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更新日:2023年8月31日
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神奈川県の広報紙「県のたより」のページです。毎月1日(4月号は3月31日)発行。WEB版では、バックナンバーもご覧になれます。
「家庭の中からの防災」を基本に女性防災クラブ平塚パワーズは、防災の知恵を地域や学校などを訪れてお伝えしてきました。身近にあるものを防災や減災に生かす、段ボールトイレの発想は被災地に届く支援物資の多くが段ボール箱に入っていることを知り、これなら材料に使えると考えたからです。防災の知恵を知っていれば、命を落とさなくてすみます。タオルの防災頭巾、被災時の応急手当てや調理・・・、どのアイデアにも祖父母や親たちから聞いた関東大震災や戦災などの苦難を乗り越えてきた経験が生かされていると感じます。世代を超えて受け継がれてきた先人の知恵を、できるだけ多くの方に伝えていきたいですね。
女性防災クラブ平塚パワーズ
会長/神奈川県防災会議委員
菅野 由美子(すがの ゆみこ)⽒
女性防災クラブ平塚パワーズ
阪神・淡路大震災を契機に、有志の女性約30人で立ち上げられたボランティア団体。平塚市内にとどまらず、県内外で防災啓発を行う。「防災功労者内閣総理大臣表彰」「防災まちづくり大賞」などを受賞。
防災減災パワーズブックで
さまざまな防災アイテムを詳しく
紹介しています。
作り方・使い方について詳しくは
段ボールトイレの作り方
大小2つの段ボール(サイズは目安)
補強用段ボール
※雑誌や古着でも代用できます
ポリ袋
(サイズは目安)
粘着テープ
1
Aを横向きに置いてBの大きさに合わせて印をつけ、短い方の一辺を残して5㎜内側を切って、便座とふた部分を作ります。
2
Bのふた部分は粘着テープで外側に固定し、奥に補強用段ボール1を入れてからBをAの中に入れます。
3
AとBの隙間のサイズに合わせた補強用段ボール2〜4を粘着テープで巻いて詰めます。Aを閉じ、しっかり粘着テープで補強します。段ボールは水に弱いので、便座部のふた部分もしっかりテープでカバーします。
<上から見た図>
4
ポリ袋大を全体にかぶせ、内側にポリ袋小をセット。水分を吸収しやすくするため、小の袋に新聞紙をちぎったものや紙おむつなどを入れて使用します。消臭用にペット用の砂などを入れるとベスト。
キッチン用ラップの内側は空気に触れていないのでとても清潔。災害時のけがの手当てに使えます。
バスタオルにタオルなどを仕付け糸で縫い付けたグッズ。
非常用持出品を収納でき、折り畳むと頭巾にもショルダーバッグにもなり、避難所では枕代わりに使えます。
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