更新日:2020年7月15日

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第51回施策調査専門委員会審議結果

審議(会議)結果

次の審議会等を下記のとおり開催した。

審議会等名称

 水源環境保全・再生かながわ県民会議 第51回施策調査専門委員会

開催日時

 令和2年4月30日(木曜日)16時30分から18時30分

開催場所

 Web会議方式

出席者【会長・副会長等】

 吉村 千洋【委員長】、太田 隆之、大沼 あゆみ、岡田 久子、鈴木 雅一、土屋 俊幸、羽澄 俊裕

次回開催予定日

 令和2年9月上旬

所属名、担当者名

水源環境保全課 水源企画グループ 髙橋(菜)

掲載形式

  • 議事録

議事概要とした理由

審議(会議)経過

(吉村委員長)
 本日は新年度最初の施策調査専門委員会となりますが、最初の二つの議題、中間評価報告書と次期(第4期)実行5か年計画に関する意見書の作成については、昨年度からの引き続きの議論ですので、Web会議でもそれ程大きな支障はないと思っています。他の会議で時々起きることがありますが、マイクをオフにしたまま発言される方がいますので、発言される方は忘れずにマイクをオンにしていただければと思います。積極的にご発言をお願いします。

議題1:中間評価報告書の作成について

(吉村委員長)
 それでは、議題1の中間評価報告書の作成についての議事に入りたいと思います。
 前回2月の委員会で、昨年11月の県民会議で示した原案への意見照会結果を基に対応案を議論いただき、その後修正した報告書案により県民会議委員の皆様へ2回目の意見照会を行ってきました。本日は2回目の意見照会で出た意見や質問への対応案について検討することとなっており、6月3日に書面開催が予定されている県民会議で報告し、承認をいただくための最終の原案を作成する予定となっております。それでは、事務局より意見照会で出た意見への対応案についての資料説明をお願いします。

[資料1-1~1-4により事務局から説明]

(吉村委員長)
 ご説明ありがとうございました。2回目の意見照会で出た意見を中間評価報告書に反映させていただいたところについてご説明いただきました。河川モニタリング調査の結果については、議論する内容ではありませんが、これに関して確認しておきたいことがありましたら、ご発言をお願いします。

(岡田委員)
 酒匂川が改善の方向にあるということは、とてもいいことだと思います。グラフを見ると、相模川は赤い矢印もあります。上昇していることについての説明の記載はありますか。

(環境科学センター)
 BODでいえば、g11青山水源地は上昇している結果が出ています。全窒素は上昇しているところはありません。全リンについては、g27善明川・ビオトープ前とg23布川・境沢といくつか上昇している地点があります。上昇している理由が想定されるものについては、理由を記載していますが、BODに関しては、現地を確認していますが、現地が大きく変わった状況は見られませんでしたので、そこについては上昇理由を言及できておりません。

(吉村委員長)
 他にいかがでしょうか。

(鈴木委員)
 資料1-3の85ページに冬季のデータを示されなかったことのご説明は理解できましたが、冬季についてのデータはあるが、後日検討するので、今回は示していないという内容をどこかに記載しておいたほうがよいかと思います。

(環境科学センター)
 データ自体はありまして、それを見ると軒並み減少しているという結果が出ていまして、必要であれば台風の影響による生物多様性の減少という記載をグラフとともに追加することは可能です。

(鈴木委員)
 起きた現象についての検討が必要なので、今の段階でデータを追加する必要はなく、冬季のデータがあるということだけでも記載したらどうかということです。

(環境科学センター)
 冬季に調査を行ったことについての記載がありませんので、記載を追加する形で対応させていただければと思います。

(吉村委員長)
 資料1-3の85ページの最初の段落に、冬季に台風の影響が見られたということを補足する形にするといいのかと思います。
 多様性指数が減少した地点が多いということですが、平均スコア値が上昇している場所は多く、水質は改善傾向なので、水質以外の影響もあるかと思いますが、生物群集の個体数の分布によっては、多様性指数が減少することもあるので、水質が良好な場所に生息するような種が増えたからかなと思いました。そういうパターンがあるのであれば、書き方を工夫していただくとよいのかと思います。

