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更新日:2024年12月16日

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「かながわプラごみゼロ宣言」―クジラからのメッセージ―

神奈川県はSDGsの推進に向け、「かながわプラごみゼロ宣言」を発表しています。

かながわプラごみゼロ宣言

目次

「かながわプラごみゼロ宣言」について県の取組「プラスチック使用製品の使用の合理化の促進」「プラスチックの再生利用等の促進」「クリーン活動の拡大等」LINE公式アカウントイベント情報賛同企業等の募集普及啓発・環境教育市町村の取組

新着情報

「かながわプラごみゼロ宣言」について

 プラスチックによる海洋汚染が今、世界規模で大きな社会問題となっています。2018年夏、鎌倉市由比ガ浜でシロナガスクジラの赤ちゃんが打ち上げられ、胃の中からプラスチックごみが発見されました。

 SDGs未来都市である神奈川県は、これを「クジラからのメッセージ」として受け止め、持続可能な社会を目指すSDGsの具体的な取組として、深刻化する海洋汚染、特にマイクロプラスチック問題に取り組みます。

 2030年までのできるだけ早期に、リサイクルされない、廃棄されるプラごみゼロを目指します。

(参考1)持続可能な開発目標(SDGs:SustainableDevelopmentGoals)

(参考2)SDGs未来都市

sdgs12 sdgs13 sdgs14 sdgs17

県の取組「神奈川県プラスチック資源循環推進等計画」

 県では、プラスチックの資源循環等の取組みを総合的かつ計画的に推進するため、令和5(2023)年3月に「神奈川県プラスチック資源循環推進等計画」を策定しました。

 計画では、次の3つを重点的に講ずべき方策と位置付け取組を進めています。

  1. プラスチック使用製品の使用の合理化の促進
  2. プラスチックの再生利用等の促進
  3. クリーン活動の拡大等

 「プラスチック使用製品の使用の合理化の促進」

 プラごみの排出を抑制するため、ワンウェイプラスチックなど過剰なプラスチック使用製品の使用削減、環境に配慮した製品の選択、なるべく長期間利用するといったプラスチック使用製品の使用の合理化を促進します。

ワンウェイプラの削減

使い捨てプラ、いわゆる「ワンウェイプラの削減」については、スーパーや生協、コンビニなどと広く連携し、推進していきます。

レジ袋いりませんエコバッグマイボトル

 「プラスチックの再生利用等の促進」

ペットボトルがペットボトルに再生される社会を目指して

 ペットボトルは、他のプラスチック製品に比べ資源としての価値が高く、ペットボトルへの再生(水平リサイクル)が何度でも可能です。

 ペットボトルは、国内全体で年間約254億本販売され、うち約87%がプラスチック製品等に再利用されていますが、ラベルやキャップの分別が徹底されていないことなどから、何度でもリサイクル可能なペットボトル材料としては、約29%とまだ少ない状況です。しかしながら、その割合は年々着実に増加しています。

 ペットボトルがペットボトルに再生される社会を目指して(PDF:310KB)

数値の出典:PETボトルリサイクル年次報告書2023(PETボトルリサイクル推進協議会作成)

(主な出典資料のリンク)

飲んだら3分別

 ペットボトルは、「ボトル」「ラベル」「キャップ」に3分別すると、リサイクルがしやすくなります。回収ボックスが一つの時も、分別してから入れてください。

 掲示物:「飲んだら3分別」(PDF:329KB)

ペットボトルの3分別

※印刷して、身近なリサイクルボックス付近にぜひ掲示してください。

かながわペットボトルモデル事業推進コンソーシアム

 県は、県民生活に最も身近なプラスチック製品である、ペットボトルの再生利用の推進から「かながわプラごみゼロ宣言」の実現を目指して、令和2年(2020年)3月に「かながわペットボトルモデル事業推進コンソーシアム」を発足しました。
 発足時記者発表資料(PDF:384KB) 設立趣意書(PDF:120KB)

 コンソーシアム発足式写真

令和5年度の取組

令和6年(2024年)1月~

同コンソーシアムの取組の一環として、神奈川県版脱炭素モデル地域である横須賀市内の一部地区に、投入口を下向きにした、異物を投入しにくい「新機能リサイクルボックス」を設置しました。

リサイクルボックス

新機能リサイクルボックスのページ

令和4年度の取組

令和5年3月17日
同コンソーシアムの取組の一環として、様々な業界のペットボトル水平リサイクルの取組を発表いただいた後、発表者と参加者の皆様で意見交換を行う「かながわペットボトル水平リサイクルオンラインセミナー(PDF:854KB)」を開催しました。内容は以下のページで紹介しています。

