更新日:2024年3月26日

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新型コロナワクチンにおける副反応について

このページは新型コロナワクチンの接種後に現れることがある発熱や部位の痛みなど、ワクチンの副反応に関する情報を掲載しています。

接種後に発熱や痛み等の症状が起きた時の対応

【発熱や痛み】

  • 市販の解熱鎮痛薬(アセトアミノフェンや非ステロイド性抗炎症薬(イブプロフェンやロキソプロフェン等))で対応いただけます。
  • 発熱時には、水分を十分に摂取することをお勧めします。
  • 妊娠・授乳中の方や胃潰瘍・腎機能障害・喘息などの持病のある方は、薬剤師や医師にご相談ください。

【かゆみや発赤】

  • かゆい場合は冷やしたり、抗ヒスタミン剤やステロイドの外用薬(軟膏など)を塗ると、症状が軽くなります。こうした成分は市販の虫刺されの薬などにも含まれています。

より詳しい症状や対応などは厚生労働省HP「新型コロナワクチンQ&A」をご参照ください。
ワクチンの安全性と副反応(厚生労働省HP「新型コロナワクチンQ&A」より)

長期間続く症状の事例については厚生労働省「新型コロナワクチン接種後の遷延する症状に関する実態調査について(第二報)」をご参照ください。

新型コロナワクチン接種後の遷延する症状に関する実態調査について(第二報)(厚生労働省審議会資料より)

目次

  1. ワクチンの安全性と副反応
  2. よくある質問
  3. 副反応コールセンター
  4. 健康被害救済制度
  5. 副反応疑い報告

1 ワクチンの安全性と副反応

現在、日本で接種が進められている新型コロナワクチンは、安全性を確認した上で承認され、接種されています。
接種後に注射した部分の痛み、疲労、頭痛、筋肉や関節の痛み、寒気、下痢、発熱等がみられることがありますが、こうした症状の大部分は、接種後数日以内に回復しています。

厚生労働省出典データにおいて、ワクチン接種後に接種部位の痛み、疲労等の症状が一定割合みられる場合があることを説明しています。

図の出典:厚生労働省

質問 これまでに認められている副反応にはどのようなものがありますか。(厚生労働省HP「新型コロナワクチンQ&A(ワクチンの安全性と副反応)」より)

まれにアナフィラキシー(急性のアレルギー反応)が発生しますが、接種後にもしアナフィラキシーが起こっても、すぐに対応が可能なよう、接種会場や医療機関では医薬品などの準備をしています。

質問 アナフィラキシーではどのような症状が出ますか。治療法はありますか。(厚生労働省HP「新型コロナワクチンQ&A(ワクチンの安全性と副反応)」より)

2 よくある質問

厚生労働省HP「新型コロナワクチンQ&A(ワクチンの安全性と副反応)」にて副反応に関連するQ&Aをまとめていますのでご確認ください。

また、小児接種については日本小児学会ホームぺージにも副反応について掲載されています。

日本小児学会HP「新型コロナワクチン~子どもならびに子供に接する成人への接種に対する考え方~に関するQ&A

3 接種後副反応が現れた場合の対応(副反応コールセンターなど)

新型コロナウイルス感染症にかかるワクチンを接種した後、身体に何らかの異常が発生した際は、まずは厚生労働省HP「新型コロナワクチンQ&A(ワクチンの安全性と副反応)」をご確認のうえ、接種医・かかりつけ医等にご相談ください。

rimen-singoHP

1 一次対応(受診・相談)

新型コロナワクチン接種後(特に2回目接種後)に、注射した部分の痛み、発熱、倦怠感、頭痛、筋肉痛や関節の痛み、寒気、下痢等の様々な症状が現れることがありますが、こうした症状の多くは、接種の翌日をピークに発現し、数日以内に回復することが報告されています。

新型コロナワクチンの接種後に、これらの症状が起きた時の対応等については、厚生労働省HP「新型コロナワクチンQ&A(ワクチンの安全性と副反応)」をご参照ください。

【神奈川県新型コロナワクチン副反応等相談コールセンター】

新型コロナワクチンの副反応等に係る相談を受け付けるコールセンター(24時間対応)です。日本語以外でのご相談も受け付けております。

電話番号:045-285-0719(24時間対応)

(注記)

  • 意識障害、呼吸困難等の重篤な症状の場合は、119番へお掛けください。
  • 令和6年4月1日から受付時間が下記の通り変更となります。
    受付時間:9時から17時(月曜日から金曜日(祝日・休日除く))

FAX番号045-548-3562

FAXでのご相談を希望される場合は次の様式に必要事項をご入力ください。

(注記)

  • FAXでのご相談は聴覚に障がいのある方等、電話でのご相談が難しい方専用です。
  • 回答に日数を要することがあります。あらかじめご了承ください。
  • こちらのFAX番号での相談受付は、令和6年3月31日をもって終了となります。

様式(ワード:50KB)

2 二次対応(救急対応)

アナフィラキシー等、緊急性が高い場合は、当該地域の救急医療体制で対応します。
意識障害、呼吸困難等の重篤な症状の場合は、119番へお掛けください。

3 三次対応(協力医療機関)

一次対応で対応が困難な場合(注記1)は、接種医、かかりつけ医等から、県が協力を依頼した副反応に対する専門的な医療機関へ相談・紹介します。

現在、地域別に県内11か所の副反応協力医療機関があり、副反応に関する地域のかかりつけ医等からの専門的な相談に対応するとともに、必要に応じて患者の受入もおこなっています。