(環境科学センター)
 そこまでの解析ができていないので、そのことを念頭に置いて、これから解析します。

(吉村委員長)
 意見照会で意見が8件出されましたが、多くは表記の仕方に関する話でした。岡田委員からご意見を出していただいていますが、何か気になるところはありますか。

(岡田委員)
 資料1-2の整理No7ですが、修正で森林環境税を活用し弾力的に実施すると追加されているので、前よりは理解しやすくなりましたが、例に挙げられている広葉樹林、竹林、小面積な森林というのは、水源環境保全税では整備されないものなのですか。水源環境保全税で整備されないのであれば、ここに記載する理由がよくわかりません。

(事務局)
 岡田委員のご発言の意図としては、例に挙げられている広葉樹林、竹林、小面積な森林というのは、水源環境保全税で整備されることがないのであれば、ここに記載する意味がないのではないかということでよいでしょうか。

(岡田委員)
 その通りです。

(水源環境保全課副課長)
 基本的には、そこは水源環境保全税では整備しません。

(事務局)
 エリアとして水源環境保全税の対象エリアに入っているので、水源の森林エリア内に入っており、整備する場合は条件が整えば森林環境譲与税が充当されるということを示しております。

(吉村委員長)
 税金の名称が一番上にあるので、違和感を感じるのだと思いますが、整備不要な部分も事業対象に含まれているという位置付けで、条件によっては整備する必要がないのかと思います。さらにその下の矢印をたどっていくと、森林環境譲与税を充当する場合があるということなので、この流れ図でよいのではないでしょうかということだと思います。

(岡田委員)
 森林環境譲与税を活用するか水源環境税を活用するかというのは、色で分けているということですか。

(事務局)
 色で分けています。

(岡田委員)
 それならよくわかります。

(吉村委員長)
 色にはそういう意味があるということですか。

(事務局)
 色で分けていて、例に挙げられている広葉樹林、竹林、小面積な森林というのは、水源環境保全税の対象エリア内にあるので、この位置に入れております。

(吉村委員長)
 わかりました。そうすると、色は少なくとも二色にしておいたほうがいいかと思います。青は水源環境保全税で緑は森林環境譲与税という説明を入れていただくといいと思います。
 この図に関して、他の委員の皆様、ご意見ありますか。

(鈴木委員)
 資料1-3の128ページの両税の使途(イメージ)の森林環境譲与税のところに、天然林、竹林の整備がありますが、これは水源環境保全税を活用して実施している2番事業の丹沢大山の保全・再生のブナ林整備というものが天然林の整備であるとするとこの書き方でいいのかと気になりました。それから、その下に担い手の育成・確保と書かれていますが、水源環境保全税を活用して行っているかながわ森林塾がここにあたるのかと思うのですが、事務局でご説明を加えていただきたいと思います。

(水源環境保全課副課長)
 森林環境譲与税のところに記載がある天然林、竹林の整備を特別対策事業の2番事業で行っているのではないかということと、担い手の育成・確保を特別対策事業の1番事業のかながわ森林塾で同じ事業を行っているのではないかというお話だと思いますが、施策大綱期間の20年間終了までは、担い手の育成・確保はかながわ森林塾で行っていくというところの絵をここで示しています。
 森林環境譲与税の天然林、竹林の整備が特別対策事業の2番事業と重複しているということですが、水源の森林エリア外を対象としていることを示しています。

(吉村委員長)
 ご説明ありがとうございます。鈴木委員、いかがでしょうか。
 天然林、竹林の整備と担い手の育成・確保について、水源環境保全税を活用して一部事業が行われているのであれば、両方に記載があってもいいのではないかと思いますが、いかがでしょうか。

(水源環境保全課副課長)
 両方に記載してしまうと、重複があるということになってしまうので、行っている場所が違うということを記載すれば、わかるかと思います。

(吉村委員長)
 青と緑では場所が違うということは記載されているので、両方に記載してもいいかと思ったのですが、このイメージ図に全ての内容を盛り込む必要はないと思いますので、主な事業の目的という記述の方向でしたら、これでもいいのかと思いました。

