ホーム > くらし・安全・環境 > 生活と自然環境の保全と改善 > 開発規制・生活環境の保全 > かながわの水源環境の保全・再生をめざして > 水源環境保全・再生かながわ県民会議の概要 > 第38回(第4期第11回)水源環境保全・再生かながわ県民会議審議結果
更新日:2020年9月4日
ここから本文です。
次の審議会等を下記のとおり開催した。
第38回(第4期第11回)水源環境保全・再生かながわ県民会議
平成29年3月29日(水曜日)15時00分から17時15分
神奈川県庁新庁舎5階 第5会議室
田中 充【座長】、淺枝 隆【副座長】
青砥 航次、太田 隆之、金森 厳、北村 多津一、倉橋 満知子、坂井 マスミ、佐藤 恭平、鈴木 雅一、滝澤 洋子、中門 吉松、西 寿子、服部 俊明、林 義亮、前田 裕司、増田 清美、森本 正信、吉村 千洋
未定
水源環境保全課調整グループ 担当者名 角田、石郷岡
電話番号 045-210-4352
(田中座長)
それでは、皆さん、大体お揃いいただいていますが、本日は、知事にごあいさついただけるということで、今、こちらに向かわれているということです。
冒頭にごあいさついただいて、その後、議題に入りたいと思います。
ただ今、知事がお見えになりました。知事、よろしくお願いいたします。
(黒岩知事)
皆様、本日は大変お忙しい中、お集まりいただき、また、日頃から本県の水源環境保全・再生施策にご尽力いただきありがとうございます。
本日の会議は、平成26年度からの3年間の任期におきまして、締めくくりの会議とのことで、これまでの多大なご貢献に対し、心からお礼を申し上げたいと思います。
神奈川県は、914万人もの人口を抱える県ですけれども、水不足がない大変すばらしいところです。先人たちに感謝しなくてはいけないと思いますけれども、それだけではなく、この水源環境をしっかり皆さんとともに守りながらやってまいりました。
平成19年度から始めた水源環境保全・再生施策も10年が経過しまして、この平成29年4月からは第3期計画がスタートすることになります。
計画の策定に先立ちまして、皆様には一昨年8月、取組全体を総合的に評価した「中間評価報告書」を取りまとめていただきまして、また、それを基に次期計画に関する意見書を県に提出していただきました。
いずれも、県内各地の事業を実施している現場に足を運んでいただきました皆様だからこその、大変有意義な内容でありました。取りまとめにあたっては、さぞご苦労いただいたものと察するところであります。
昨年の11月に策定いたしました「第3期かながわ水源環境保全・再生実行5か年計画」、これは10年間の成果を踏まえまして、これまでの取組を基本的には継続しながら、新たな課題にも確実に対応できるものとなったと考えています。
これも皆様のご尽力のおかげと、心から感謝申し上げております。
これまでの、皆様の熱心な活動に応えられるように、これからも県民共通の財産であります神奈川の水源環境を守り抜いていきたいと思っております。
皆様もそれぞれのお立場から引き続き、お力添えいただきますようよろしくお願いいたします。皆様誠にありがとうございました。
(田中座長)
知事から大変心強いお言葉をいただき、私どもも安心でございます。引き続き、県民会議として、県の施策の評価は課題ですので、務めてまいりたいと思います。
では知事はここでご退席となります。ありがとうございます。
(田中座長)
それでは会議に移りたいと思います。
最初に事務局から本日の出席状況等についてご報告いただきます。
(事務局)
本日の委員の出席状況でございますが、現在19名のご出席をいただいており、県民会議設置要綱第5条第2項に規定する定足数を充たしております。
また、県側の出席者につきましては、金子環境農政局長ほか関係職員が出席しております。傍聴の方はおりません。
(田中座長)
19名ご出席いただいておりますので、県民会議が成立しております。
ただ今から第38回県民会議を開催いたします。よろしくお願いいたします。
本日の議事について、次第をご覧いただきたいのですが、何点かの議題と来年度の予算の関係、最後に、本日は今期委員最後の会議となりますので、各委員からごあいさつをいただきたいと思います。
それでは早速、施策調査専門委員会の報告について、鈴木委員長からお願いします。
(資料1-1~1-6により、鈴木委員長から報告)
(田中座長)
ご報告ありがとうございました。鈴木委員長につきましては、取りまとめにあたって、大変ご尽力いただきました。施策調査専門委員会のみなさまにも、何回もご審議いただきました。
昨年の10月から実質的な審議に入り、委員の皆様にも2回にわたり意見照会をさせていただきまして、その意見を概ね反映させた形で今回の点検結果報告書案がまとまったというご報告をいただきました。感謝申し上げます。
点検結果報告書につきましては、最終案ということで、かなり煮詰まってきており、これでご承認いただけるかと思いますが、何かございましたらお願いいたします。
(佐藤委員)
今の最後にご説明にあったスケジュールについて、4期の大きな太い矢印で評価というのがありますが、この中身というのは4期が終わって次は何をしなければいけないとか、次の提案みたいなものを皆さんで議論しましょうというのを含んでいるのでしょうか。
(鈴木委員長)
県はどうお考えかわからないけれど、第4期の中間評価というのは大変な話で、第5期はないので、次の20年を議論するとなると第4期の中間ぐらいでやらないとならない、それができるような準備を第3期でしておこう、ということで書かせていただいております。
第4期の評価と書いてありますが、この中身については、第3期でご検討いただくという風に考えております。
(田中座長)
他にいかがでしょうか。
(滝澤委員)