かながわペットボトル水平リサイクルオンラインセミナー

令和3年度の取組

令和4年(2022年)1月~2月
同コンソーシアムのモデル事業として、ペットボトル回収に関する実証実験を実施しました。
令和3年度神奈川県ペットボトル回収実証実験事業報告書(PDF:6,293KB)

ペットボトル水平リサイクル対応産業廃棄物処理業者(令和6年10月30日時点)

 ペットボトル水平リサイクルに対応可能な産業廃棄物処理業者の情報を掲載しています。
 排出する使用済みペットボトルの水平リサイクルを希望される排出事業者の皆様は、これらの処理業者にご相談ください。なお、家庭から排出され、一般廃棄物として市町村が回収するペットボトルについては対象外です。

 以下のリンクをクリックすると処理業者の連絡先等の詳細情報が確認できます。

業者一覧(エクセル:19KB) 業者一覧(PDF:218KB)

事業者名

(50音順)

対応可能な

回収エリア

排出荷姿・その他条件等
小澤商事株式会社

横浜地域

川崎地域

バラ、袋入り、どちらの状態でも対応可能

ビンや缶が混入した状態でも対応可能

ラベル、キャップが付いた状態でも対応可能

異物、飲み残しが多い場合は対応不可

持込可能

1回あたりの搬入量の制限はなし

神奈川環境開発(株)

県央地域

湘南地域

ビンや缶が混入した状態でも対応可能

ラベル、キャップが付いた状態でも対応可能

ごみの混入が多い場合は対応不可

(株)神奈中商事 県全域

バラ、袋入り、どちらの状態でも対応可能

缶が混入した状態でも対応可能
缶、ペットボトル以外の混入や、1回あたりの搬出量が少ないと対応できない場合があります。

(株)カネダ 県全域

バラ、袋入り、どちらの状態でも対応可能

ビンや缶が混入した状態でも対応可能

異物、飲み残しがない場合対応可能

ラベル、キャップが取り外し済みの場合なお望ましい

キャップはワクチン寄付の為、別途回収可能

(株)国岡商会

県全域

ビンや缶が混入した状態でも対応可能

1回あたりの排出量が極端に少い、また異物の混入が多い場合は対応できない場合があります

(株)グーン

横浜地域

川崎地域

横須賀・

三浦地域

異物混入のない状態で対応可能

キャップを取り外した状態で対応可能

三誠企業(株) 横浜地域

ビンや缶が混入した状態でも対応可能

ルート回収で対応可能

一般廃棄物(事業系ごみ)も含めた回収サービスとなります

三友環境サービス(株)

県全域

ビンや缶が混入した状態でも対応可能

ラベル、キャップが付いた状態でも対応可能

1回の収集量の制限無し

業者様からの自車搬入での持込可能

飲料容器自動選別処理ラインを完備した中間処理場保有

(株)春秋商事 横浜地域

異物混入のない状態で対応可能

ラベル・キャップが付いた状態でも対応可能

1回あたりの搬出量が極端に少ない場合や、異物が多い場合は、対応できない場合があります

中央カンセー(株)

県央地域

湘南地域

ラベル・キャップが付いた状態でも対応可能

ビンや缶が混入した状態でも対応可能

異物が多い場合は、対応できない場合があります

都市環境サービス(株)

県全域

ラベル・キャップが付いた状態でも対応可能

ビン、缶が混ざったペットボトルは対応不可

日本ダスト(株)

川崎地域

湘南地域

ビンや缶が混入した状態でも対応可能

ルート回収で対応可能

一般廃棄物(事業系ごみ)も含めた回収サービスとなります

ベストトレーディング(株)

県央地域

ビン、缶が混入したペットボトルでも対応可能

異物混入が多い場合は、対応できない場合があります

(株)マルコ

横浜地域

川崎地域

横須賀・

三浦地域

湘南地域

ビン、缶が混入したペットボトルでも対応可能

ラベル・キャップが付いた状態でも対応可能

異物混入や回収場所、回収量により費用が異なります

リネックス(有) 県全域

ビン、缶が混入したペットボトルでも対応可能

異物が多い、汚れの酷い物は対応できない場合があります

引き続き、ペットボトル水平リサイクルに対応可能な産業廃棄物処理業者を募集しています。
対象事業者の条件や応募方法など、詳細は以下のページからご確認ください。

ペットボトル水平リサイクル対応産業廃棄物処理業者について

 「クリーン活動の拡大等」

 「クリーン活動の拡大」については、この活動に参加する県民や企業・団体をさらに増やすことで、プラごみをポイ捨てしない意識を醸成していきます。

 また、不法投棄対策を推進するため、河川での監視を強化し、ドローンを用いたスカイパトロール等を実施します。

 さらに、協定を締結した団体、企業等と連携・協力した監視活動を実施します。

STOP!不法投棄ポイ捨て禁止ゴミ拾い

 LINE公式アカウント「かながわプラごみゼロ情報」

LINE公式アカウント「かながわプラごみゼロ情報」を開設し、プラごみ削減に関するイベント情報や企業等と連携した取組、クリーン活動の情報などを発信しています。

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 イベント情報

「神奈川県ワンウェイプラ削減オンラインフォーラム」を開催します新着

「かながわクリーンアクティブ・オンラインフォーラム」を開催します新着

さかなクンのギョギョッとびっくり!プラごみゼロ教室2024を開催します新着 

 

