更新日:2024年4月4日
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淡水魚類図鑑
スズキ目ハゼ科ヨシノボリ属、川にすむハゼ科の代表的な魚で、数も多く、流れの緩やかなところから流れの速いところ、湖や池まで幅広く分布しています。
産卵期は初夏で、砂に埋まった石の下に産卵室を作り。雄が卵を守ります。
ふ化した仔魚はすぐに川を下り海で2から3ヶ月間暮らし、2cmほどになると再び川に戻ってくる両側回遊性(アユと同じ)の種が多いです。しかし、一部の魚は海へ下らず、湖や池を海の代用とする陸封型のヨシノボリ属もいます。
ヨシノボリ属は、近年の研究により分類が細分化され、一部の種については研究者間でも未だ論争中です。
相模川水系(相模川と中津川)では、このうちの5種は確実に分布していますが、今後の精査により種数は増減する可能性があります。
ヨシノボリ属は腹びれが吸盤状に変化し、滝やせきなどの障害物を越えて上流へ行くことが出来ます。
ミミズをエサに釣りをしていると、外道でかかり、ダボハゼなどと呼ばれていますが、水槽でも飼育しやすく、子供たちには人気があります。
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吸盤 |
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垂直の滝でも、流れの弱いところを探して登っていきます。 |
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大きな方(6から7mm)は、ふ化直後のヨシノボリ属の仔魚 |
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海から遡上したばかりの稚魚 全長20mm弱 |
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春から夏にかけて、海から川に群れでそ上します。 |
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カワヨシノボリ(真光寺川) |
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![]() 雄の尾鰭のつけ根は黄色から橙色の班紋がある。 |
旧トウヨシノボリ類(現在、複数種に分類されています。) |
![]() 体に横班、ほほにミミズ状の線がある。 |
![]() 尾鰭のつけ根にカモメのような黒班がある。 |
シマヨシノボリ |
![]() 体側に断続的な黒色縦帯がある。胸鰭のつけ根に細長い斑紋がある。 |
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クロヨシノボリ |
![]() 胸鰭のつけ根の上方に、黒色の斑紋がある。 |
![]() 尾鰭のつけ根に上下に長い黒斑がある。 |
オオヨシノボリ |
![]() ほほにルリ色の点がある。 |
尾鰭のつけ根にカタカナの「ハ」のような黒斑がある。 |
ルリヨシノボリ |
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