資料1-2ですが、議題1の2つ目の丸に、委員に林業の専門家をおいてもいいというような意見がありますが、林業の専門家というのはどういった人のことなのでしょうか。森林の専門家は林業の専門家にはなりえないのかということを確認しておきたいと思います。
(矢崎水源環境保全課副課長)
これは、委員会のときに出た議論をまとめた資料ですが、この委員の方は第3期計画が林業支援にシフトしているのではないかという意見をお持ちでして、他の県民会議委員から、委員の中に林業の専門家を置くべきだという意見があったと、それを踏まえ、林業支援は水源施策と方向性が違うのではないかという意見があった、という報告です。
(滝澤委員)
森林の専門家という言い方があるのかわかりませんが、森林のことが排除されると言うことではないということでよろしいでしょうか。
(鈴木委員長)
森林環境を考えるというときに、林業のことも考えなくてはならないというのは付き物ですが、林業だけを考えるとなると水源施策には馴染まないだろう、ということになります。
ここに書かれているのは、林業にウェイトがかかっていたり、林業を遠く見ようという議論はありますが、ここでは、結論を出すとかではなく、こういう議論がありました、という紹介をしているだけです。
(滝澤委員)
ありがとうございました。
(田中座長)
施策調査専門委員会でこのような発言があったということです。
他にいかがでしょうか。よろしいでしょうか。
点検結果報告書について、ここまで取りまとめていただいておりますので、本日、確定案として点検結果報告書と併せて概要版をご承認いただいて、今日付けで県に提出するという運びにしたいと思います。いかがでしょうか。
(異議なし)
(田中座長)
県は、これを受けとめていただいて、しっかりと水源環境保全・再生施策に反映させていただきたいと思います。
また、その他の意見についてですが、先ほど委員長からもご紹介ありましたが、点検結果報告書本体には反映させていませんが、事業や施策に還元すべきという大事な意見もありますので、個別の事業の中で取り組んでいただくよう、事務局から関係部署に伝えていただくよう、お願いします。
それでは、施策調査専門委員会からの検討状況、点検結果報告書については、ここまでとさせていただきます。
(田中座長)
続きましては、市民事業専門委員会の検討状況について、増田委員長からお願いいたします。
(資料2により、増田委員長から報告)
(田中座長)
ありがとうございました。ただ今のご報告に関して、委員の皆さん、何かございますでしょうか。
(森本委員)
卒業する団体が多くて、件数的には下がってしまっていますが、設定されている期間が終了して、一回卒業してしまうとその後はもう補助は受けれないのでしょうか。
(事務局)
一つの事業、例えば、森林の保全・再生部門で申請した事業では5年間が上限となります。
平成28年度、森林の保全・再生部門で補助期間の上限を迎えた団体が、間伐材の利活用の部門にシフトしたという団体はございます。それは可能となっています。
同じ部門では、3年、あるいは5年という仕組みとなっています。
(森本委員)
NPO、NGOとしては、継続支援というのを期待しておりまして、3年、5年で独り立ちといわれてしまうと辛いところがあります。
色々な分野がありますので、違った応募の仕方、申請の仕方をすればいいのかもしれませんけども、また応募ができないものだろうかという気がしました。
(増田委員長)
事務局から、その事業によって、という説明がありましたけれど、補助金には補助期間の時限がありますので、継続のための事業資金を得られるような努力が必要だと思います。
市民事業専門委員会としては、神奈川県内で活動している団体がまだあると思いますので、そういう団体にいかにこちらに目を向けてもらうかということが次の段階で大事なことだと考えています。新規の団体が増えず、同じ団体ばかりとなってしまうと、この事業が最終的に頭打ちになってしまいますので、それが市民事業専門委員会の役目と思っております。
(田中座長)
継続か拡大かという話がありましたが、両方とも大事だと思います。補助金を長く出すというのはあまりよろしくないとのご指摘もあったかと思います。
その他のご意見、いかがでしょうか。
(坂井委員)
毎年、二次選考のプレゼンテーションを拝見しておりますが、県は、どうしたら助成金を獲得できるかという話しはしていますが、どうしたらお金を稼げるか、稼ぐ材料を見つけられるのかという情報が足りないと思います。
そういう点で参考になるのは、ソーシャルビジネスです。ソーシャルビジネスはどういう観点でお金を得ているかということを考えていけば、自然に団体の自立という方向に動いていきますし、NPOが稼ぐようになって会社になるかもしれません。
そういう、事業発展型の提案ができる余地が必要だと思います。
(増田委員長)
貴重なご意見ありがとうございます。
(田中座長)
NPO全体の問題なのかもしれませんね。他にいかがでしょうか。
来年度、補助金期間の制限との関係で、若干件数が減少したとの報告をいただきました。また、新しい団体の掘り起こしの仕方については、次の委員会の中でご検討いただくこととなると思いますが、よろしくお願いします。
(坂井委員)
もう一つ、新しい団体を発掘するということに関連して前から申し上げていることですが、市民事業の委員がずっと固定で新しい人が入っていません。新しい人が入ってくるとその人について新しい団体が生まれてくると思いますので、委員の構成も考えてみた方がいいと思います。
(田中座長)
次の体制の中で考えていただくといいですね。
こういうご意見もありましたので、事務局で引き継いでいただきたいと思います。
では、市民事業専門委員会についての報告はここまでとさせていただきたいと思います。
(田中座長)
では次は、3つの作業チームからの報告について、お願いしたいと思います。質問は3つのチームからご報告いただいた後、全体でお受けしたいと思いますので、順番に事業モニターチームからご報告いただきたいと思います。
