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更新日:2022年4月1日
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野外施設で観察できる爬虫類です。
【トカゲ科】
成体は褐色で側面に青い線が入り、表面を覆ううろこは光沢があってなめらかです。幼体はしっぽにかけて光沢のある青色をしています。晴れた日の午前中にひなたぼっこをしに開けた場所に出てきます。自然観察園では木道でよく観察されます。
【カナヘビ科】
トカゲと混同されやすいですが、カナヘビはうろこに光沢がなくザラザラしています。また、全長に対して尾が長いのも特徴です。草むらでよく見かけます。
【ヤモリ科】
体色は灰色から褐色で、背景の色に合わせて変化します。灯火に集まる昆虫を好むため、人家周辺に住みついています。指には微細な毛が密集した「指下板」があり、ガラスなどの垂直面を登ることができます。本館などの建物の周辺で見かけることがあります。
【ナミヘビ科】
全長:100~150センチメートル
成体は薄茶に4本の黒い縦じま模様が特徴で、幼体はオレンジ色をしています。食性は幅広いですが、特に両生類、爬虫類を好むため、谷戸の水辺でよくみられます。
【ナミヘビ科】
全長:60~120センチメートル
体の側面に赤色と黒色の斑紋が交互に入り、首元に黄色い模様があります。カエルを好んで食べるので水辺でよくみられ、泳ぐのも得意です。毒をもつので、近づかないようにしましょう。
【ナミヘビ科】
全長:100~250センチメートル
成体は青みがかっていますが、幼体のうちはマムシに似た模様をしています。小型哺乳類のほか、鳥類もよく食べます。鳥の巣も狙うので、木登りが得意です。水辺よりも林や人家に近い場所でよくみられます。
【ナミヘビ科】
全長:40~60センチメートル
小型のヘビで、背面は褐色で首のあたりに白い模様があります。幼体は真っ黒です。小型魚類やオタマジャクシを好むため、水辺でよくみられます。かまれたら「その日ばかりの命」といわれたことが名前の由来ですが、実際には毒はもっておらず、おとなしいヘビです。
【ナミヘビ科】
全長:80~120センチメートル
赤みがかった茶色に黒い斑点がはいるのが特徴です。森林、草原、水辺などにすみ、ネズミなどの小型哺乳類を食べます。ネズミの穴や岩かげに隠れているため、姿を見ることは稀です。
【クサリヘビ科】
全長:45~60センチメートル
強い毒をもちます。頭が三角形で、体には銭形模様といわれるまだら模様があります。小型の哺乳類、爬虫類、両生類を食べるため、水辺の草むらや湿地を好みます。とぐろを巻いてじっとしていることが多く、誤って踏んでしまうと危険なので、観察路からは外れないようにしましょう。
【イシガメ科】
日本の固有種で、黄色がかった甲羅に長めのしっぽが特徴です。若い個体には甲羅の後縁にギザギザがありますが、成長するとすり減って無くなっていきます。神奈川県では絶滅危惧I類で、出会うことは稀です。
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