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更新日:2024年1月16日
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ダムに流れつく流芥の処理について、紹介しています。
ダムには、様々な枯れ木や根っこ、ごみなどが流れ着きます。これらを「流芥(りゅうかい)」といい、特に台風などの大雨の際は濁流とともに大量に流れ着き、湖面が一面覆われることもあります。
ダム操作に支障を及ぼさないように、流れ着いた流芥は湖に設置された設備(網場:アバ)によってせき止めています。
流芥止め設備でせき止めた流芥はダム管理に支障を及ぼさないように重機等で陸揚げを行います。その後、仮置き場に運搬し、乾燥させたものを分別して、リサイクルまたは廃棄処理しています。
ダム管理事務所では、陸揚げした流芥の中から再資源化の可能な流木を選別し、チップ化するなどしてリサイクルに努めています。
選別した流木やチップは無料配布を行っており、流木はインテリアや工芸の材料などに、チップはガーデニングやクッション材などに活用されています。
チップ化のながれ
流木やチップの活用例
流木や流木チップの配布については、事前にダム管理事務所にお問い合わせください。
問い合わせ先などの詳細は、「流木・流木チップの無料配布について」のページへ
ダムでは、多い時期には相模湖、津久井湖、丹沢湖合計で年間5,000立方メートルを超える流芥を陸揚げしており、その中には多くのごみ類が含まれています。こうしたごみ類は分別し、適切に処分しています。
ダムでの流芥処理は、下流河川にごみを流さずきれいな川や海を守るということにも一役買っています。
ダムには、プラスチック類(ペットボトル、発泡スチロールなど)、ビン、缶、廃タイヤなど様々なごみ類が流れ着きます。
これらは、だれかが捨てていったものが川に流されるなどして集まったものです。
湖や川は人々にたくさんの恵みと安らぎを与えてくれる美しい場所です。レジャーなどで訪れた際はごみを必ず持ち帰るようにして、一人ひとりが自然環境を守る意識を持ち、皆で環境にやさしい社会を築いていけたら良いですね。
SDGs未来都市である神奈川県は、持続可能な社会を目指すSDGsの具体的な取組として、深刻化する海洋汚染、特にマイクロプラスチック問題に取り組んでいます。
このページの所管所属は企業局 利水電気部利水課です。