コンピュータ組込み開発コース

かなテクカレッジ東部　訓練コースの紹介　コンピュータ組込み開発コース

コンピュータをじっくり学べる「コンピュータ組込み開発コース」
　ハードウェアとネットワークの基礎を学び、それらを活用するソフトウェアの開発技術を習得する「コンピュータ組込み開発コース」
　組込み技術者を始めとした様々なプログラム開発に対応できるソフトウェア開発技術者やネットワーク技術者に必要なスキルを幅広く身につけ、時代の流れに柔軟に対応可能な若さ溢れるIT／DX人材を育成します。

（PDF：1,190KB）

ハードウェアとネットワークの基礎を学び、それらを活用するソフトウェアの開発技術を習得する　「コンピュータ組込み開発コース」

組込み技術者を始めとした様々なプログラム開発に対応できるソフトウェア開発技術者やネットワーク技術者に必要なスキルを幅広く身につけます。時代の流れに柔軟に対応可能な若さ溢れるIT／DX人材を育成します。

コンピュータ組込み開発コースで学ぶ内容は身の回りの様々なシーンで役立っています。

例えばエアコンでは、室内の温度や人の有無などを各種センサで感知して、エアコンに内蔵されているマイコンと呼ばれる小さなコンピュータに情報を送り、マイコンに書かれたプログラムにより温度、風向きや風量を適切に調整しています。ここでは、センサやモータなどを制御するための「ハードウェア技術」や「マイコンプログラミング技術」が活用されています。

エアコン説明

また、インターネットショッピングでは、
　〇ショッピングサイトの設計
　〇スマートフォンアプリの開発
　〇通信ネットワークの構築・管理
　〇情報を格納するコンピュータであるサーバの構築・維持・管理
　〇顧客情報管理、商品情報管理
など、多くの場所で「プログラミング技術」、「データベース技術」や、「ネットワーク技術」が必要となります。

ショッピングサイト説明

ここで紹介したものはほんの一例にすぎません。日常生活の様々な分野で情報通信技術はなくてはならないものになっています。これらの開発やメンテナンスをする業界では人材が不足しており、「基本的な知識や技能」をしっかりと身に着けた若年技術者のニーズは非常に高い状態です。

多様なIT業界の要求に応える幅広い訓練体系


プログラミング実習	組込みシステム実習

IT業界はソフトウェア開発（IoTシステム、FA制御システム、会計システム、Androidアプリなど）から、ネットワーク・サーバ設計構築、回路を制御する組込み技術と幅広い活躍フィールドがあります。コンピュータ組込み開発コースでは、すべての基本であるプログラミング技術の基礎をしっかりと学びます。並行して情報処理の基本的な勉強や、組込み技術者に必要なハードウェアを理解するための回路基礎理論を実習を通して習得します。企業から要求の高いしっかりとした基礎を1年次から身につけて徹底的に指導していきます。

そしてマイコンの応用分野へ


測定実習	マイクロコンピュータ実習

このコースでは、回路理論やマイクロコンピュータの基本構造をじっくり学んでから、マイコンを動かすためのプログラミング技法を学びます。センサの入力、ランプの点灯、モータ駆動などのハードウェアを設計・製作し、これらを制御するプログラムをマイコンに組込むことで、一連の組込みシステムを開発できるようになります。また、センサやモータ駆動のハードウェアの設計技術もしっかり身に付けることができます。

ネットワーク技術にも対応


ネットワーク設計実習	ネットワーク構築実習

スマホやIoTなどの電子機器は、ネットワークに接続することが当たり前となってきているため、ネットワーク構築や管理の技術も必要です。こうしたネットワーク技術の基礎を身に付けるため、ハードウェアとソフトウェアの設計・製作の他に、スイッチ・ルータ等実機を導入し、各種サーバ、ネットワークの構築、運用管理まで学ぶことができます。2年次には、オブジェクト指向プログラム、組込み制御、より高度なリアルタイムOSを用いた組込み技術やIoT技術などを学びます。

技術習得へのサポート

高いスキルを持っている担当指導員と、経験豊富な外部講師が、わかりやすく指導を行っています。

就職へのサポート

IT業界の職種は多岐（SE、プログラマ、ネットワークエンジニア等）にわたりますが、担当指導員が職種を選ぶ際のポイントや履歴書の書き方、面接対策等の相談に応じます。

就職説明会（コンピュータ組込み開発コース）の実施

神奈川東部職業能力開発推進協議会との共催で、コンピュータ組込み開発コースの就職説明会を実施し、関連分野の企業と技術校生の結びつきをサポートします。

会場での企業説明

就職先企業採用担当者の声

「大学や専門学校で、電気科や機械科を専攻される方が少ないので、職業技術校で学ぶことができれば様々な分野で活躍できる人材になると考えている。」、「生徒の質は他の大学よりも良い。目標は求めている内容レベルが高いので良い。」

修了生の声

「独学では難しい部分や家ではなかなか実践できないこと(回路の作成、サーバー実物に触れるなど)を体験し、実際にどんなことをしているのかなどを知ってから就職活動に取り組むことができました。」、「授業は基礎から始まり、わからない部分は質問できるので、努力次第で資格を取ることもできます。」、「特定の職業に就職したいけど何から始めていいかわからない…といった方にもいいと思います。」

コンピュータ組込み開発コースについて

訓練期間	2年
定員（入校時期）	30名（4月）
訓練費用	有料（入校検定料、入校料、授業料）その他に、教科書代等の実費についても本人負担になります。
主な就職先	ソフトウエア開発業／情報ネットワーク関連業／各種企業の情報システム開発部門／組込み機器開発業

主な訓練内容

学科	●ネットワーク概論●コンピュータ制御概論●プログラム論●回路理論
実技	●プログラム作成実習●ネットワーク実習●測定基本実習●回路工作基本実習

就職についてQ&A

Q.求められる人材は？

A.開発するシステムの「大規模化」や「複雑化」が進んでいるなか、自分で技術情報を収集して新しい技術を取り込んで、製品にできる人材が求められています。企業は、技術者として経験を積ませ、30歳代でマネージャーに登用したいので未経験の採用は、20歳代の採用がほとんどです。未経験で30歳代以上の場合では、採用されるケースは非常に稀です。