる口腔機能の虚弱な状態
運動 日常生活にスポーツや運動を取り入れること。質の良い睡眠も重要です。
社会参加 ボランティアや趣味の活動等で他者と交流し、社会とのつながりを持つこと。ボランティア活動をしている人のほうが、より自立度が高いというデータも、人との交流が健康的な暮らしをもたらすということを証明しています。

未病改善の取組

詳細は健康医療局保健医療部健康増進課をご覧ください。

torikumizu ボランティア活動の有無と自立率のグラフ画像

かながわ未病改善宣言[PDFファイル/166KB]参考資料[PDFファイル/471KB]
右グラフ出典:東京都健康長寿医療センター研究所長期継続研究(TMIG-LISA)

~国の戦略に「未病」が位置づけられています~

令和2年3月には、「未病」の定義が盛り込まれた国の第2期「健康・医療戦略」が閣議決定されました。
「健康・医療戦略」には、『健康か病気かという二分論ではなく健康と病気を連続的に捉える「未病」注釈11の考え方やその取組を進めるための指標の構築注釈12等が重要になると考えられる。』とあり、国の戦略にも「未病」が位置づけられています。

注釈11 未病とは、健康と病気を「二分論」の概念で捉えるのではなく、心身の状態は健康と病気の間を連続的に変化するものとして捉え、この全ての変化の過程を表す概念である。 
注釈12 神奈川県において未病コンセプトの普及や未病指標の構築など先駆的な取組が進められている

健康・医療戦略推進本部(首相官邸)


超高齢社会の到来と健康寿命

本県の高齢化率(65歳以上の人口が、全人口に占める割合)は、年々高くなり、平成27年は23.9%と国勢調査開始以来最高値となっています。

さらに県の将来人口推計によると、人口は令和元年(2019年)をピークに減少に転じ、年少人口(0~14歳)と生産年齢人口(15~64歳)が減少、65歳以上の老年人口は増加すると推計されています。

現時点(平成27年)では高齢化率は全国で下から4番目と低いものの、団塊の世代や高度成長期に県に転入してきた世代の高齢化が進行するため、今後、全国平均を上回るスピードで超高齢社会へ移行することが予測されます。

そこで、高齢になっても、健康な状態で生活できることが重要となります。
そのため、県では、「かながわ健康プラン21」において、「平均寿命の延伸の増加分を上回る健康寿命の延伸をはかること」を目標の1つに定め、「ライフステージに応じた未病対策」と「未病改善の取組を支える環境づくり」を軸に、様々な未病改善の取組を推進しています。

「健康寿命」とは

健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間のことで、平均寿命から日常生活に制限のある期間を除いたものです。
神奈川県の健康寿命は、令和元年(2019年)は、男性73.15歳で(全国11位)、女性74.97歳(全国38位)となっています。

神奈川県の人口ピラミッドの変化

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ライフステージに応じた未病対策

未病改善において気を付けたいことは、子どもには運動などの重要性、女性には女性特有の健康課題、働く世代ではメタボ対策、高齢者にはフレイルやオーラルフレイル対策など、特にライフステージによって大きく異なります。

そこで、県では、「子ども」「女性」「働く世代」「高齢者」など、全ての県民の皆様に自分にあった未病改善に取り組んでいただけるよう、ライフステージに応じた未病対策を進めています。

未病改善ヒーローミビョーマン

ミビョーマン画像

 

 

 

 

 

 

ミビョーマンは、本県の未病改善ヒーローです。幼稚園や保育園をはじめ、様々なイベントに登場しています。

プロフィールや出演情報
未病改善ヒーロー ミビョーマン

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