(鈴木委員)
 ここに記載しているのは両税の使途のイメージ図ということですが、あまり細かいことは記載せず、考え方が示されているということでした。場所が違うということで、両税の使途を分けているということなので、中間評価報告書の記述としてはこれでいいのかと思いました。土屋委員から一言いただければと思います。

(土屋委員)
 下の方の両税の使途のイメージ図については、各都道府県で森林環境譲与税と従前からの都道府県単位の森林環境税を区別する際に、重複していないことを示すための図と理解しております。今の事務局の説明でいいのではないかと思いました。
 上の方の図で森林環境譲与税を活用し弾力的に実施する森林整備とありますが、弾力的に森林整備を実施とするか、弾力的に森林整備の方が他と同じ表記になるのではないかと思いました。

(吉村委員長)
 上の方の図について、表現が統一されていないということですか。そこの文言を整えていただければと思います。
 それでは、この図に関してはよろしいですか。
 資料1-3の目次の前に、この報告書全体のダイジェスト版ということで、第1部から第4部のそれぞれの要点を抜き出してまとめたものを<施策の総合的な評価(中間評価)の概要>として追加しました。この内容に関して、何かご意見はありますか。
 前回の施策調査専門委員会での議論の後、事務局と私の方で作成した経緯があり、表現がわかりにくい部分があるかもしれません。もし何か気になる点がありましたら、後程ご指摘ください。
 資料1-3の45ページからの第3部の中に、文末の表現が「いただきたい。」という要望の形になっている部分がありますが、要望であれば意見書の方に書く表現なので、中間評価報告書の表現として適切かどうかご確認いただきたいということです。私の方で違和感はなかったのですが、県民会議の希望という表現ではなく、客観的な事実として「すべきである」や「可能性がある」あるいは「検討すべきである」という表現にすることはできるかと思います。この点に関して、ご意見がありましたらお願いします。現状のままの表現にしておいた時に、後々困るような事はありますか。

(水源環境保全課長)
 そのまま「いただきたい。」という表現でまとめていただくことで、支障はないと思います。今回、県民会議として中間評価報告書とあわせて次期計画への意見書を県に提出していただく形になり、意見書には県民会議としての意思を伝えていただく内容が入ってきますので、そういう意味で考えると、中間評価報告書の中では「期待します」や「する必要があります」という表現をしているところが多かったので、要望に見えなくもない「いただきたい」という表現がいくつかありましたので、ご検討いただければということでご提示しました。このままでいいということであれば、配慮していただくことはございません。

(吉村委員長)
 理解しました。中間評価報告書は県民会議として森林環境や事業全体の仕組みなど色々な視点があり、判断したという意味で希望が入ってもおかしくはないと思いますが、いかがでしょうか。

(水源環境保全課長)
 そのままで結構かと思います。

(吉村委員長)
 該当箇所は5箇所ですので、このままでいいかと思います。あまりにもこういう表現が多いと違和感がありますが、それ程多いわけではないので、原案のとおりにさせてください。
 資料1-3の129ページですが、台風19号の被害状況をまとめていただいた資料になりますが、一部表現の修正が入っていますが、このまとめ方でいいのかどうかをご確認ください。情報としては、令和2年2月5日現在となっていますが、その後、更新はないですよね。

(事務局)
 資料1-4の新旧対照表の旧の部分には、各表に時点を入れていましたが、新の方では更新予定がないので時点を削除しています。

(吉村委員長)
 この点、もしくは中間評価報告書全体を通して他に気になる点がございましたら、ご発言をお願いします。
 そうしましたら、ほぼ原案どおりということになりましたが、一部河川モニタリングのところでご意見が出ましたので、文言を修正していただき、森林環境譲与税の図の部分の仕上げをして、次回の県民会議に修正版として提示をする形になります。