(資料3-1、3-2により北村委員、佐藤委員、滝沢委員より報告)
(田中座長)
はい、ありがとうございました。それでは続いて、フォーラムチームからお願いします。
(資料4-1,4-2により森本委員から報告)
(田中座長)
続きまして、コミュニケーションチーム、坂井委員からお願いします。
(資料5-1,5-2により、坂井委員から報告)
(田中座長)
3つのチームからそれぞれ活動報告を頂きました。
一括して質疑に応じたいと思いますが、まず事業モニターチームの活動報告についていかがでしょうか。
(鈴木委員)
3年間実施された感想というところで伺いたいのですが、もう一度あれを見に行きたいとか、印象はございますでしょうか。
12の事業を回るだけでも大変なのですけれども、漏れなく回ってみてもよいのかというのと、課題が大きいところは、時間を空けてもう一回行くとかそのあたりのイメージはいかがでしょうか。
(田中座長)
北村委員、いかがでしょうか。
(北村委員)
最初に、今年度はどういうところを事業モニターしようかということを皆さんと話し合った訳ですが、相手方があることですから、事務局の方は調整が大変だったのではないかと思います。
こちらがどうしてもここを見たいと言っても、先方からいい返事がいただけなかったというケースもあったのではないかと思いますけども、私どももそういうところ、厳しい事業をやっている様なところを、正直見てみたいと思うところはあります。次の委員の方には是非、そういう皆さんが大変苦労されているような現場といいますか、進捗状況がなかなか進まないようなところを見ることも大事ではないかと、私は感じました。
(田中座長)
他に事業モニターチームの皆さんはいかがでしょうか。
(坂井委員)
事業モニターはかつて、年間5回とか6回とかやっていたのが、今の期になって、忙しいからと年間2回が限界だとか言われるようになって、非常にモニターの動きが悪くなりました。県民会議の委員の最大の責務はモニターなので、そこを削ることだけは絶対にやめて欲しいと思います。
それから資料3-2の玄倉のモニターもそうだったのですが、何が課題なのかを事務局が不明確なまま事業地を提案してきます。どこが課題なのかが分からなく、上手くいっているところを見せられても議論になりません。課題を抱えているところにモニタリングに行くからこそモニターの意味があると思います。
今期3年間で森林のモニターが最後まで無く、最終年度の11月になってやっと森林のモニターという状況です。そこで初めて森林整備のあり方について議論をするのですけども、見せられた山が不在地主の山で、それが今年度で終わって引き渡される直前の山です。そうすると何のためにモニターをしに行ったのか分かりません。何が課題なのかが明確な事業地を私たちに示して戴きたい。そして森林の話は一番予算も大きいわけですから、いくつもの事業地をモニターすべきです。そういうことを求めております。
(田中座長)
他に、モニターの関係で何かありますか。
(倉橋委員)
今度見に行きたいとか、過去と比較してというより、まだ見に行っていないような場所や内容で、例えば森林塾では、現場はモニターしたことがあるのですが、授業風景といいますか、教室の中でどういうことを勉強しているのかを知りたいと思います。その結果、卒業生がどのようなところで働いて、一人前になっているのか、有望視されているのかですとか、その辺も聞きたいなというのもあります。
もう一つ、河川の関係がしばらくモニタリングが無く、特に下水道との関係でアオコの発生率が現状でどれくらい起きているのかということも含めて、河川関係の事業モニターをもう少ししたいと思っております。特に、今整備をしているような市町村を見てみたいというのが希望です。
(青砥委員)
チームに入っていなくてもオブザーバーで参加してもいいということなので、できるだけ参加したいと思っているのですが、調整が大変だとご苦労な話も伺ったのでなかなか言えないなとは思いつつ、日程が早めに分かっていれば参加できるのかなと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
(田中座長)
これは次のモニターチーム、あるいは、次の体制の中でまた新しいチームの置き方というのもあるかも知れませんので、そこは工夫していくということになるかと思います。
また、必要があればご意見を伺うこととして、続いて県民フォーラムチームのご紹介がございました。これについて何か確認であるとかご意見はございますでしょうか。
(坂井委員)
もりみず・カフェが今回5年目を迎えまして、どんな場所でもどんな条件でも逃げずにどんな球でも拾いにいくというスタンスが非常に良く出来てきていると思います。
資料には書いてはいないのですが、今回のもり・みずカフェの成功、好評のポイントは、寒い部屋を暖かくしたとか、温かい飲み物を準備したとか、座れる椅子とテーブルを準備したとか、記念品を全部木材製品にしたというところなんです。
去年は何が失敗だったかというと、寒かったこと、座るところがなかったこと、それから植樹祭なので森林インストラクターさんがたくさんいらっしゃっていて、散々木を植える話、木を伐る話をしていただき、私たちのところに届くときには、皆さん腹いっぱいになってお出でになるわけです。
そこでいきなりまた山の話をしても全く聞く耳を持たないわけですから、その人たちにどう関心を持ってもらうかを考えて、出口商品の話をしよう、だから木材の製品を、それも高温乾燥ではなく、全部天然乾燥のものに絞って匂いを楽しんでいただきました。
