水福連携の実践事例
水福連携の実践事例(マッチング成立事例)を紹介します。
葉山町漁業協同組合 × (福)湘南の凪 新葉山はばたき
天日干ししたひじきのごみ取り、袋詰め・ラベル貼りの作業を福祉事業所内で行っています。
水産業者の声(漁業者 長久保 晶さん)
- 丁寧な仕事ぶりで、検品が不要ではないかと思えるくらい、ごみがきれいに取れています。
- ごみ取り作業は肩や首が凝るので、作業をお願いできて助かっています。体への負担が減り、気持ちにもゆとりができました。
- 事業所の中の作業だけでなく、今後は自然を感じることができるような漁港周辺の作業も考えていきたいと思います。
福祉事業所の声(新葉山はばたき施設長 萩原さん、生活支援員 三留さん)
- スタッフが準備する前に、利用者自らが準備し、ごみ取り作業を始めるようになりました。
- ごみ取り作業に慣れてくれば、作業効率が飛躍的に向上します。1回70gだったものが150gまでになりました。
- 同じ作業所で作業をしている他の利用者がごみ取り作業に興味を示し、日中活動の楽しみや活動の場の充実につながっています。
(株)平塚茅ヶ崎魚市場 × ビースマート(株)クオケア
出荷用しらすの箱の組立てと、しらす用ビニール袋の折り返し作業を福祉事業所内で行っています。
水産業者の声(魚市場)
- 箱は在庫がいくつあっても困るものでないので、助かっています。
- 空いた時間に別の仕事(事務)ができるようになりました。
福祉事業所の声(クオケア)
- 魚市場のニーズに合わせて、現在は数が多い大箱を優先して作業を行っています。
- 作業を重ねるごとに効率がよくなっており、あと20%ほどは向上できる見込みです。
(株)平塚茅ヶ崎魚市場 × (株)浦川屋 グランズ平塚
番重(トレイ)の洗浄と、冷凍あじの箱詰め、その他の作業を魚市場で行っています。
水産業者の声(魚市場)
- 仕事は楽しくやってもらえるのが一番!
- これまではベテランの作業員が番重の洗浄をやっていましたが、福祉事業所の皆さんにやってもらうことで本来業務に時間を充てることができ、とても助かっています。
福祉事業所の声(グランズ平塚)
- 福祉事業所の外で行う作業はこれまでもやったことがありました。多くの利用者に経験を積ませたいと思います。
- 通年の作業なので、ぜひ継続したいと考えています。