更新日:2024年7月2日
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子ども支援WEB講座フードドライブ活動を通じた子どもの食支援
まだ食べられるのに廃棄される食品が日本全体で600 万トン、そのうち家庭から出る食品ロスは約276 万トン、ひとりお茶碗一杯を捨てています。一方、日本の相対的貧困率は平成30 年(2018年) 国民生活基礎調査によると15.6%、子どもの貧困率は13.5%で7 人に一人の子どもが、大多数の子どもが持っていたり体験したりする物や機会に恵まれない相対的貧困状態にあるといわれます。この食品ロスと分ちあいをつなぐのがフードバンクです。
フードバンクかながわは、195 の事業者の寄贈の合意書、56 の行政・社協、197 の市民団体と提供の合意書を結ぶ公益社団法人です。2020 年にフードバンクかながわに寄贈された量210トンのうち8 割が災害備蓄品含む企業からの寄贈です。企業寄贈は同じ食品が数百~1 万個と大量に届くことが特徴で、同じ食品をそろえることが必要な食品提供で広く活用されています。
それに対し、市民が家庭で不要、使いきれなった食品を寄付する活動をフードドライブと言います。フードドライブは市民が市・区役所、生協店舗、大型スーパーマーケット店舗などの回収拠点に持ち込み、フードバンクに届く食品寄贈活動です。食用油、サバ缶などの缶詰類、たれ類、レトルトの調味料カレーなど調理に役立つもの、高級店のクッキーや飲料などがあったり、子どもが喜びそうなフルーツ缶、人気キャラクターの付いたお菓子などさまざまな食品寄贈が特徴です。一つ一つ賞味期限もアイテムも違うため、仕分けをするボランティア活動が欠かせませんが、仕分け作業する倉庫では「あー!これおいしそうね」「子どもたちが喜ぶでしょう」と語り合うボランティアの声が響きます。フードドライブの食品は提供食品に色どりを添える大切なものです。
フードバンクかながわで把握している県内の回収拠点は、現在268 か所(内常設101 か所)ありますが、今後、公共の場所や、事業所での「社内フードドライブ」や「町内会でのフードドライブ」が進むと、より気軽に食品寄付が進むことになるでしょう。缶詰一つ、お菓子一つから食品ロスをなくし、分ちあいを拡げるフードドライブへの参加をお待ちしています。
【フードドライブ回収拠点についてはこちらをご覧ください】
・公益社団法人フードバンクかながわ (別ウィンドウで開きます)
※フードドライブ用幟等グッズのご提供も行っております。
・SDGs アクションに向けたフードドライブ活動の実践(別ウィンドウで開きます)
「中学生の子どもにおにぎりだけですが、お昼ごはんを持たせてあげられるようになりました。それまでは保健室に行ったりトイレに行ったりとしていたそうです。子どもも毎日嬉しそうに学校に行くようになりました。」
「普段は買えないようなおいしそうなお米や、子どもが喜ぶおやつまで。大切に頂きたいと思います。レトルト食品もとても助かります。」
「コロナの影響で減給のうえ、シフトも減り先行き不安な中、今回の支援を知りました。昨今は母子家庭に対する風当たりも強く助けを求めることがはばかられていましたが、たすけてくださる方々がいるということがとても心強かったです。」
「子どもに朝ご飯を食べさせることができるようになりました。それまでは朝は食べずに、給食まで我慢していました。ありがとうございました。」
所在地(活動拠点) |
神奈川県横浜市金沢区富岡東2丁目4-45 |
連絡先:電話 | 045-349-5804 |
連絡先:Eメール | info@fb-kanagawa.com |
団体のHP | https://www.fb-kanagawa.com/index.html |
電話 045-210-4690
このページの所管所属は福祉子どもみらい局 子どもみらい部次世代育成課です。