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更新日:2024年6月6日

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支援者向けの情報(研修資料等)

神奈川県の障がいのある方の意思決定支援に係る支援者に対する支援等の情報提供をします。

意思決定支援の推進

県は津久井やまゆり園での意思決定支援に取組み、専門家等の派遣、相談支援専門員等への研修等を実施してきました。令和5年度から県内の障害者支援施設での意思決定支援を推進するため、神奈川県版意思決定支援ガイドライン(以下「県版ガイドライン」という。)を作成しました。

県版ガイドラインの作成にあたっては有識者等と作業をするとともに、県内の障害者支援施設の職員の皆様とも意見交換を実施しました。また、県内の民間障害者支援施設に、委託事業としてモデル的に意思決定支援を実施していただき、課題や対応策などを検討しました。県の取組や意見交換の内容、課題など県の意思決定支援の推進についてまとめたものを掲載します。

神奈川県版意思決定支援ガイドライン

障害者支援施設の意思決定支援の推進のため、県版ガイドラインを作成しました。このガイドラインは国が作成した障害福祉サービス等の提供に係る意思決定支援ガイドライン(厚生労働省通知 障発0331第15号 平成29年3月31日)を補完し、より具体的な行動や考え方をチェックリスト方式で記載したものです。三編の県版ガイドラインと入門編として簡易版の県版ガイドラインを掲載します。

参考

意思決定支援実践研修事業費補助

県は障害者支援施設向けに、意思決定支援実践研修事業費補助の申請募集を開始いたします。この事業は神奈川県版意思決定支援ガイドラインを活用し、県職員や意思決定支援専門アドバイザーの支援を受けながら障害者支援施設の利用者3名以上を対象とした意思決定支援の実践を行い、それに伴う代替職員の雇用、もしくは、すでに雇用した職員の時間外勤務等の経費の一部を補助するものです。(最大100万円)

要綱、要領等をご確認いただき、申請をご希望される場合や事業の詳細な説明をご希望の場合はお問合わせください。

下記は、令和5年度に意思決定支援実践研修事業費補助金を活用して取り組んでいる施設です。

令和5年度補助金活用施設一覧とコメント
施設名(所在地) コメント(事業開始時) コメント(事業開始1年後)

竹の子学園(小田原市)(別ウィンドウで開きます)

令和3・4年度に神奈川県モデル事業として実践し、今後も前向きに取り組みます。

意思決定は特別なことを支援するということではないということです。今まで以上に本人様を知るということで良い支援ができます。

すぎな会愛育寮(厚木市)(別ウィンドウで開きます) 利用者の将来の生活を見据え、望む生活の実現に向けて多職種連携で取り組みます。 難しく捉えていた「意思決定支援」が、普段の取り組みのひとつであると理解し体感したことで、利用者一人ひとりへの問いかけに支援員の変化が見られた。
愛名やまゆり園(厚木市)(別ウィンドウで開きます) 本人の喜びや楽しみ…それらを一つでも多く増やせるための支援・向き合いを広げていきたいです。 ご本人の想いに向き合おうとするプロセスに「喜び」「楽しみ」を感じられた職員が多くいたことが何よりの成果に思います。意思決定支援は「実践」してみて気づくことが多いように思います。何よりも「実践」を大切に今後の全園展開を進めていきたいです。
永耕園(小田原市)(別ウィンドウで開きます) 障害者支援施設(入所施設)で、改めて入所者への支援の在り方が問われています。この意思決定支援実践研修を通して、私たちの仕事の基本に立ち返り、支援員皆で共有しながら、今後の支援に生かして行くきっかけにしたいと思います。 利用者さんの気持ちに寄り添い、理解を深め、喜んで頂ける支援をしましょう。
丹沢レジデンシャルホーム(秦野市)(別ウィンドウで開きます) 法人理念である「自由・自主・自律」を基調とした本人中心の支援を提供する意識の醸成、知識や技術を高めていきます。 今まで気づかなかった想いを認識し、施設外の社会資源にも目を向ける契機になりました。
厚木精華園(厚木市)(別ウィンドウで開きます) 高齢知的障害者のこれからの人生が輝けるように、実践研修を通して実現していきたい。 ご本人からの発信を実現させることが、次の発信につながると改めて理解しました。
星谷学園(海老名市)(別ウィンドウで開きます) この実践研修を通して意思決定のプロセスを学び利用者様と一緒に考えていくことで、より意向に沿った支援が出来るよう努めます。 利用者さんの想いに寄り添い、共に考え、実現できるよう力を合わせて支援します。
進和あさひホーム(平塚市)(別ウィンドウで開きます) 本人中心の法人理念に則り、職員のレベルアップをはかり支援の質を向上させます。 実践研修を行うことで、更に利用者のことを知ることができました。
水平線(茅ヶ崎市)(別ウィンドウで開きます) 私たちが目指すのは、「本人が主役」の生活支援。利用者の方それぞれに異なる障害特性や性格に寄り添い、毎日の暮らしを支えていきます。 ご家族や相談員からのヒヤリングで過去のエピソードを沢山うかがえました。
七沢学園(厚木市)(別ウィンドウで開きます) 今回実践研修を受けることで、研修対象以外の方も新たな展開に繋げて行けたらと考えています。 ご家族からの話がとても参考になり、それをヒントにご利用者の活動と参加の拡大を図る事が出来たと思う。継続して拡大してゆくイメージが持てた。取組の中でご本人の様子を観察し、意思形成・意思表出へつなげてゆきたい。
カビーナ貴志園(綾瀬市)(別ウィンドウで開きます) 利用者の希望や思いなどを受け止め1つ1つ進めていきたいと思います。 自分のことは自分で決めるという当たり前の権利を大切にすることを学び直すことが出来た。
入道雲(茅ヶ崎市)(別ウィンドウで開きます) 主体的に人生を切り拓くために、暮らしの場面一つ一つで、自己決定、選択の機会を大切にするように心がけています。
モットーは、“気持ちに寄り添う”支援。一人ひとりのよりよい暮らしのため、心を込めてお手伝いします。
入道雲ができることから考えるのでなく、メンバーさんが望むことを出発点に支援を考えることの重要性に気づかされました。
入所前の様子を知ることでメンバーへの理解が深まり支援の幅が広がりました。
清光ホーム(横須賀市)(別ウィンドウで開きます) 意思決定支援を通じて利用者さんの生活に更なる彩りを添えたいと思っております。 実践研修を通し、支援や関わり方、アセスメント方法などを改めて見つめ直すことができました。今後もご本人のご意向を丁寧に確認し希望の実現に向け努力していきます。
れいんぼう川崎(川崎市)(別ウィンドウで開きます) 重度障害者の意思決定に寄り添い支援することで、利用者の自己実現を目指していきます。 意思決定支援を実践し、利用者対応の新たな視点を発見する事が出来ました。
柿生学園(川崎市)(別ウィンドウで開きます) 利用者の皆さんの生活を豊かにできる様、そして、生き生きと暮らせる施設を目指していきます。 実践していく中で、アセスメントや記録の重要性を再認識することができ、尚、思いを引き出すコミュニケーションの工夫やツール等模索しながら利用者を支援して行く中で職員の支援の幅も広がりました。