スギとヒノキのチップの山を作って、どちらの匂いが好きかというのをやってもらいましたら、面白いことにご家族でだいたい傾向が決まるのです。スギの好きな家族とヒノキの好きな家族がいて、家族のなかで時々意見が割れます。その時は家族の中で意見交換が始まります。スギの香りが好きだという人の方がやや多い印象です。スギは安いとか、弱いとか、水っぽいとか、皆さん偏った目でスギの木を見ているのではないかと思うのですが、現実の問題としてスギが好きという人はすごく沢山います。そういう視点からものを見ていかないと、水源環境税が無くなった後に、木材をどうやって活用していくかという視点が生まれませんし、いつまでも切りっぱなし、何ヘクタール切りました、何パーセント切りました、という量の話に終わってしまって、質の話になりません。この事業の宿命かもしれないのですが、課題の出口として、出口製品によって、水源環境税が終わった後のことを考える、出口のことも考えながらもり・みずカフェをやっていくことも大事です。
もり・みずカフェは本来の施策の説明をするという使命をはるかに超えて、今のその場に応じた必要な情報を提供し、県民会議に足りないところを補うなどの非常に柔軟な対応をしています。そうでないとお客さんがつまらなくて嫌な顔をして帰られちゃうからです。県民会議の趣旨と違うのかもしれないのですけども、それをやることで波及効果を大きくしてきましたし、他の部署からも呼ばれるようになるくらいの力をつけてきたと思います。今後もこの方針をゆがめない様に進めていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
(森本委員)
ご意見ありがとうございました。
ちょうど一年前にもり・みずカフェを行いまして、その時の評価・反省をしっかりしました。評価・反省をしっかりすることが、その裏返しとして今回、大変スムーズに回ったのだろうと思います。当日はフォーラムチームメンバー7名全員が参加してくれたということもありまして、持ち場、持ち場で十分な対応が出来たと考えています。
こういった他の企画と共同で対応していくというのは大変良いと思いますので、今後ともこの方式で当面やっていけたらと思っています。
(田中座長)
課題はあるけれども、大変良い効果も生まれているということでした。
それでは最後、コミュニケーションチームの活動について何か質問等がございましたらお願いいたします。
(森本委員)
リーフレットの有効活用ですが、やはり、学校に対していかに取り組むというか、ターゲットとしていくかがポイントだと思います。
あと10年、平成38年度に終わりを迎えるわけですが、その先どうなるかはもちろん分かりませんけど、今、お子さん達にしっかり水の大切さ、自分の飲み水がどこから来ているのかということを認識してもらうことで、それこそあと10年経てば納税者に変わる可能性があるわけですから、施策の応援団になっていただけるはずなので、もっともっと学校関係の取組強化というのはお願いしたいと考えます。
(中門委員)
今、リーフレットの話が出ましたけども、昨年度、一昨年から昨年にかけてリーフレットを使った取組をさせていただいています。
公募委員をやらせてもらっていますので、ゲリラ的に自分に出来ることは何でもやろうと、今、森本委員がおっしゃられた学校の教育にということを、寒川町の教育委員会に相談して、小学校4年生が神奈川県の環境教育の関係をやるということでしたので、それに使っていただきたいと申し出たところ快く受け入れていただき、5つの小学校各100名ほどに供給させていただきました。
リーフレットは、持ち回りということにして、今年は2年目になるのですけども、昨年度は、先生方からあまり私たちに負担をかけないでください、と最初に釘を刺されたので、アンケートなどはもらわないようにしました。
ただ、どなたかお話だけ聞かせてくださいと話しましたら、子ども達も、今までと違ってリーフレットが見やすく、富士山のほうから水が来ているというのが新鮮で良かったとか、自分達の水がどこから来ていて、どこの水を飲んでいるのか、寒川のすぐ近くに相模川が流れているけれども、もっと先の酒匂川などの水も色んなところに行っていることなど、非常に勉強になったとのことでした。神奈川県の環境について考えていく機会になったのではないかと思います。
小さい町だったので出来たことかもしれませんけども、できれば一度見学していただいて、もう少し広めていっていただければと思っております。
それから資料5-2の「その他イベント・提供先」というところで、1月と3月のところで私が絡んだイベントが2つあります。
1月の「NPO法人ウッドクラフト学習会」では、NPO法人のキッズスタッフの方から、学童保育で出来る環境的な内容のものは何かありませんかという話を頂きましたので、52名のキッズスタッフの担当者の方に集まっていただいて、2時間程学習会をやりました。そのときにこのリーフレットを使ってお話し、それを基に、子どもさん達に教育をしてもらったところ、非常に好評でした。神奈川県の水源環境保全・再生についての環境的活動に目を向けていただく機会になればいいのかなと思っています。
3月の方は、バスで多摩地域の森林などを見に行こうという機会がありまして、バスの中で神奈川県の森林の取組内容と、多摩川の上流域で東京都が関わっている内容とでどういうところが違うのかというのを見てもらおうと、神奈川県で作ったリーフレットと神奈川県の取組の内容を、バスの中で30分くらい説明しながら、多摩川の源流を見てもらいました。
これもなかなか見る機会が無かったものだし、実際に資料を見ながら現場を見たので非常に参考になったと話されていました。
公募委員の方々も色々と個別にやられているのも多くあります。私が今言ったようなことはなかなか記録としては残っておりませんので、何らかの形で残るといいと思います。以上です。
(田中座長)
それぞれのチームの報告、また、活動内容についてご質問やご意見、追加のコメントをいただきました。全体を通して何かありますでしょうか。
(斎藤水源環境保全企画担当課長)
