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更新日:2018年8月27日
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柱5 人を引きつける魅力ある地域づくり
自然や歴史、文化、水の恵みなど様々な地域資源を生かし、多様な主体が連携してにぎわいづくりに取り組み、人を引きつけ、何度も行きたくなる魅力ある神奈川をめざします。
(魅力を発見するまちあるき(江の島))
羽田空港の国際化に伴う海外観光客の増加が期待される一方で、経済の低迷や東日本大震災による影響から、観光客数の減少も見られます。また、その地域ならではの自然や歴史、文化など、観光に求める人々のニーズも多様化してきており、そうした視点に基づく新たな観光の核づくりが求められています。
そこで、横浜・鎌倉・箱根に次いで、海外にも強力に発信できる魅力的で新たな観光の核づくりをめざします。また、神奈川が持つ地域特有の資源を活用した取組みが自主的に進められている、城ヶ島や江の島、大山、大涌谷を中心に、新たな魅力づくりに取り組み、地域の活性化を図ります。
(江の島のにぎわい)
観光産業は裾野が広く、本県の経済において重要な役割を担うことが期待されていますが、経済状況の低迷や東日本大震災の影響などにより、観光客や観光消費額の減少が見られます。一方、地域商業は、経営環境の悪化から小規模な店舗が減少しています。
そこで、観光魅力の向上や情報発信による観光客の誘客促進、観光を担う人材の育成、商店街を核とした地域の魅力づくりなどに取り組み、神奈川の観光魅力を創出し、地域の活性化を図ります。
(箱根大名行列のにぎわい)
文化芸術は、人々がやすらぎや生きる喜びを見出すうえで欠かせないものであり、県民の文化芸術への関心も高まっています。ゆとりとうるおいを実感できる心豊かな県民生活の実現に向けて、県民一人ひとりが身近に文化芸術に親しむ機会を拡充することが求められています。また、文化芸術をまちづくりに生かすことで、にぎわいの創出につなげていくことが期待されています。
そこで、地域における文化芸術活動への支援に取り組むとともに、活力に満ちた地域社会の発展をめざして、文化芸術を活かした地域活性化を図ります。
(神奈川芸術劇場で上演された「太平洋序曲」)
地域の課題解決に向けて、多くのNPOがより活発に、自立的かつ安定的な活動を行うことができる環境づくりが求められています。また、行政とNPOとの協働だけでなく、企業や大学など、多様な主体が協働・連携して、複雑、多様化する地域課題の解決に当たり、ともに公共を担う社会を構築していく必要があります。
そこで、ボランタリー活動の充実に向けた支援、NPOと企業などの交流と協働の促進などの取組みによって、多様な主体による協働型社会の実現を図ります。
(企業とNPOの交流会の様子)
神奈川は、丹沢などに発する多くの水源を有するなど、豊かな水に恵まれています。また、先進的な水源環境保全・再生施策にも取り組んでおり、今後は、こうした水の魅力を最大限に活用し、地域の活性化を図ることが求められています。
そこで、水を育み、守り、活かす取組みの推進、水源の保全・再生などの取組みによって、地域資源としての神奈川の水の魅力をより一層高め、水の恵みによる豊かな地域づくりをめざします。
(カヌー体験の様子)
丹沢大山では、ニホンジカの高密度化や森林の手入れ不足により、森林の荒廃が続いています。また、里地里山では、生活様式の変化や農家の減少・高齢化などを背景に適切な管理が行き届いていません。さらに都市部では、減少が続いているみどりの保全や創出が求められています。
そこで、丹沢大山、里地里山や都市のみどりの保全と活用などを地域やNPOなどと連携して取り組むことで、次世代に継承する豊かな自然環境を守り、やすらぎやうるおいあるみどりの保全と活用を図ります。
(みどり豊かな自然環境)
地球温暖化防止に向けた県民意識の向上や省エネルギーの取組みなどが進んでいますが、県内の二酸化炭素総排出量は2009年度に1990年比で3.5%増えています。また、県内では一般・産業廃棄物とも排出量は減少傾向にありますが、最終処分場の残余容量に限りがあり、さらなる資源の循環的な利用が必要です。
そこで、温室効果ガスを削減する地球温暖化対策、資源循環や適正処理などの取組みによって、持続可能な環境づくりを進め、誰もが環境に配慮して行動する社会の実現を図ります。
(かながわ環境ポスター・標語コンクール入賞作品)
計画グループ
電話 045-210-3061 | 045-210-3064
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