ホーム > 神奈川県記者発表資料 > 神奈川県とオハイオ州立大学、医療法人徳洲会、日本空港ビルデング株式会社は、医療・ヘルスケア分野の国際貢献に関する覚書を締結しました
初期公開日:2025年2月5日更新日:2025年2月5日
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神奈川県と米国オハイオ州立大学(OSU)(ウェクスナー医療センター)、医療法人徳洲会(湘南鎌倉総合病院)、日本空港ビルデング株式会社は、最新の医療技術の発信や未病コンセプトの普及、国際医療人材の育成や研究開発等、医療・ヘルスケア分野でのインド・太平洋を中心とした地域における国際貢献に資する取組の連携を強化するため、覚書を締結しました。
この取組を具体化するため、オハイオ州立大学と医療法人徳洲会が連携した、Ohio State-Tokushukai Joint Clinic in Tokyo-Haneda~International ME-BYO Center of Excellence~(国際未病・医療センター)(仮称)を東京国際(羽田)空港旅客ターミナルビル内に開設するとともに、湘南鎌倉総合病院内において、日米医療の発展に貢献し、併せて研究や医療研修の協力も検討します。
別紙 オハイオ州立大学、医療法人徳洲会、日本空港ビルデング株式会社及び神奈川県との医療・ヘルスケアの国際貢献に関する覚書(PDF:565KB)(別ウィンドウで開きます)
米国オハイオ州の州都コロンバスに位置する、全米最大規模の州立総合大学。15の学部と300以上の研究所を有し、国内外の地域社会が直面する技術、社会、環境等の課題に対応している。総学生数65,000人。250の学士課程及び270の修士・博士課程等を有し、これまでに157カ国、60万人以上の卒業生を輩出している。2024年1月、著名な高等教育および軍事指導者、テッド・カーター・ジュニア氏が第17代学長に就任した。
米国有数の学術医療機関である同大学ウェクスナー医療センターは、広範な分野で医療サービスを提供している。北米有数の総合的な健康科学キャンパスを持ち、革新的研究により、いち早く効果的な治療法を患者に提供している。24,000人の医療従事者を有し、研究、教育、患者ケア、地域社会への貢献を通じて、オハイオ州のみならず世界の人々の健康増進に貢献している。
1973年、徳洲会第1号病院の徳田病院(現・松原徳洲会病院)を開設した後、1975年に設立された、徳洲会グループの中核をなす医療法人。徳洲会グループは日本国内において、79の病院をはじめ、42の介護老人保健施設、54の訪問看護ステーションなど、約400の医療・介護・福祉施設・事業所を有し、職員数約43,000人を数える国内最大の民間医療グループ。“生命(いのち)だけは平等だ”の理念を掲げ、「いつでも、どこでも、誰もが最善の医療を受けられる社会」を実現するため、離島・へき地医療に力を入れている。また、国内だけに留まらず、アジア・アフリカなど開発途上国への国際医療協力にも積極的に取り組んでいる。さらに、徳洲会グループの職員らで構成するNPO法人TMAT(徳洲会医療救援隊)を組織し、国内外の被災地で、災害医療活動にも尽力している。
(注記)施設数は、いずれも2025年1月15日現在。
徳洲会グループの基幹病院である湘南鎌倉総合病院は、1988年に神奈川県鎌倉市に開設され、徳洲会の理念である“生命だけは平等だ”の下、24時間365日、医療サービスを提供する669床の急性期総合病院。救急搬送受け入れ件数は年間15,000件を超え、地域がん診療連携拠点病院として、先進医療を始め積極的にがん診療も行っている。診療のみならず研究や教育にも力を入れ、またアジア・アフリカ諸国への人道的支援を病院としても取り組んでいる。
1953年に設立され、東京国際空港(羽田空港)を中心に顧客本位(利便性・快適性・機能性)の旅客ターミナル運営を目指し、施設管理運営業、物品販売業、飲食業を展開。「公共性と企業性の調和」を基本理念とし、公共性の高い旅客ターミナルを運営する責任を果たすため、絶対安全の確立を重要経営方針とし、より魅力のある東京国際(羽田)空港の発展および価値向上に向けて取り組んでいる。
県では、SDGsの達成にもつながる取組として、健康長寿の実現や新しい産業・市場の創出に向けた「ヘルスケア・ニューフロンティア」の施策に取り組んでいます。
問合せ先
神奈川県政策局いのち・未来戦略本部室
連携調整担当課長 長澤 電話 045-210-3281
企画グループ 勝俣 電話 045-210-3269
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