坂井委員から、県民会議の事業モニターが年間2回くらいしかないというご意見をいただきましたが、今年は3回やっていることと、最初の県民会議でもこういうモニターをこういう計画でいきたいということを皆さんに提案をさせていただいて、その上で実施していますので改めてお答えさせていただきたいと思います。
あと、もう一つ、滝澤委員からお話のあった事業モニターで森林のところ、今回は水源林整備協定ということで、混交林化を目標にしているところを見に行っていただきました。
人工林を人工林のままで使っていくというのはまた別の手法でやっていて、そういったところもございますので、また別の機会に見ていただきたい思います。
(坂井委員)
今のお答えについてなんですけども、2回しかなかったのは平成27年度です。その時があまりにも少なくて、それ以前の回数、5回、6回とは、この事業始まって以来の数字を言っており、ここ1、2年の話ではありませんので、あらためて確認いたします。
(斎藤水源環境保全企画担当課長)
27年度も日数としては2日間ですけども、見ていただいた事業としては4事業を見ていただいております。
コンパクトに、効率的に回るような日程を組ませていただいて、27年度も4事業を見ていただいているということで報告をさせていただきます。
(田中座長)
それぞれのチームの皆さん、本当にありがとうございました。お疲れ様でございました。ご報告をいただき、また、コメントなど追加の情報提供いただきました。
モニターチーム、県民フォーラム、それからコミュニケーションチーム、共通なのは県民の評価、県民の目線からということになろうかと思います。県民に届ける、県民の観点から事業のあり方を確認する、情報提供をする。そういうことだと思います。
また、フォーラムチームについては、大変数多くイベントを実施していただきました。色々な形でアイディア、知恵を出しながら、また工夫をしていただいところかと思います。
次年度から新しい体制の下で、また新しいやり方が出てくるかと思いますし、色々な工夫も可能かと思います。是非、県民の観点からの評価、あるいは普及について、工夫を重ねていただければと思います。
本当に皆さん、3年間にわたって活動いただき、大変お疲れ様でした。
一応、ここまでが作業チームの活動報告とさせていただきたいと思います。
(田中座長)
次に、議題4がございまして、これが、今期の県民会議委員から次期に引き継ぐものということになります。これがある意味、私どもの申し送りということになろうかと思います。
これについては、私の方から冒頭、簡単に説明させていただいた後、必要があれば、皆様、あるいは各委員会、チームから内容の紹介をお願いしたいと思います。
(資料6-1により田中座長、鈴木委員長、増田委員長、北村委員、森本委員、坂井委員から説明)
(資料6-2により田中座長から説明)
(田中座長)
引継書につきましては、皆さんにご意見をいただき、一部取り入れて作成してまいりましたが、改めてご意見があればお願いいたします。
(林委員)
施策懇談会について、専門的な知見が必要だというのはよくわかるのですが、既存の委員会やチームとの関連はどうなるのでしょうか。任意の参加になるのか、もう少し詳しく分かりやすくお聞かせください。
(田中座長)
かつて、総合的評価の経済評価の際、長崎大学から先生をお呼びして、勉強会をしたというご記憶があるかと思います。
先ほど、施策専門委員長からもご紹介ありましたが、おそらく次期は評価のまとめに入っていくのであろう。そうした時に、森林事業の観点、施策調査の観点、森林生態系の観点、様々なより専門的な観点からの評価が求められてくるであろうと思います。
そのような状況の時に、専門家を呼んでヒアリングをしていくとか、専門家の知見を活用して県民会議で議論していく、ある特定課題について意見交換していくという場面がでてくると思います。
その際、懇談会をつくるということは意味があると考えております。常設型の委員会とは別にこのようなことを考えたらどうかという主旨です。
(田中座長)
よろしいでしょうか。他にご意見はありますでしょうか。
今までの説明の中で、ご了解いただければ、資料の6-1を今期の県民会議の引継書として、次期への申し送りとしてご承認いただきたいと思いますがよろしいでしょうか。
(異議なし)
(田中座長)
ありがとうございました。
それでは、この引継書を事務局から第1回の県民会議で引継お願いしたいと思います。よろしくお願いします。
(田中座長)
さて、ここまでが、議題ということになります。次は、29年度予算ということで、ご報告をお願いします。
(資料7により市川水源環境保全課長より説明)
(田中座長)
はい。ありがとうございます。来年度予算についての考え方など、ご紹介いただきました。このように組まれたということでございます。
さて、議事は以上となります。県民会議では、従来は議題提案という形で委員の皆さんに頂いていたのですが、今回は、期の最後で次に持ち越せないと制度としては議題の提案というのは受けなかったという経緯がございます。
事務局から相談をいただき、このような形とさせていただきました。
これに代えまして、追加で引継書とは別に、是非、次期に申し送りたいようなことがありましたら、手短でかまいませんのでご発言いただいて、議事録にとりまとめ、次期に申し送りたい、そのような時間を設けたいと思います。
(中門委員)
10年間の取組で色々な成果出ており、渓畔林についても手引きを取りまとめていただいたことと思います。
その活用方法についてなのですが、山梨県の砂防関係の方とお話する機会がありまして、砂防ダムをスリット化して、できるだけ渓畔林、生態系を含めて整備していこうということに、大変ご苦労されているということを感じました。
その方たちに、神奈川県では水源環境保全税の関係で今年度中に渓畔林整備の手引きをまとめるという話をしましたところ、そのようなものがあれば、是非活用させていただきたいと言われていました。せっかく、県外上流域の取組も第2期からスタートして、近隣都県の交流も深めているところですから、10年間の知見などの財産を活用したらいいのではないかと思います。
