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更新日:2024年9月20日

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横浜川崎地区事務所

●このページに関する要約●

業務の概要

 農業に従事する者(農業者)を対象として、農業生産技術や農業経営の改善をしていくための支援・指導や地域農業の振興・活性化のための総合的な支援を行います。

  • 農業生産技術の向上や効率化、収益や労働性の改善を図るための横浜川崎地区普及指導計画の作成
  • 普及指導計画に基づいた農業者への支援・指導
  • 市や農協等関係機関と連携した地域農業振興
  • 新規就農者への重点的な支援
  • 農業技術や経営の改善、新規就農の促進等に関する情報提供
  • 農業者等からの相談や支援・指導、調査研究活動等

農産加工品に関する講習会

農産加工品に関する講習会

加工用キャベツの栽培の様子

加工用キャベツの栽培の様子

管内概要

 当所が所管する地域は、横浜市及び川崎市の2つの政令指定都市からなり、古くから商・工業地化や住宅地化が進み、県内で最も都市化されている地域です。そのような中で確保された農地で野菜や果樹等を生産し、地域住民に新鮮な農産物を供給するとともに、農業に対する理解を深める場所、緑地という憩いの場を提供しています。都市の中に農地が点在する形が多いのですが、横浜市では農業専用地域が設定され、まとまった面積が農地として保全・活用されています。

 コマツナ・ホウレンソウ・キャベツ・ブロッコリーなどの新鮮野菜、ナシやブドウ等の果樹、シクラメンや花壇苗等の花き、養豚等の畜産と多彩な農畜産物の生産活動や農産物の高付加価値化を目的とした農産加工品の製造・販売が活発に行なわれています。

 都市の中での農業のため、農業生産環境の維持、都市住民との協調による農業の発展、農業者の高齢化と農業後継者の確保等が全地域共通の課題となっています。一方、地産地消は着実に進んでおり、直売を始め多様な流通形態が生まれています。

 このような状況の中、当所では都市と共存し、産業として自立した農業の実現を目標として農業者や関係機関と連携して積極的に活動をしています。

トマトほ場の巡回指導トマトほ場の巡回指導

ナシの栽培講習会ナシの栽培講習会

シクラメン栽培の様子シクラメン栽培の様子

 

横浜川崎の農産物

野菜

 都市の中で様々な制約を受けつつも、共販向けの集約的な生産や、直売向けの多彩な品目の生産が行われています。露地栽培ではホウレンソウやコマツナ等の軟弱野菜の周年生産をはじめ、キャベツ・ブロッコリー・ダイコン・ジャガイモ・サツマイモ等の他、トマト、キュウリ、ナス等の果菜類、近年ではハーブや珍しい品種の野菜も含め、多くの品目が生産されています。また、施設ではトマト、キュウリ、近年急速に増えているイチゴ等の果菜類が盛んに生産されています。周辺が消費地であるという恵まれた立地条件を生かした直売や宅配・契約出荷などの市場外流通も広く行われ、食卓を彩る新鮮野菜の安定生産を都市住民から将来にわたって望まれています。

果樹

 長十郎発祥の地である川崎市の「多摩川梨」、昭和の後半から水田転作等で増えた横浜市の「浜なし」の栽培が盛んで、幸水、豊水を主力として大きくて高品質な果実の生産が行われています。ブドウ・カキ・キウイフルーツ・リンゴ等も栽培されており、完熟した果実が購入できるのが好評で全量が直売や宅配便で販売されています。近年は省力的栽培ができる果実として、ブルーベリーやイチジクの生産も行われています。

花き植木

 多種多様な花き生産が営まれています。特に多いのがシクラメンとパンジー等の花壇苗生産を組み合わせた経営です。市場出荷のほか消費地に恵まれた立地条件を活かし、直売や小売店・量販店等へ販売されています。特徴のあるものとして、川崎市ではハナモモ、ウメ等の枝物生産が高い評価を得ています。横浜市では植木苗生産が盛んで都市緑化の一翼を担っています。

このページに関するお問い合わせ先

野菜・加工労働班
電話 045-934-2376
果樹班>045-934-2375
花き班>045-934-2374

このページの所管所属は 農業技術センター横浜川崎地区事務所です。