議題2:次期(第4期)実行5か年計画に関する意見書の作成について

(吉村委員長)
 続きまして、「議題2 次期(第4期)実行5か年計画に関する意見書の作成について」に移らせていただきます。
 こちらは中間評価報告書と同じく、今年6月に県に提出予定となっておりまして、前回の2月の委員会では、1月の委員会での検討事項を踏まえて、11月の県民会議で示しました意見書原案への意見照会結果を踏まえた対応案を議論してきたところです。委員会終了後、当委員会で議論した内容を踏まえて作成しました意見書案の修正版を県民会議の皆様に2回目の意見照会を行ってきたところです。本日はその2回目の意見照会で出た意見への対応案についてご確認いただき、中間評価報告書と同様に次回6月3日開催予定の県民会議に最終案を提出する予定となっております。なお、県民会議で報告した後は、先の議題の中間報告書とともに、最終版として県に提出する予定になっております。それでは事務局より関係資料の説明をお願いします。

[資料2-1~2-4により事務局から説明]

(吉村委員長)
 ありがとうございました。こちらも大分議論が煮詰まってきた所でございます。意見照会の結果、意見は1件だけだったという事です。一部文言を修正していただいたという事です。事務局から確認いただきたい点、資料2-3の1-2に記載のとおり、今後の大綱の見直しを想定しているかどうかも含めて何かご意見はございますか。
 文言の方は特には気になる所はありませんので大丈夫かと思います。大綱に関しては、私の方でこの文面が入っている経緯をはっきり思い出せないのですが、基本的な考え方に変更はなく、細部という話ですが、思いつく所は最終的な数値目標で一部変えなくてはいけないと言う話はあった気がします。

(鈴木委員)
 今の点ですが、第1期、第2期、第3期においては、もちろん最初の20年を決めた大綱を尊重するが、次の期に何をやるのかを考える時には、大綱に手を加えても大きく修正するという事も否定しないという意味で、この文面を入れていたのであろうと思います。大綱は20年間でやることを書いているけれども、世の中の事情等変わってくれば、大綱にも手を加える事があるという事を、ここでいっているのだと思います。
 問題は20年の内の15年が終わって、最後の5年をやる時に、大綱に手を加えるかどうかという話をここで書いているということです。県の意見を先程伺ったところ、終わりの方に近づいて来て、20年の内の15年経過している訳だから最後の5年を議論する時は、改めて大綱を今更変更する事は無いだろうということだと理解しました。
 その上で、そうではあるが、もっと大きな変化が場合によってはあるだろうから、このまま置いておくのか、今更なのでこれは変更しないことにするのかという議論かと思いましたが、委員の皆様がどう受け止められるのかという事かと思います。

(吉村委員長)
 ありがとうございました。少し背景も含めてご説明いただきましたが、委員の皆様いかがでしょうか。変更の可能性があるとしたら、直近の話題としては、一つは台風関連の災害に関して、この特別対策事業の中身を一部変える必要があるのかなと思いますが、その内容が大綱に反映する事なのかどうか分からない所です。
 後は税金関係です。森林環境譲与税との関係で何か調整が必要になる可能性があるかというところが可能性としてはあるかと思います。

(水源環境保全課長)
 基本的な考え方の変更は無いとの認識を県民会議でお示しいただいた上で、今、お話しのあった台風関係や森林環境譲与税との関係につきましては、次の1-3に示しております第4期実行5か年計画の中で、台風関係での土壌保全対策の強化などを具体的に盛り込んでいく事をこの意見書の中で示していただいているのかなと思いますので、そういった観点でこの文言を残しておくかどうかをご議論いただき、ご判断いただければと思います。

(吉村委員長)
 今、手元にはないので、大綱の内容をすべて覚えている訳ではないのですが、この意見書の3、4ページに書いた内容を実行する場合に、大綱の細部を見直しする必要があるかどうかという点に関してはいかがでしょうか。
 今後の進め方、例えば税金関係ですとか、台風関係或いは場合によっては、今起こっているコロナ関係に対する対応等で、一部大綱を修正しながら進める可能性もあるという事でしょうか。それともそこまで大きな話では無いという理解でよろしいでしょうか。
 もし万が一そういう事があり得るという事であれば、この文面を維持していただくのが良いかと思います。特にこれを書いたからと言って細部の見直しを求めるものでは無いので、大きな支障はないかと思います。
 事務局は議論いただいているのかもしれませんが、直ぐにはなかなか判断が出来ない所ですかね。