県境を越えて活動するのは難しいかとは思いますが、こういうことができれば取組もスムーズに行くのではないかと思いますので、とりまとめた成果を活用していただいて、次の10年には他県が神奈川の取組成果を活用してよい効果がでたといわれるようなことになればいいと思います。
(田中座長)
ありがとうございました。
山梨県上流から土砂などが流れてきますので、ぜひこちらで得られた知見も共有していただければということです。
他にいかがでしょうか。
(倉橋委員)
県民会議の引継書を出しますけれど、これを具体的に理解しやすく、楽しくスムーズにやっていくにはある程度年度初めに大枠のことをやっていかないと事業の進みが遅くなってしまいます。
事務局は大変だと思いますけれど、10年間の成果を踏まえ、やり方ががらっとかわってもいいのではないかと思います。今までは知らせるということが中心だったと思いますが、県民の方々に知らせて体験してもらって森のこと、水のことを知ってもらうという方法もあると思いますので、その辺りの視点も入れていけたらいいかなと思います。
こちらも提案したいと思いますが、後々になってしまうと実行されなくなってしまいますので、最初に是非お願いしたいと思います。
(田中委員)
はい。是非、新しい体制になったときに、特に新しい委員の方にも知ってもらう、体験してもらうということも大事だと思いますので、事務局で議事録に残していただいて、引き継いでもらいたいと思います。
では、ここまでが、県民会議としての全体的なご意見、意見交換の場とさせていただきます。
最後にその他ということで、これからは個人のお立場でこれまでを振り返っていただいて、ごあいさつをいただきたいと思います。
時間が迫っておりまして、長くお話いただきたいところ恐縮ではありますが、お一人1分以内でお願いしたいと思います。
青砥委員からあいうえお順でお願いできますでしょうか。
(青砥委員)
大してお力になれなかったと思いますが、水源環境についての関心はありますので、これからもご協力できるように活動していきたいと思いますので、よろしくお願いします。
(太田委員)
1年間ありがとうございました。私は途中参加で、次期もやる予定ですが、今年1年勉強させていただいということで、次期には是非還元していきたいと思います。
(金森委員)
3期、4期にわたり、貴重な経験の機会を与えていただき、ありがとうございました。
県の方も、現場の方も、非常にすばらしいことをしていると思います。これを動かすには、モチベーションがないと、長い時間厳しいだろうと思い、モニターでも批判的なことは言わず、建設的なことを言うという考えでいました。県民会議もそのように建設的で、相手のモチベーションを上げるような言い方をしていくべきなのかと途中から考えていました。今後は、インストラクターに戻って、森はどうなっているのか見ながら、神奈川県を応援しています。
(北村委員)
3年間ありがとうございました。
事務局のみなさん、今日もこのような膨大な資料をつくって大変ご苦労いただき、ありがとうございました。みなさんも感じているとは思うのですが、あまりにも担当者が資料づくりに追われているのではないかということです。
折り返し点にきていますので、考え方を変えて担当者の方も少しでも現場に出ていただいて、木に触れてみる、川の水温を感じてみる、水源地の方々の声を聞いてみるというのも大事なのではないかと思いますので、幹部の方、是非ご指導いただければと思います。ありがとうございました。
(倉橋委員)
10年やっている数少ない委員となってしまいました。化石に近くなってきそうな気がして、頭も固くなっていき、この先も不安なのですが、最初から流れを知っているということを上手く利用していただきたいということもありますし、自分なりにそれを活用してより楽しくしていきたいです。
特に第4期の後半はとても楽しく、もり・みずカフェですとか、私たちの意見も取り入れていただいて、仲間ともとても楽しくできました。どうせやるなら楽しくやりたいと思いますので、来年度もよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
(坂井委員)
5年間大変お世話になりました。お疲れさまでした。かつて、私は、債権管理などの仕事をしておりました。税金は優先債権でありますが、そのことで差し押さえがつかないように、経営全体を見ながら経済的にも破綻しないように同時均衡を図るため、色々な人たちが苦労し、戦う、こういう現場で働いてきました。
私が申し上げてきた意見は、失われた20年と言われる沢山の人が苦しんできた状況があり、お金は非常に厳しい環境の中で、誰かが苦労して汗をかかなければ、運ばれてこないものだということを前提に、お話してきたつもりでございます。
税金を納める苦しみ、集める苦心、みなさんが使われるお金は、その結果であることをよく思い起こしていただいて、感謝して大切に使っていただきたいと思います。
ですから、施策の議論も、規定路線だからと決めつけるのではなく、トレードオフだとか、林業の専門家をいれると林業事業体に利益を誘導するのではないかとか、そういう狭い料簡ではなく、もっと社会全体の中で、超過課税とはどうあるべきか、何をすべきであるか、広い視野で話が進んでいくことを願っています。
(佐藤委員)
3年間、どうにか務めさせていただきました。委員の皆さん、県の方ありがとうございました。
委員に飛び込んで3年間過ごし、一番感じているのは、自然の変化が激しいなと思いました。この事業というのは、全体がターゲットなのだと思いました。目標というか、ゴールがどんどん変わっていく、というように思いました。
そういう意味で、じっくりモニターして、次の変化は何かというのをしっかり見極めて次の手を打っていくというこの会の意義というのは非常に大きなものだと思っています。
