更新日:2025年3月10日
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不育症の情報についてお知らせしていくページです
妊娠はするけれども、流産、死産や早期新生児死亡などを繰り返し、結果的に子どもをもてない状態をいいます。
不育症のリスク因子には、子宮形態異常、甲状腺機能異常、夫婦染色体構造異常などがあり、検査をしても明らかな異常が判らない方もいます。
「不育症管理に関する提言」改訂委員会が作成した「不育症管理に関する提言2021」において、臨床的エビデンスが十分にある【推奨検査】として挙げられている検査は下記のとおりです。
子宮形態検査 | 子宮卵管造影検査などで、子宮の形態異常の有無を検査します。 |
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抗リン脂質抗体 検査 |
血栓を起こしやすくする、抗リン脂質抗体の有無を検査します。 |
夫婦染色体検査 | 夫婦の染色体を検査(血液検査)します。 |
内分泌検査 | 甲状腺ホルモン、血糖値検査などで、甲状腺機能、糖尿病などを検査します。 |
流死産胎児絨毛 染色体検査 |
流死産した際に、胎児の染色体を検査します。 |
「不育症管理に関する提言」改訂委員会が作成した「不育症管理に関する提言2021」において、リスク因子ごとの治療内容が示されています。
(1)子宮形態異常
(2)抗リン脂質抗体症候群
(3)夫婦の染色体構造異常
(4)甲状腺機能異常
(5)夫婦染色体構造異常がない原因不明不育症に対する着床前胚染色体異数性検査
(6)プロテインS欠乏症
(7)第Ⅻ因子欠乏症
(8)リスク因子が特定できない場合
(9)不育症カップルへの心理的サポート:テンダー・ラビング・ケア
(10)難治症例に対する治療法
(11)反復性化学的妊娠
(12)着床不全
(13)治療を行っても再度流死産となった場合
※具体的な治療内容については、「不育症管理に関する提言2021」(PDF:2,224KB)をご覧ください。
母子保健グループ
電話 045-210-4786
このページの所管所属は健康医療局 保健医療部健康増進課です。