「かながわプラごみゼロ宣言」に関連したイベントについて、随時掲載します。
 LINE公式アカウント「かながわプラごみゼロ情報」を友だち追加すると、LINEからもイベント情報が届きます。

これまでのイベント

 賛同企業等の募集

 本宣言の趣旨に賛同し、ともに取組を進めていただける企業等を募集しています。詳しくは以下のページをご覧ください。

賛同企業等を募集します!

「かながわプラごみゼロ宣言」の普及啓発・環境教育

学習教材動画・ワークシート・自宅学習用ワークシート

 主に小学生を対象とした、プラスチックごみ問題に関する学習教材動画とワークシートを作成しました。プラスチックごみへの関心や理解を深めるためにぜひご活用ください。動画は5部構成になっています。

動画の視聴は、以下のリンクをクリックしてください。

学習教材動画

ワークシートは、以下のファイルをダウンロードしてご使用ください。

ワークシート(PDF:233KB)

自宅学習用ワークシート

学習教材動画(1)から(5)を見ながら、小学生がひとりでも楽しくプラスチックごみ問題を学ぶことができるように、自宅学習用のワークシートを作成しました。ぜひ、ご活用ください!

★自宅学習用ワークシート★(PDF:410KB)

 ↓学習教材動画の中にヒントがあるよ。全部終わったら答え合わせをしてみよう!

★自宅学習用ワークシート(解説編)★(PDF:715KB)

普及啓発動画・作品

「かながわプラごみゼロ宣言」を象徴する動画・作品を作成しました。

動画では、ペットボトルの3分別やビーチクリーンなどを通じて自然を大切にすることを表現しています。環境学習やイベント等でぜひご活用ください。

動画の視聴は、以下のリンクをクリックしてください。

プラごみゼロ宣言普及啓発動画
The Moment.

作品解説

 利便性のみを追求してきたこれまでの社会。使い捨てのプラスチックごみで汚れてしまった海…。
 いま、「このままではいけない」と私たちは気づき、行動を起こそうとしています。
 この作品は、私たちの選択で豊かな未来を創っていきたい、という願いを込めて描かれました。
 左から「利便性のみを追求してきた社会(過去)」「気づきの瞬間(現在)」「私たちが選ぶ未来」を表現しています。

アーティスト紹介:Kensuke Takahashi

 横浜市出身在住のペインター。確かな描写力・緻密なテクニック・現実を飛び越える自由な発想力で、あえて画風を決めずに描くスタイルは自身の作品制作の他、店舗内外壁面への壁画提供・ライブペインティングイベント出演、ミュージシャンへのCDジャケットアート提供など、活動の幅を多岐に広げている。

かながわプラごみゼロチャレンジ

 一人ひとりがプラスチックごみ削減に向けた取組みを実行できる「マイエコ10宣言(プラごみゼロ宣言バージョン)」を「かながわプラごみゼロチャレンジ」に名称変更しました。できそうなことを選んで実践してみましょう。

行動メニュー(PDF:674KB)

市町村の取組

 座間市との連携事業

 令和4年11月6日開催の「座間市美化デー」では、座間市とサントリーコーヒーロースタリー株式会社、サントリーホールディングス株式会社、株式会社リテック、小田急電鉄株式会社、神奈川県、環境省が連携して「新しいリユースの形」を提案しました。
 この事業は、環境省の「令和4年度使用済製品等のリユースに関する自治体モデル実証事業」にも採択された、日本初の取組です。

新しいリユースの形

 市民の方がお住まいの周辺で雑草や小枝を刈り取り、その草木は従来のプラスチック製のごみ袋ではなく、コーヒー豆が入っていた麻袋に入れます。
 草木を入れた麻袋は、袋ごとバイオマス発電の燃料や肥料として活用されます。

 「座間市美化デー」の詳細は、座間市ホームページをご参照ください。

県内市町村の取組

 県内の市町村のプラごみゼロに向けた取組を紹介しています。

 詳しくは以下のページをご覧ください。

このページに関するお問い合わせ先

このページの所管所属は環境農政局 環境部資源循環推進課です。