次も委員をやらしていただくこととなっていますので、今度は事業モニターをしっかりやらしていただき、是非とも、事業の方向性を見極めるという本来の会議のあり方をしっかりやっていきたいと思います。
(滝澤委員)
3年間ありがとうございました。
最初、まったくわからない状況のなかで、飛び込んできまして、現場での施策など見させていただきました。私もインストラクターをやっていますので、県民のみなさんに還元していきたいと思っております。
どうもありがとうございました。
(中門委員)
3年間ありがとうございました。
なにも分からず、ただ、がむしゃらにやるだけでしたので、事業モニター、コミュニケーション、フォーラム、すべて何でもやってみようと全て入らせていただきました。どれだけやれたか分かりませんが、その3つに入ったことによって、今まで分からなかったこともわかるようになりましたし、その中で、非常に勉強になることもありました。
それを生かし、一市民としてまた色々なところに目を向けて見ていきたいと思います。
県民会議に入って最初に、鈴木委員長から「この本を読むといいと」紹介していただいた本に、県民会議のことがきちんと書かれており、それをじっくり読んでからスタートした関係で、この会議の関わり方もしっかりスタートできたと思います。
公募委員というのはいろんな方がいられまして、玄人のような方もいられるし私のような素人もおりますので、最初に何かのきっかけを与えていただければ公募委員もしっかり仕事ができると思いますので、ぜひ、お願いしたいと思います。ありがとうございました。
(西委員)
3年間ありがとうございました。私も素人で、ただ、子供たちの環境教育に役立てたいという思いでここまで務めさせていただきました。
21世紀の森ですとか、知らなかったいいところが沢山ありますので、次期もやらせていただくこととなりましたので、多くの子供たちに少しでも、森に行く機会を作れたらいいなと思います。今後ともよろしくお願いします。
(服部委員)
私は市民事業専門委員会に所属させていただいて、現場にも行かせていただき、活動されている団体の方々が熱い思いをもって、暑い中、寒い中活動されている姿を見て、感動しました。彼らの情熱は何処から生まれてくるのかと思いました。
補助金があって、活動できているのですが、それがなくなった時、彼らはどうなっていくのか不安と心配があります。また、今後も引き続き委員としてやらしていただくかもしれませんけど、その辺りをきちんとフォローしていけるような提案をしていければと思っております。
(林委員)
市民事業専門委員会の皆さん、事務局の方ありがとうございました。
(前田委員)
委員の活動で特に思い出に残っていますのは、もり・みずカフェで県民のみなさんとざっくばらんにお話しできたことです。それが印象に残っております。
今後は、地域に戻って地域のための仕事をしたいと思います。また、水源地域に住むものとして水源環境の保全に尽力していきたいと思います。
(森本委員)
あっという間の3年間でした、委員の皆様、事務局の皆様お世話になりました。
県民参加というすばらしい他県に誇れる仕組みを今後とも前に進めていきたい、そのために頑張っていきたいと思います。また、今後ともよろしくお願いします。
(吉村委員)
色々お世話になりました。特に、事務局の皆様には書類の準備、会議の準備、大変だったと思います。ありがとうございました。
今日の会議で感じたことを言わせていただくと、県の取組は他の県と比べても非常に積極的に特定の事業目的のために税金を使っているということで、先進的なものだと思います。
他の県、山梨はもちろんですけど、それ以外の県との交流や、若しくは海外への情報発信というのもどこかであるといいのではないかと思いました。もちろん、それが一番大事な仕事ではないとは思いますが、市民レベル、行政レベル、全国展開している団体などを通して、情報発信できるといいのかなと思いました。
次期の施策調査専門委員会でもその辺も頭に入れつつやっていきたいと思います。ありがとうございました。
(鈴木委員長)
施策調査専門委員会で、色々と勉強させていただきました。この会議の特徴は、公募委員の方々が多様な観点から多様な意見を言ってくださるということです。それは専門家と称する委員にも大変いい影響を与えているのではないかと思います。
この仕掛けは超過課税が出来た時の議論や熱気が作り上げたようなところもあるのではないかと思います。その時のことを思い出しながら、忘れないようにしていければいいなと思っております。ありがとうございました。
(増田委員長)
事務局の方には大変お世話になりました。市民事業の担当の方々は非常に丁寧な対応をしていただきまして、スムーズに進むことができました。
先ほどの倉橋委員と同じように、私も10年前、1期から入っておりまして、最初のピュアな思いを時々思いだして錆びないようにと思いつつ、10年のよいところは引き継いで次に生かす、全てを否定するのではなく今までの方々が積み上げてきたものはそれを生かして次の10年に進んでいくというのがこの県民会議の役目であり、税金を投入した意義であると思っております。
色々とありがとうございました。
(淺枝副座長)
10年間やらしていただいて、ようやく卒業させていただくことができます。ほっとしております。
10年を振り返ってみると、最初は何もわからなくて、それがこの10年の間に色々なことが分かってきて、こうすれば良くなっていくということがおぼろげながら見えてきたと思います。そういう意味では、次の10年間というのはどんどん進めていける時期だと思いますので、是非頑張っていただきたいと思います。
先程から、何人かの方がおっしゃっていられますが、県の職員の方、どんどん仕事が増えて大変なことはよく存じ上げております。しかし、自然を対象とする取組はそこに行ってみないと何もわからないと思います。これは次期の県民会議の委員の方にも言えますが、他のことは適当でもいいですので、是非とも現場をみていただければと思います。
