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更新日:2021年9月7日
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神奈川県自然環境保全センター生き物情報
野外施設で秋にみられる草本植物です。(クリックすると詳しい説明が見られます。)
観察できる場所は野外施設マップを参照してください。野外施設マップ(PDF:257KB)
【ツユクサ科】
開花時期:9月中旬~9月下旬
見られる場所:Y1~Y35
湿地や池の縁などの湿った場所で見られます。花弁は3枚で、淡いグラデーションが美しい花です。ツユクサと同じように、ひとつの花は1日でしぼんでしまいます。
【ユリ科】
開花時期:9月上旬~9月下旬
観察できる場所:K15~K14~K2付近など
雑木林の林床で見られます。反り返った花弁の上に雄しべや雌しべが広がり、噴水のような形です。紫色の斑点も特徴的です。
【マメ科】
開花時期:9月上旬~10月上旬
見られる場所:K4~K6付近など
明るい草地で見られます。ピンク色のかわいらしい花の後には眼鏡のような形の実が付きます。実の表面には細かい毛が生えていて、服や動物にくっついて運ばれます。
【フウロソウ科】
開花時期:9月上旬~10月下旬
見られる場所:Y1~Y35
谷戸の園路沿いや明るい草地で見られます。昔から整腸薬などの薬草として利用され、すぐに効くことから「現の証拠」という名前がついたそうです。
【ヒガンバナ科】
開花時期:9月中旬~9月下旬
見られる場所:Y10~Y11付近など
葉がなく、すっと立つ赤い花が目を引きます。草全体に毒があり、不気味がられることもありますが、モグラやネズミから田んぼを守る存在として植えられ、周辺の田畑でも多く見られます。
【タデ科】
開花時期:9月中旬~10月中旬
見られる場所:Y8付近など
園内の池の周囲などに群生しています。茎の高さは50~100cmほどになり、花序は長く垂れて小さな花がまばらに付きます。ルーペやカメラのマクロ機能で撮影するとよく観察できます。
【キク科】
開花時期:9月中旬~10月中旬
見られる場所:K15~K14~K2付近など
雑木林の林床で見られます。秋は似たようなキクの花がたくさん見られますが、こちらは葉が三角形であることや、他のキク科に比べて花付きや舌状花がまばらで質素な印象です。
湿地や池の周辺などで見られます。高さは50cmほどになり、枝先に小さな花がまばらに付きます。こちらもルーペなどでカメラのマクロ機能で観察すると花のかわいさがよくわかります。
【ツリフネソウ科】
開花時期:9月下旬~10月中旬
見られる場所:Y15付近
紐で吊られた船のような花の形が名前の由来です。後ろのくるりと巻いた部分には蜜が入っています。以前は谷戸に群生していましたが、シカに食べられるなどの影響で、現在は数株しか見られません。
【タデ科】
開花時期:9月中旬~10月下旬
見られる場所:Y28~Y35付近など
近年は谷戸全体に群生し、一面がピンク色になる様子は秋の見どころのひとつです。花にやってくる小さな昆虫たちを観察するのもおすすめです。
【キク科】
開花時期:9月下旬~10月下旬
見られる場所:Y1~Y13付近など
別名トネアザミ。比較的日当たりのよい場所で見られます。葉や総苞片に鋭いとげがあり、花はうつむき加減で下や横を向くのが特徴です。
【キク科】
開花時期:10月中旬~11月下旬
見られる場所:K15~K14~K2付近など
雑木林の林床で見られます。茎の下のほうに付く葉が、シラヤマギクは三角形なのに比べ、こちらは細長い楕円形なのが特徴です。
【キク科】
開花時期:11月上旬~11月下旬
見られる場所:N17付近
園内では薄暗い林縁で見られます。風車のような花はよくみると3つの花が集まっているのがわかります。花が開かずに自家受粉する閉鎖花をつけることも多いです。
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