65歳を超える方で、当所から犬猫の譲り受けをご希望の方へ
原則65歳以下の方が譲渡対象ですが、「当所における譲受の条件等」を満たしている方には、あらためて状況を確認させていただいておりますので、ご不明な点も含めて遠慮なくお問い合わせください。
当所における譲受の条件
- 譲渡前講習会を受講した方であること。
- ※受講された方のみが、犬・猫の譲受を受けることができます。
- 神奈川県又はその隣接都県(東京都、山梨県及び静岡県)に在住であること。ただし、居住区域は、東京都の離島区域等、譲受時の動物移動に要する時間が著しく長時間にわたる場合を除きます。
- 飼育場所において、動物の飼養が認められていること。
- 譲り受けようとする犬、猫の習性、生理等を理解し、適正に最期まで飼うことができる状況にあること。
- 動物を飼養できなくなったときの預け先があること。預け先予定者は65歳以下の方に限ります。(同居の方も可)
※例えば、これまでに譲り受けた方は、親族の方(子ども、従弟妹等)などを預け先予定者にされています。 - 家族全員が譲渡を受ける動物の飼養に賛成で協力しあえること。ご家族に動物に対するアレルギーをお持ちの方がいる場合は、面接時に個別にお話を伺います。
- 誓約書の内容を遵守できること。
譲渡対象動物(面接によりご希望を踏まえ選定させていただきます)
- 犬:おおむね10歳以上の小型犬
- 猫:おおむね10歳以上の猫
※近年、適正飼育の高まりにより、犬猫の寿命は長い子で20歳を超える子達も増えてきました。
そのため、家族の一員として、最期までご自身にお世話をしていただけるよう、個々のご事情に応じて犬、猫の譲渡対象年齢をおおむね10歳以上とさせていただいております。
実際のお迎え例(犬)
- 飼い主:66歳(夫婦と30代の子、3人暮らし)、犬の飼育経験有
- 65歳以下の預け先予定者:親族(40代の子)
- 飼育環境:屋内(持ち家戸建て)
- 譲り受けた動物:小型犬、9歳、オス(去勢済)
- 面接の中で:中~高齢以上の小型犬の譲受に御理解をいただきました。また、以前に複数の犬の飼育経験をお持ちであり、飼育していた犬で通院や介護のご経験もありました。ご夫婦で協力してお世話をしていただけること等もお伺いし、決定させていただきました。
- 飼い主コメント:「近所でもかわいいと人気者です。帰宅時も玄関でお迎えしてくれまして、家族みんなで可愛がっています。」
実際のお迎え例(猫)
- 飼い主:69歳(夫婦2人暮らし)、猫の飼育経験有
- 65歳以下の預け先予定者:親族(従弟妹)
- 飼育環境:屋内(持ち家戸建て)
- 譲り受けた動物:猫、中型、12歳、メス(避妊済)
- 面接の中で:飼い主様の年齢に応じた猫の譲受を御理解いただきました。また、FIV弱陽性の猫でしたが、過去に猫の飼育経験をお持ちでもあり、病気と付き合いながらの終生飼養に御理解をいただけたことなどをお伺いしたうえで決定させていただきました。
- 飼い主コメント:「新しい家族を迎え家庭がより明るくなりました。これからも可愛がっていきます。」
譲り受ける前にご確認いただきたいこと
- ご自身の年齢を考えて、本当にその子を最期までご自身でお世話ができますか。
- 動物たちも高齢になるにつれ、動物病院へ頻繁に通院することが多くなります。また、病気になった場合、高額な獣医療費等を負担していただくこととなります。その経済的余裕はありますか。
- 動物の状態にあわせた処方食が必要となります。(お世話する覚悟がありますか。)
- ご自身は、犬の散歩に毎日行ける健康状態ですか。
- ご自身に急病等不測の事態が生じたとき、すぐにかけつけて動物のお世話をしてくれる方は近くにいますか。(その方も面接に立ち会っていただくことは可能でしょうか。)
- すでに先住動物を飼育している場合は、先住動物のお世話に専念して愛情を注いであげてください。
当所の犬猫からのメッセージ
僕たちは一度、飼い主さんから見放されています。どんな事情があったか分からないけど、最期まで一緒に、家族として暮らしたいです。
できれば自分だけ取り残されて預け先には行きたくないので、飼い主さんと僕たちの年齢を考えて選んでくれると嬉しいです。
一緒に暮らしていく中で、ご飯もたくさん食べるし、毎日散歩もしたいし、きっと病気にもなるので、けっこうなお金がかかります。鳴き声や糞尿などでご近所に迷惑をかけるかもしれませんが、大丈夫ですか。