ありがとうございました。
(田中座長)
最後になりましたが、私からも御礼の言葉、それから反省の言葉を述べなくてはならないかと思います。3つございます。
ひとつは嬉しかったこと、誇りに思うことでございますが、このかながわ県民会議、水源施策は大変先進的で全国にも誇れる取組、県民にも開かれていて、多様な意見のチャンネルを通じて、PDCAをまわしていくという、大変優れた取組だと思います。
この取組に参画させていただき、施策調査専門委員会等で制度づくりにも関わらせていただいたこと、大変うれしく思っております。私の財産になりました。事務局、委員のみなさんに御礼を申し上げます、
2つめは残念なことといいますか、反省すべき点でございますが、今、淺枝副座長からもお話がありましたが、現場に出なくてはいけないと。前の5年間では何回か現場にいくことがあったのですが、ここ3年ぐらいは公務が忙しいことや、ほかの仕事を受けているということもあって、なかなか現場に行くことができませんでした。皆さんのお話を聞くにつけ、耳に痛く、反省した部分です。現場からものを見る、その大切さを痛感したところです。県民にも、県民会議のみなさんにも私が現場に行かなかった、行けなかったことをお詫びしたいと思います。
3つめもお詫びといいますか、心残りのことなのですが、県民会議の時間が足りなかったということ。私が座長として5年ぐらい進行させていただきましたけれども、委員の皆さんの思いの丈を会議の中で出していただいてそれを取りまとめるというサイクルが上手く出来なかったのではないかというきらいがあります。こうしたことを上手く受けとめられなかったというのは反省をしているところです。
しかし、何かしらのみなさんの思いというのは、県に届けられたと思いますし、上手く表現できたところもあったかとも思います。功罪相半ば、プラスの面、マイナスの面、それぞれあるかと思いますがその点もご容赦をいただきたいと思います。
嬉しかったこともありますし、心残りのこともあったということを最後の言葉にさせていただきたいと思います。どうも皆さんありがとうございました。
さて、それでは若干時間がありますが、県の幹部の皆さんから簡単にごあいさついただきたいと思います。
(金子局長)
皆様、3年間だけではなく、これまで長く貴重なご意見、ありがとうございました。
今年度は特に、3期計画を策定して、県税条例も改正して、この先5年間の水源環境保全税もお認めいただけるということになりまして身の引き締まる思いでおります。
私も今期の委員さんと同じ3年間、環境農政局長を務めさせていただきました。その前は1年間副局長、さらにその前平成11年から13年には水源の森林推進課というところで、水源の森林づくり事業が始まった頃、携わってきたところでして、私にとってもこの水源環境保全・再生施策というのは大変思い入れのある施策でして、全国に誇れるものであると思っております。
これからも全国に誇り続けられるような立派なものにしていけたらと思います。
委員の立場から変わられても、色々なところからこの施策を見守っていっていただけたらと思います。
私はこれで神奈川県を卒業いたしますが、私も見守っていきたいと思っております。ありがとうございました。
(村松緑政部長)
大変お世話になりました。私も3年、務めさせていただきまして、一からおもしろい勉強をさせてもらったと思っております。
数日前に内示がございまして、4月1日からは総務局に異動となりました。今後も色々なことがあると思いますが、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。
(市川水源環境保全課長)
私も先日内示を受けまして、水源環境保全課長として1年10ヶ月、山の話、自然の話、初めて聞くこと、色々な経験ができました。心残りは、現場に行く回数が少なかったということ、反省しております。
次は、政策局の次世代社会システムという仕事をすると仰せつかっておりますので、そちらでも県行政のために尽くしていきたいと思っております。1年10ヶ月ありがとうございました。
(斎藤水源環境保全企画担当課長)
私も1年10ヶ月、第3期5か年計画の策定について取り組んできましたが、4月からは正しく現場で、自然環境保全センターの森林再生部でしっかりとできた計画を推進していきたいと思います。
現場、現場によって、工夫しなくてはいけないことがあると思いますが、皆さんの意見などをいただいて、取り組みたいと思っております。引き続きよろしくお願いします。
(事務局)
これを持ちまして、第38回水源環境保全・再生かながわ県民会議を閉会いたします。
閉会
(会議終了)
資料1-3 点検結果報告書(第2期・平成27年度実績版)(案)に関する意見について
資料1-4 特別対策事業の点検結果報告書(第2期・平成27年度実績版)(案)(その1)
資料1-4 特別対策事業の点検結果報告書(第2期・平成27年度実績版)(案)(その2)
資料1-4 特別対策事業の点検結果報告書(第2期・平成27年度実績版)(案)(その3)
資料1-5 特別対策事業の点検結果報告書(第2期・平成27年度概要版)(案)
資料2 平成29年度水源環境保全・再生市民事業支援補助金申請及び採択状況
資料4-1 第34回水源環境保全・再生かながわ県民フォーラム(もり・みずカフェ)結果概要
資料4-2 県民フォーラム意見について(第28回~第32回、第34回分)
資料5-1 平成28年度コミュニケーションチーム活動検討会(第6回)結果概要
資料6-1 第5期水源環境保全・再生かながわ県民会議への引継書(案)
資料6-2 第5期水源環境保全・再生かながわ県民会議への引継書(案)への意見
このページの所管所属は環境農政局 緑政部水源環境保全課です。