(注記1)相当期間を経過後も症状が軽快しない、循環器疾患や脳神経疾患等、より高度で専門的な治療を要する症状との関連が強く疑われる症例

神奈川県新型コロナワクチン副反応協力医療機関

 
地域 協力医療機関名 相談方法
横浜 横浜市立大学附属病院

地域のかかりつけ医等からの
専門的な相談に対応する医療機関のため、
まずは接種医やかかりつけ医に
ご相談ください。


また、受診する際には、
必ずかかりつけ医等からの紹介状を
お持ちください。

横浜 県立こども医療センター
横浜 昭和大学藤が丘病院
川崎北部 聖マリアンナ医科大学病院
川崎南部 川崎市立川崎病院
相模原 北里大学病院
横須賀・三浦 横須賀共済病院
湘南東部 藤沢市民病院
湘南西部 東海大学医学部付属病院
県央 海老名総合病院
県西 小田原市立病院

4 接種により健康被害があった場合の対応(健康被害救済制度)

予防接種は感染症を防ぐために重要なものですが、極めてまれに健康被害の発生がみられます。万が一、新型コロナワクチンの予防接種による健康被害が発生した場合には、救済給付を行うための制度がありますので、お住まいの市町村にご相談ください。

なお、給付を受けるには、国が設置する審査会で、当該予防接種による健康被害であることの認定を受ける必要があります。給付が認められるまでの間、医療費等については一時的にご自身で負担していただく必要があります。

制度の詳細については以下厚生労働省HPをご参照ください。

厚生労働省HP「予防接種健康被害救済制度」

質問 副反応による健康被害が起きた場合の補償はどうなっていますか。(厚生労働省HP「新型コロナワクチンQ&A(ワクチンの安全性と副反応)」より)

予防接種健康被害救済制度に係る手続きのフロー図

(注記)予防接種健康被害救済制度における申請者は、健康被害を受けたご本人または保護者、ご遺族。

5 副反応疑い報告について

ワクチンの接種後に生じうる副反応を疑う事例について、医療機関に報告を求め、収集し、収集した報告について、厚生労働省の審議会に報告し、専門家により評価が行われます。

副反応疑い報告の概要については以下厚生労働省HPをご参照ください。

厚生労働省HP「新型コロナワクチンの副反応疑い報告について」

副反応疑い報告では、ワクチンと関係があるか、偶発的なもの・他の原因によるものかが分からない事例も数多く報告されます。透明性の向上等のため、こうした事例も含め、報告のあった事例を公表しています。

  • 副反応の疑い報告で報告された症例や、評価の結果等については、厚生労働省HPで紹介されています。
  • 副反応疑い報告の報告状況については、専門家による評価結果とあわせて、厚生労働省の審議会の度に公表されています。

副反応疑い報告の事例(12歳以上の心膜炎・心筋炎、死亡、小児接種後・乳幼児接種後等の事例)については以下厚生労働省HPをご参照ください。

厚生労働省HP「厚生科学審議会(予防接種・ワクチン分科会 副反応検討部会)」

参考1:県内の副反応疑い報告の状況

医療機関から、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)に「新型コロナワクチンに係る副反応疑い報告」として報告されたものについて、厚生労働省より県に情報提供があったものを集計しています。

<令和6年3月3日現在>

総接種回数 31,293,572

報告総数

3,189
死亡報告数 99
アナフィラキシー報告数 241

 

令和6年3月3日現在の接種回数100万回に対する報告数は、死亡報告数3.2件(0.000316%)、アナフィラキシー報告数7.7件(0.000770%)となっています。

参考2:大規模接種会場の副反応事例について

県大規模接種会場(令和2年6月24日から令和5年3月16日)において、約19万人の方がワクチンを接種しましたが、今までにアナフィラキシーになった方や死亡された方はおりません。なお、救護室を利用された方は585名おりますが、ふらつき・めまいなどが生じる「迷走神経反射」の方が多い状況でした。

接種を受けた者への健康状況に関する調査について

厚生労働省において、ファイザー社の新型コロナワクチンについて、先行的に接種を受けた2万人程度の医療従事者の方を対象に、接種後一定期間(約1か月)に起こった症状・疾病に関する調査を行いました。モデルナ社の新型コロナワクチンについても、1万人程度の自衛隊職員を対象に、接種後の様々な症状の頻度を調べる同様の調査を行いました。また、アストラゼネカ社の新型コロナワクチンについても、調査への参加に同意頂いた方を対象に、接種後の様々な症状の頻度を調べる同様の調査を行いました。
この調査により、接種部位の腫れ・痛み、発熱、頭痛など、様々な副反応の頻度などの調査結果のデータを厚生労働省のホームページで公開しています。

調査結果など詳細については以下厚生労働省HPをご参照ください。

厚生労働省HP「新型コロナワクチンの初回接種後の健康状況調査」

厚生労働省HP「新型コロナワクチンの追加接種(3回目接種)後の健康状況調査」

厚生労働省HP「新型コロナワクチンの追加接種(4回目接種)後の健康状況調査」

厚生労働省HP「オミクロン株対応1価ワクチンの追加接種後の健康状況調査」

厚生労働省HP「オミクロン株対応2価ワクチンの追加接種後の健康状況調査」

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このページに関するお問い合わせ先

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