農産物の上手な利用法(キウイフルーツジャム(セミプレザーブタイプ)/材料)
「農産物の上手な利用法」のページでは、オープンラボで実験された農産加工実験や神奈川県農業技術センターの過去の研究成果を紹介しています。
キウイフルーツ
(皮剥き・完熟未追熟果) 1,300g
砂 糖 1,000g |
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★キウイフルーツ
キウイフルーツは中国の南西部を原産とする、マタタビ科のマタタビ属の雌雄異株の落葉性のつる(蔓)性植物です。学名はActinidiaChinensisPlanch.といいます。日本ではキウイフルーツというニュージーランドでつけられた呼び名が一般的ですが、和名はチュウゴクサルナシといいます。
ニュージーランドには1900年代の初期に導入され、品種改良が進み、ヘイワード、アボット、モンティなどの品種が育成されています。日本での栽培は1970年頃から始まっています。また、近年になって中国からいろいろな品種が導入され、果形が大きいもの、リンゴのような形のもの、果肉が紅色・黄色のもの、ビタミンCの多いものなどが選抜されています。
キウイフルーツの栽培管理は温帯の果樹として管理すると結果が良いといわれ、ミカンの栽培が可能なところは栽培に適しているといわれます。5月下旬に淡黄色の花を咲かせ、10月下旬から12月上旬にかけて堅い果実を収穫します。キウイフルーツは木になったままでは軟らかく熟さないからです。堅い果実を冷蔵すると3~5ヶ月くらい保存できます。
キウイフルーツのの堅い果実ではデンプンを5~8%くらい含んでいますが、追熟によりデンプンが分解されブドウ糖や果糖になり、甘味が増します。ペクチンは果実類の中でも多く含まれ、食物繊維の給源として、またジャムの原料として優れています。
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