障害者支援施設 偕恵(横浜市)(別ウィンドウで開きます)

意思決定支援の取組みで、改めて利用者が本来望んでいる生活を理解し、社会的広がりのある経験や体験を実現していきたいと思っています。また、意思決定支援の取組みを通して支援者としての成長を求めていきます。 取り組みを通じて対象利用者だけでなく、日頃の業務に対しても多角的な視点で物事を考え、発案がされるようになった事は大きな一歩だったと思います。

 

【令和6年度募集締切日】

募集締切日 令和6年7月1日

※予算に限りがあるので先着順となります。また、締切後でも予算に余裕がある場合は対応を検討できますので、お問合せください。

令和元年度障害者総合福祉推進事業(厚生労働省)の「意思決定支援の取組推進に関する研究」として、津久井やまゆり園利用者に係る実践事例の収集や県の取組経過等について、有識者等による検討を踏まえ事例集を作成しましたので掲載します。

施設入所者個別交流促進事業

令和2年度から4年度まで、障害者支援施設の利用者の意思決定支援を推進するため、県では「施設入所者個別交流促進事業」を実施していました。障害者支援施設の利用者と、地域住民や学生などの第三者が、お友達のような「対等な関係」で、歓談やスポーツ、ゲームなど交流することで、利用者の意思の形成や表出を促すものです。この利用者の人間関係を広げる取組が県内に広がるよう、交流の事例や実施方法などを取りまとめましたので、掲載します。意思決定支援にご活用ください。

施設入所者個別交流促進事業マニュアル~お友達プロジェクトについて~(令和5年3月神奈川県)(PDF:2,167KB)

研修映像 

川崎市の相談支援研修

川崎市が実施している相談支援研修に県から講師を派遣し、市が意思決定支援の研修映像を作成しました。市の協力のもと公開します。

講師 和泉短期大学教授 神奈川障害者自立支援協議会 鈴木 敏彦 会長

ともに生きる社会を支える意思決定支援

 意思決定支援に関する研修映像を公開しています。

 講師 和泉短期大学教授 神奈川障害者自立支援協議会 鈴木 敏彦 会長

意思決定支援研修動画リンク先 

画像をクリックすると研修映像のページに飛びます。

 

様式集

 意思決定支援の際に利用者の意思のアセスメントで使用している「手掛かり・ヒアリングシート」、支援チームの会議で使う進行表を掲載します。意思決定支援の参考にしてください。

参考資料

 県では障がいのある方のご家族向けのリーフレット等を作成しています。


お知らせ

  • 令和5年4月1日 神奈川県版意思決定支援ガイドラインを掲載しました。
  • 令和3年4月23日 ホームページをリニューアルしました。

このページに関するお問い合わせ先

福祉子どもみらい局 共生推進本部室

福祉子どもみらい局共生推進本部室へのお問い合わせフォーム

当事者目線障害福祉グループ

電話:045-285-0554

内線:5092

ファクシミリ:045-210-8854

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