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更新日:2023年4月1日
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神奈川県自然環境保全センター生き物情報
野外施設で夏にみられる草本植物です。(クリックすると詳しい説明がみられます。)
観察できる場所は野外施設マップを参照してください。野外施設マップ(PDF:257KB)
【ドクダミ科】
開花時期:5月上旬~6月下旬
観察できる場所:K4~K12付近など
あぜ道などの明るい草地からやや日陰な場所でもよくみられます。心形の葉と独特のにおいが特徴です。白い花弁にみえるのは4枚の総苞片で、中心の黄色い部分が雄しべと雌しべからなる小さな花の集合体です。
【ドクダミ科】
開花時期:6月中旬~7月上旬
みられる場所:Y4~Y5付近
花の時期には、花弁が無い代わりに葉が白くなることで花穂に虫を呼び寄せます。葉が半分白くなることから「半化粧」、雑節の半夏生のころ(7月2日ごろ)に花が咲くことなどが名前の由来となっています。
【キキョウ科】
開花時期:6月中旬~7月上旬
みられる場所:Y1~Y34付近
高さ50cmほどで、雑木林の林縁や園路沿いでみられます。釣鐘状の花が特徴です。よく似ているヤマホタルブクロもみられます。
【ツユクサ科】
開花時期:6月中旬~10月中旬
みられる場所:K4~K12付近
あぜ道などの草地でよくみられます。地際を這うように伸び、草丈は20~50cmになります。花は苞に包まれ、一つずつ苞の外に出て開き、一日でしぼんでしまいます。
【ユリ科】
開花時期:7月上旬~7月下旬
みられる場所:E29、Y22付近
高さは1~1.5mで、直径10cmを超える大きな白い花を咲かせる姿は森の中でも目立ちます。香りも強く、花の期間はあっという間ですが、その存在感は抜群です。
【アカネ科】
開花時期:7月上旬~8月下旬
みられる場所:K3~K6付近など
ツル植物でフェンスなどによく絡んでいます。筒状で内側が紅色のかわいらしい花を咲かせますが、名前の由来にもなっているように、葉や実のにおいの印象が強いようです。
【ハエドクソウ科】
開花時期:7月上旬~8月下旬
みられる場所:Y1~Y22
湿地に生育する植物で、谷戸の園路沿いでよくみられます。高さ10~30cmで直径1cmほどのラッパ型の花をひっそりと咲かせます。
【キツネノマゴ科】
開花時期:7月中旬~8月下旬
みられる場所:N7~N9付近
高さ20~50cm。山地の沢沿いなど、やや湿った暗い場所でみられます。葉が黒みをおびた緑色であることが名前の由来です。淡い紫色で上下に開くくちびる型の花弁が特徴的です。
【ヒガンバナ科】
開花時期:7月中旬~8月中旬
みられる場所:N11~N13付近
林床に群生します。早春に芽生えた葉は夏までに枯れ、その後花茎だけが伸びてきて、オレンジ色の花を咲かせます。同じ科のヒガンバナは秋の彼岸に咲きますが、本種はお盆のころに咲きます。
【シソ科】
開花時期:7月中旬~8月上旬
観察できる場所:雑木林
高さ20~80cm。雑木林の林縁や園路沿いでみられます。名前に「秋」とつきますが、花は梅雨ごろから咲き始め、秋の前に終わります。
【キツネノマゴ科】
開花時期:7月中旬~10月下旬
みられる場所:Y1~Y34付近
園路沿いなど園内のいたるところでみられます。高さは10~40cmで、足元でひっそりと小さな花を咲かせます。花をつける花序がキツネのしっぽのようにフサフサしています。
【タデ科】
開花時期:7月下旬~9月下旬
みられる場所:Y1~Y34
林縁や園路沿いなど、園内のいたるところでみられます。線のように細く長い茎に小さな花が並びます。花弁のように見えるのは4裂した萼(がく)で上半分が紅色、下半分は白く、祝儀袋などに使う「水引」のようです。
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