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更新日:2024年9月30日

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養鶏現場でできる飼料高騰対策

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 現在、配合飼料価格の高騰が続いており、養鶏経営に大きな影響がでています。このような情勢から、飼料を無駄なく利用するために工夫できることを確認し、影響の長期化に向けた対策が必要です。

1 飼料給与の現状把握と対応策

 〇農場の一日(一ヶ月)当たりの飼料の給与量と使用量を把握しましょう。

 〇給与量、残飼、盗食などを確認し、飼料が無駄にならないよう努めましょう。

 〇大量に餌を残している場合には、給水や体の異常の有無を確認しましょう。

 〇飲水が給餌樋に入ることで、飼料の腐敗や変敗の原因になります。ニップルドリンカーの高さや漏れに注意しましょう。

 

2 鶏舎等の環境対策

 〇飼料タンク下のホッパー等から飼料がこぼれていないか確認しましょう。

 〇ネズミや鳥による飼料の汚損・損失を防ぐため、侵入防止対策の徹底と駆除等の対策を行いましょう。(参考:クマネズミ500匹当たり約5t/年間 の損失)

 〇鶏舎の温湿度や換気等の環境を整え、ストレスの軽減等により飼料効率の改善を図りましょう。

 〇鶏舎内が寒いと、鶏は体温保持のため余分に飼料を消費します。天気予報等を確認して窓やカーテンを開閉するなど適切な防寒対策に努めましょう。(夏期は同様に暑熱対策も忘れずに!)

 

 その他の家畜に関してはこちらも参考にしてください。

 飼料高騰についての技術対策(神奈川県HP)  https://www.pref.kanagawa.jp/documents/91255/shiryoukoutou.pdf  

 

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