(水源環境保全課長)
 事務局から申し上げると、ここでコロナ対策や台風関係の土壌保全対策の強化等の観点で施策大綱そのものを見直すという所までは、今の所、県としては考えておりません。第4期実行5か年計画の中に盛り込んでいくという事は、大いにあり得るかなと思っております。

(吉村委員長)
 はい、承知しました。実行5か年計画の中には色々な議論が反映される事になりますが、大綱の枠組みとしては変更がないであろうというご意見です。

(鈴木委員)
 吉村委員長のお考えでいいのかと思いました。第1期から第2期の時も、第2期から第3期の時もこの文言が入っています。実際第4期の計画が始まるのは1年半以上先になりますので、今の段階では意見書としては、見直しを行うこともあり得ると書いてあっても問題ないのではないかと思います。

(吉村委員長)
 ありがとうございます。他の委員の皆様はいかがでしょうか。よろしいでしょうか。私も鈴木委員と同じ考えですので、あえてここの最後の文章を短くして、大綱の基本的な考えの変更は無いと締めるよりは、少しオープンにしておいた方が良いかなと思っています。ただ、大綱自体の中身を見直す必要がある話ですので、この点は変更無しを原案とさせて頂いて、私の方で大綱を再度見直して、内容次第で最終的な判断をさせていただくという事でよろしいでしょうか。もし委員の皆様の方で大綱を見直す機会があれば、ご意見を事務局の方までお寄せください。

議題3:衛星画像を用いたアオコの評価手法について

(吉村委員長)
 続きまして、議題3の「衛星画像を用いたアオコの評価手法について」に入ります。
 それでは資料3につきまして、事務局から説明をお願いします。

[資料3により環境科学センターから説明]

(吉村委員長)
 ご説明ありがとうございました。これは今まではこの評価は確かポイントでの評価になっていましたが、それを面的に評価出来るようになる可能性があるということですね。皆様からご質問はございますか。

(岡田委員)
 例えばドローンで飛ばした場合、既存で続けてこられた週1回から月1回の調査の日、又は同じぐらいの時期の2~3日の内に面的なデータも取るという様な方向で考えておられるのでしょうか。そうするとデータがまとまって良いなと思いました。既存のデータとの繋ぎについてどのように考えているのか教えてください。

(環境科学センター)
 ドローンを飛ばす事については、現在も、水道部局の方がアオコの調査をしているという事もありますので、当然現地調査等合わせた形にしたいと我々の方も考えております。少しそこの辺りは今後水道部局に取っても、有益な情報になると思いますので、調整をしていかなければならないと考えております。我々もデータを蓄積して、まずは手法を確立しないとそのような提案も出来ないので、手法を確立した段階で、例えば現地調査を一緒に行うことをしていきたいと考えております。

(岡田委員)
 ありがとうございました。

(吉村委員長)
 他にいかがでしょうか。
 私から1点質問してもよろしいでしょうか。4ページの一番下の図がアオコレベルの判定結果で、0から6まで7段階で示されていると思います。こちらの方は現地のアオコの濃度と、関連付けをした上での結果になっているのでしょうか。それとも衛星画像の中での相対的な違いを示した図なのでしょうか。

(環境科学センター)
 本来でしたら津久井湖のデータとの突合せをしてアオコレベルを判定したかったのですが、これについてはあくまで今回お願いした業者が、他の湖沼で使用したデータをそのまま使って評価をしている事もあり、制度的にまだ怪しい段階というのが我々の認識です。それに対して今後、その辺りを津久井湖において、どの様な状況がアオコの発生が多いのか検証していきたいと考えています。

(吉村委員長)
 はい、了解しました。そうすると衛星画像を使う話と、ドローンを使う話はそれぞれ別々に手法を確立する事になるかと思います。

(環境科学センター)
 了解いたしました。

議題4:令和2年度の委員会開催スケジュール等について

(吉村委員長)
 続きまして、「議題4 令和2年度の委員会開催スケジュールについて」に移らせていただきます。前回の委員会開催時点からの変更が一部ございました。事務局から説明いただき、その後皆様で開催時期や回数、内容について議論をしていきたいと思います。それでは、資料4について事務局より説明をお願いします。

[資料4により事務局から説明]

(吉村委員長)
 ご説明ありがとうございました。コロナの影響で8月以降の会議を約1ヶ月程度後ろに延期するという案です。ちなみに6月の県民会議は書面開催という形で確定しているという事でよろしいでしょうか。

(事務局)
 6月3日期限で、議事審査票を提出いただく形での開催を考えております。

(吉村委員長)
 ありがとうございました。この委員会としては、この案ですと次回9月上旬で、順調にコロナが収束すれば、次回は対面での会議に戻る形になっております。他に関連する動き等で、支障がありそうな所がありましたらご発言願います。1ヶ月程度開催時期を後ろに移動する事で、年度末が若干きつくなってくるかも知れませんが、昨年度と大きく違うのは中間評価報告書や意見書作成が無いという所です。その代わりに、経済評価の実施に向けた準備を始めるという所でしょうか。そこが入れ変わってくるかと思います。
 ちなみに今後のコロナの状況次第では、上手くいけば少し早めに会議を開催して進める事は、可能ですよね。

(事務局)
 そうですね。

(吉村委員長)
 ここでこの原案通り確定したからと言って、少し遅めのスケジュールに縛られる必要はないのかと思いますので、もし可能であれば少し早めに開催して、年度末スムーズに進められる様にしていただくのが良いのかと思います。

(事務局)
 承知しました。

(吉村委員長)
 はい、よろしいでしょうか。特にここはご意見が出ないかとは思いますが、今後、今年度第2回の委員会まで少し時間が空く事になりますが、その間6月3日に県民会議が書面開催となりますので、そこで中間評価報告書と意見書を提出する形になっております。
 そうしましたら、用意していただいた議題はすべてでしょうか。5番の「その他」とありますが、事務局もしくは皆様から何か追加の議題がございますか。特にございませんか。それでは今日19時までの予定でしたが、大分早い時間にすべての議題を終える事になりました。Web会議という事で、若干皆様と距離感を感じる所ではありました。
 ひと通りご確認頂き、大事な所、中間評価報告書と意見書に関しては仕上げをして県民会議にお諮りする事になります。
 それでは以上をもちまして、第51回施策調査専門委員会を終了いたします。

 

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会議資料

 次第(PDF:174KB)

 資料1-1 中間評価報告書作成の流れについて(PDF:177KB)

 資料1-2 総合的な評価(中間評価)報告書(案)の意見照会結果等(PDF:283KB)

 資料1-3① 中間評価報告書(案)[その1(P1-P16)](PDF:8,843KB)

 資料1-3② 中間評価報告書(案)[その2(P17~P72)](PDF:9,563KB)

 資料1-3③ 中間評価報告書(案)[その3(P73~P100)](PDF:6,786KB)

 資料1-3④ 中間評価報告書(案)[その4(P101~P112)](PDF:9,282KB)

 資料1-3⑤ 中間評価報告書(案)[その5(P113~P140)](PDF:3,885KB)

 資料1-4 中間評価報告書(案)修正内容対照表(PDF:2,245KB)

 資料2-1 次期(第4期)実行5か年計画に関する意見書作成の流れについて(PDF:173KB)

 資料2-2 次期(第4期)実行5か年計画に関する意見書(案)の意見照会結果等(PDF:186KB)

 資料2-3 次期(第4期)実行5か年計画に関する意見書(案)(PDF:387KB)

 資料2-4 次期(第4期)実行5か年計画に関する意見書(案)修正内容対照表(PDF:286KB)

 資料3 R02アオコ・衛星画像について(PDF:771KB)

 資料4 第3期以降の施策評価スケジュール等について(PDF:332KB)

 

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このページに関するお問い合わせ先

環境農政局 緑政部水源環境保全課

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